海を眺めて

土讃線 安和 2016年10月_11108b

    土讃線 安和    2016年






土佐の黒潮を眼前に望む駅。ほんのついで撮りをお立ち台で。


下の写真はごくごく簡素な待合小屋の中にある「らぶらぶベンチ」。

ご覧の通り座面がVの字になっており、表面はツルツルだから此処にカップルが座ったら。

けしからんベンチのせいに出来るという趣向らしく。

まあらぶらぶじゃなくともロケーションは最高だし、天気が良くて時間があるなら海を眺めてまったり過ごしてみたい駅。






土讃線 安和 2016年10月_11107b





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[ 2017/05/25 21:20 ] 最近の旅 西日本 | TB(0) | CM(0)

” HIGAHASU ”   Singing in the Sunset  5

higahasu20170121_13522take2b.jpg

   東北本線 蓮田    2017年1月








「ライザップ行け。」と周囲がうるさいが、つまらんフィットネスなんぞで不毛な体力を使うより、

思い立ったが吉日で蓮田界隈をうろうろする方が、余録も付いたクリエイティブな運動になるというものだ。

もう大分前ながら冬晴れに誘われて久々に行ってみました。









higahasu20170121_13582take2b.jpg






どういうネタか知りませんがこんなんも来ました。屋敷森もエグゾーストに揺れて。







higahasu20170121_13542take1b.jpg







この時期はカシ通過と日没がほぼ同時。薄い雲が掛かって空のほのかな彩りがなかなかだったので。

本日の総歩数は2万歩。よしよし。








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[ 2017/05/23 22:32 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(4)

山笑う

kominato201704_15390take2b.jpg

   小湊鉄道 養老渓谷   2017年4月








狂騒の桜の季節を敢えて避ければ、落ち着きを取り戻した沿線に春は溢れて。

まだあるよと山桜も迎えてくれた。









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[ 2017/05/21 15:07 ] 小湊鉄道・いすみ鉄道 | TB(0) | CM(0)

価値あるもの

蒲原鉄道 大蒲原駅 吹雪とED1 3 1983年2月 16bitAdobeRGB原版 take1b2

   蒲原鉄道 大蒲原    1983年







黎明期の古典電気機関車に造詣がある方なら、昨今の東芝経営危機のニュースには複雑な想いもあるのではないか。

米企業 「ウエスティングハウス」である。


かつて電気機関車をはじめ産業の世界に電気動力という革新的な技術を持ち込んだウエスティングハウス (以下WH)の歴史は、

それまでの産業動力の主流であった蒸気機関に代わるものをもたらしたし、それは第二の産業革命を担っていたとも言えよう。

時は流れ、原発という現代の巨大インフラをも手掛けるメーカーになっていた事は今回の一件で初めて知った。


日本の鉄道におけるWHといえば、大正末期から昭和初期にかけて輸入された独特な凸型形状の小型電気機関車のイメージが強い。

上の写真がそれであると言いたいところだが、この蒲原鉄道ED1は1930年日本車両製の歴とした純国産機関車である。

しかしその形状と言えば正真正銘のWH製で今も現役の弘南鉄道ED22に細部まで酷似している。

WHのパクリかと言われる由縁だが今も昔も知的財産権にはうるさいお国柄であろうし、そのあたりの事情はよく分からない。

いずれにしても真似を通じてその構造を一から学んだのだろうと思う。国産電気機関車の師でもあった訳だ。

思えば東芝も名だたる電気機関車メーカーである。

その礎を学んだ会社を逆に傘下に入れるとは弱肉強食の資本の論理でしかないが、結果的に一蓮托生の破綻を被る事になるとは皮肉という他ない。


げに恐ろしいのは「企業価値」という見えざるものである。価値とはその製品の手触りと重さで確かめられるものばかりではないらしく。

人が財産、信用が財産という無形の価値を重んじる企業理念は昔からあった。

しかしそれらも全て株価という市場の評価に内包され、ひいては企業価値として絶対数値化されるのだという。

絶対価値を定める市場という奴は、それ程に神の如く万能で明察なものなのだろうか。


今も昔も限定少量生産の鉄道車両は、試作機だの発注流れだのいわくつきの品が時折出る事があり、

経営の苦しい田舎の鉄道が飛びついて安く買い叩くというのも往々にあったらしい。

このED1も試作機をちゃっかりお得にゲットしたという事情だったのだろうか。

しかし全身を武骨なリベットで固めた「製品」はこの雪深い越後の地を70年にわたって走り続け、除雪に貨物輸送に奮闘してその終焉まで経営を支えた。


価値とはそういうものではないか。




今は文化財としてこの地に眠る。

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kanbara201509ED1マスコン_4387take1b






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[ 2017/05/18 21:42 ] 昔の旅 蒲原鉄道 | TB(0) | CM(2)

Requiem

秩父鉄道1 1982 55mm_15884原版take1b

   秩父鉄道  上長瀞    1982年










生を急ぎ過ぎたS君に捧ぐ。


35年前のこの時、君はそこに居ただろうか。

思い出せない。












秩父鉄道2 1982 55mm原版take1b






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模型のような

上田交通1 198年 月 日 16bitAdobeRGB原版take1b2

   上田交通  八木沢    1982年






いかにも地方私鉄な、独特な形態の駅舎である。そのまま「地鉄電車」のジオラマになりそうな。

この駅舎は今も残っているようだが、妙にスッキリした最近の写真を見れば変わっていないのは駅舎だけというのに気付く。

農家の納屋の裏側を見るような、この愛しきゴチャゴチャ感。






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わたらせ 花暦  その8     花明かり

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   わたらせ渓谷鐵道  大間々     2017年4月









花明かりとはよく言ったもの。

家路につく人々を乗せた下り列車を見下ろしつつ。

宵闇に抗う満開の桜花は、何処か狂気さえ含んだ妖しい明かり。


やがてそれも夜に沈んで花の暦は静かに通り過ぎる。

また来年。



( わたらせ 花暦   おわり )











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    上神梅






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[ 2017/05/12 22:01 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(6)

わたらせ 花暦  その7      淡春

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   わたらせ渓谷鐵道 小中   2017年4月






峠道を振り返れば。

新緑に早くとも、季節が巡る狭間の淡い気配もまた饒舌だったりする。

今日最後の光の中を。







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[ 2017/05/10 20:23 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(4)

わたらせ 花暦  その6      のたりと春

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    わたらせ渓谷鐵道 本宿    2017年4月









うららかな陽気はまどろみを誘う。傾く夕陽すらいつまでも空にある。

ローカル線のリズムはのたりと流れる春の時間に似て。









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    大間々







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[ 2017/05/08 20:35 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(6)

わたらせ 花暦  その5      あかがね色

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  わたらせ渓谷鐵道  大間々    2017年4月








美意識以前にデリカシーに欠けるカラーリングの鉄道車両が増えた。

従来の塗装に代わり複雑な模様の類を容易に貼りつけられる「カッテイングシート」の発達が、

余計それを煽っているようにも思えるが。

ローカル鉄道の目的がどんどん観光にシフトしているのはやむを得ないところもあるが、

珍妙にケバケバしく騒々しい塗装が遊園地気分で人を呼ぶとでも思っているなら浅過ぎる。

( わ鐵の近隣のSLが走っている鉄道の気動車色なんぞ目を覆わんばかりだ。 )


足尾銅山にちなんだ「あかがね色」というわ鐵の塗装は秀逸だと思う。

その存在を主張し過ぎる事も無く、美しき日本の自然や穏やかな里山との調和を乱さず優しく溶け込む色。

一時の遊園地気分では一度来たら終わりだ。

さりげなく風土とひとつになったローカル鉄道の在りようこそが人の心を動かし何度も足を運ばせるのだ。

最近の新型車はクリームを入れたツートンだが、それもまあなかなか悪くない。

安手のデザイナーなんぞに丸投げして遊ばれるのでは無く、それもまたふるさとの景色である鉄道の塗装の在り方を深く考えてもらいたく。









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   小中






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[ 2017/05/06 20:08 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(8)

わたらせ 花暦  その4      朝が来た

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  わたらせ渓谷鐵道  上神梅    2017年4月






駅に朝が来た。 春が来た。







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   上神梅


「花桃を生けてみたのよ、綺麗でしょ。」   



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   上神梅  


警報音もどこか軽やかだ。



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   上神梅


ジャージが真新しいのは新入生? 心なしか多い気がするのに安堵。



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   上神梅


「ふるさと駅長」の朝の巡回終了。遅れていた白系の花桃も、もうすぐ満開。











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[ 2017/05/04 18:51 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(4)

わたらせ 花暦  その3      雨のち晴れ

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   わたらせ渓谷鐵道  大間々    2017年4月








土の匂いと花の香り。

天気は猫の目のように変わりながら、花の季節は進んでゆく。









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   大間々








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[ 2017/05/02 22:00 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(2)

わたらせ 花暦  その2     花桃

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  わたらせ渓谷鐵道  神戸    2017年4月







第三セクター化の後、観光客誘致にと線路際に植えられた花桃は今や車窓に溢れるようだ。

乗り切れぬほどの乗客は営業的成功の証しであるけれど、

都会人が心解かれるひとときは、お金に換えられぬものでもあるだろう。









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    神戸






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[ 2017/04/30 22:02 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(4)

わたらせ 花暦  その1     気まぐれな、春。

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   わたらせ渓谷鐵道 大間々    2017年4月









関東以西の3月の冷え込みは膨らみかけた花芽を再び閉じさせてしまったらしく。

桜の季節にとんだスカシを食わされた諸兄も多かったのではなかろうか。

例年より1週間は遅いと思われるわたらせ沿線も例外では無いのだが、

もとより標高差のある同鉄道、気まぐれな花のピークを探して春の野を右往左往。










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[ 2017/04/28 19:43 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(6)

DD51を作っています。  着手

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プラモデルの常として箱が完成品の体積の数十倍にも及ぶのは常識ながら、

置物状態になっている「アオシマDD51」の巨大過ぎる箱をいよいよ始末しなければという、切実な状況もあって。

しかし部品総点数1200点、これは重すぎるぜ、D子ちゃん・・・。


経験上、こういう超大物を最後まで投げ出さない為には技術云々以前に「モチベーションの維持」が鍵を握る。

その秘訣は「小さな完成を積み重ねる事」にある。

幸いな事にこの模型、エンジン、台車、キャブ内部などが独立して完成させられる造りになっているから、

それぞれを塗装やディティールアップを含め順番に完成に持ち込んでモチベーションを加速させ、

その勢いに乗り最後の総組み立ては怒涛の寄りで一気に決着をつける、というメンタル戦略で何とかなるかとココロが決まるまでにひと月かかった。


次に大事なのは「道具」である。

エコーモデルの阿部さん曰く「模型製作に一番大事なもの? そりゃあ切れるヤスリだ。」というのはさすがに製作現場の実情を熟知された至言と思う。

猿の尻のようにツルツルなヤスリ程モチベーションを損なうものは無いのだ。

しかしあまりに長いブランクを経た風太郎の道具はおよそ心許ないものがあり、

長年愛用したニッパーは行方不明、ヤスリはツルツル、接着剤はシンナー分が飛んでドロドロ、エアブラシもほとんど固着しているとあっては。

足りないものを買い揃え、再整備にまたひと月。一体いつになったら実作業が始まるのか。長丁場になりそうである。








( 写真展漫遊録 )



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行きあたりばったり、良く言えば写材との一期一会の偶然を頼りにする身からすれば、

周到な準備と演出に基づく写真は何処か近寄り難い異世界ではあるけれど。

CG・合成一切無し、全部本物の生花と野生の花々の饗宴のなかに艶やかな女性モデルをブチ込んだ、

その精緻かつ絢爛たる作り込みには茫然となる程だ。(あるカットは5千本のバラを配したという。)

絵画の「オフィーリア」も連想させるが、花と女性に共通して内在するエロティックは泉が滴るような命の象徴でもあるか。

いずれにしても一人の写真家の情念のみで実現するものでもなく、モデルやスタイリスト、メイクアップ、フラワーコーディネート等々、

チーム全体がひとつの美意識を共有する事から生まれるエネルギーに圧倒されるのだ。


ネットを始めとする写真の発表手段の多様化は、リアルな空間としての「写真展」の在り方にも変化を促すとされる。

ただ単に写真を並べるだけでなく映像やサウンド、ディスプレイなど、ある種のインスタレーション的な空間演出こそ写真展のみの特権であると。

メイキング映像から実物のフラワーディスプレイ、果ては写真から飛び出したような白いドレスの美女による写真集販売という徹底した演出にはやられました。

メイキング映像がドキュメンタリータッチでまた格好いいんだなあ。風太郎がまた写真展をやる事になったら、誰かメイキング映像を撮ってくれないかしら。

いやヨレヨレに髪の毛を振り乱した撮影現場ではとても人様にお見せできないかあ。


このハガキ一枚では勿体ない程全体の世界観が伝わりません。見て感じてナンボの超写真展。

新宿リコーイメージングスクエアで5月1日まで。






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[ 2017/04/26 20:05 ] 怪しい模型のお部屋 | TB(0) | CM(8)

旅のたまゆら   三十六

信越本線201601_7504take1b

    信越本線 米山    2016年







一人きり旅するなら北国の冬に限る。

肌に触れるいろいろな温もりの愛おしさに気付くからだ。









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[ 2017/04/24 21:40 ] 旅のたまゆら | TB(0) | CM(2)

旅のたまゆら   三十五

七谷の夏 側道の親子1 55mm 198406 take1b

    蒲原鉄道  七谷   1984年








揺れる陽炎に過去への入口を覗くような。









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[ 2017/04/22 20:02 ] 旅のたまゆら | TB(0) | CM(2)

北の細道   その17      帰る場所

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    知恵文   2017年2月






もう30年も昔だけれど初夏の雄信内駅を訪ねた際、待合室に置かれたノートを手に取った事がある。

その当時から「秘境駅巡り」はあったらしく旅行者のヨタ話が殆どの中にあって、珍しく地元出身の女性の書き込みがあった。

今は旭川の会社に勤めて故郷を離れたが地元の成人式に出るために帰郷したという。

果たして自分は大人になりきれているのか、此処に戻るたびにひと回り大きくなっていたいという呟きと共に、

私は雄信内が好き、此処の良さは離れてみると分かります、と閉じられているのが心に沁みた。


何故ならその当時でさえ、駅周辺はゴーストタウンさながらだったからだ。







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   雄信内駅


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   雄信内 







国道40号線を北上すればまるで西部劇に出て来る荒野の町のように時折現れる集落はあるものの、

それを外れれば荒涼とした廃墟の風景が広がっている。

一億の民の多くが第一次産業に依拠して暮らしていた時代、そして大陸や樺太からの引き揚げなど取り敢えずも食べるための土地が必要だった時代に

此処に暮らしの礎を定めたのは国家的な入植政策の過ちばかりではなく、時代が求めた止むに止まれぬ必然というものもあったように思う。

しかしその後急に過ぎた産業構造の変化は、驚く程の早さでそのささやかな暮らしの記憶を歴史の彼方へと送ってしまったようだ。

都会のように再開発など考えられぬままそこに遺棄された生活の痕跡。それは「風葬」の言葉を連想させる。








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   佐久


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   雄信内


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   雄信内






北へと伸びる鉄路の脇には、バイパスの名を借りた高規格道路が将来の高速道路化を目指して建設が進む。

そこを走る高速バスは忘れ去られたような集落に停まる事は無い。


お盆にはまた此処に帰る、その頃には雪も消え暖かくなっているでしょうと、ハタチの女性がノートに書き込んでから30年の月日が流れた。

彼女は再びこの北の細道を踏んで、あの待合室へと帰って来るのだろうか。




( 北の細道  おわり )







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   北星   






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[ 2017/04/20 22:03 ] 最近の旅 北海道 | TB(0) | CM(4)

北の細道   その16      恵比島峠

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   留萌本線 峠下   2017年2月







ほとんど平坦地を走る深川~留萌間にあって雨竜山地を横切る恵比島峠は、

主たる需要が羽幌・留萌炭田の石炭という超重量輸送であった事を考えれば、それは険しい峠越えの道だったようだ。

時は流れその峠越えの記憶は、パーミルを緩和するために設けられた馬蹄形の特異な線形に残るのみである。

行ってみればその馬蹄形部分は防雪林に囲まれ見通しが利くポジションの発見は容易では無く。

このあたりのご苦労とこの峠道の詳細は、Wonder+Graphicsさんのブログに詳しいのでご一読を。

昨今のヘタレな風太郎は無謀なラッセルに突入する程の気力も無く、峠下から徐々に高度を上げていくこの築堤周りで誤魔化す事にする。

今は単行キハが軽やかに駆け抜ける人跡薄い峠道は、静寂だけは昔のままか。

D61の本務機に9600の後補機という石炭列車の咆哮を、幻聴でも聞いてみたいと耳を澄ませる列車待ちである。









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[ 2017/04/18 22:15 ] 最近の旅 北海道 | TB(0) | CM(0)

北の細道   その15      明日萌こと恵比島

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   留萌本線 恵比島     2017年2月







突然のように天下の全国放送、それも視聴率30%近い国民的番組の撮影が始まるとは、ささやかな集落もさぞやど胆を抜かれた事であろう。

1999年放送、NHK朝ドラ「すずらん」の舞台である。鉄にとってもSL「すずらん号」が走るという余録があったからご記憶の方も多いかと思うのだが、

勤め人の風太郎としては朝ドラと縁を作るのは難しく、また鉄道へのテンションも最低の時期だったからあまり見た記憶が無い。

ストーリーとかを知るにつけ、見ときゃ良かったとちょっと後悔もある。 (スピンオフした映画版はずっと後になって見たが)

駅のベンチに置き去りにされた赤子の母親探しと、それを養子として引き取った駅長、そして戦前から戦後にかけた北海道の片田舎の盛衰を描く物語。







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ロケ現場は留萌本線恵比島駅そのものと駅前周辺。

既に不粋なダルマのヨ駅舎になっていたのだが、木造駅舎はダルマのヨ駅舎を覆うように建てられ (つまりは外見だけ、内部はスタジオ撮影だったという事か)、

駅前には町並みのセットが多数作られた。内部まで備えた駅舎が本格的に再現されたのは、観光資源化を当て込んだ地元の意向によるもので後の事である。

残念ながら冬季は非公開のようで、外から窓越しに見学。





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振り返れば目が合ってドッキリ。萌ちゃんですね。



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駅長さんもいらっしゃいます。橋爪功に似てるかな。



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ドラマの設定そのままの、石炭産業という時代の盛衰をまさに体現した土地である。

1971年まで「留萌鉄道」の大規模なターミナル駅だった。最盛期の年間旅客輸送量は45万人に達したという。

駅舎の向こうには広大なヤードが広がり、鉱山関係者もいれば一攫千金を夢見る山師や様々な商売人もこの駅前を賑わした事だろう。

今、深閑と雪に埋もれた駅前にその残滓すら見つける事は難しい。


国鉄からの払い下げなんぞ当てにせず、当時しては最新鋭の気動車を何両も自社発注した羽振りの良さはまさに黒いダイヤの為せる技だが、

その後の閉山補助金政策は産炭地の事業意欲を急速に失わせ、雪崩を打つようにヤマの灯は消え鉄道もまた運命を共にした。

まだ車歴の浅かった「新鋭気動車」たちは海を渡って茨城交通(現ひたちなか海浜鉄道)に引き取られ、

故郷を遠く離れた関東の地でつい最近数奇な生涯を終えたのは周知の通り。


此処がロケ地に選ばれたのは、幸か不幸か駅前に大規模な町並みのセットを作り得る程の大きな空地があったからではないか。

そのぽっかりと口を開けた空白こそがこの土地を通り過ぎていった歴史のうねりを黙して語るのだ。

元駅前旅館の古い建物だけはセットでは無い。時代の証人の如くひとり此処に在って、まだ遠い春を待っている。







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[ 2017/04/16 19:46 ] 最近の旅 北海道 | TB(0) | CM(2)