
只見線 越後広瀬 2023年9月
下り列車はパラパラと高校生を下ろすと、軽い轍を響かせて遠ざかる。
夕闇が迫る叢から虫の声が沸き上がる。
( 初秋流れ雲 おわり )
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只見線 入広瀬 2023年9月
夕刻、秋晴れが俄かに掻き曇り、雷雲が広がった。 叩きつけるような雨と雷鳴。
それも通り過ぎれば、わずかに色付いた西の空がのぞく。
少しひんやりとした夕べは、やはり秋の入り口なのだろうか。
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越後須原 目黒家 2023年9月
昨今鉄道のケツばかり追わずにその土地ならではの歴史を感じるものを見たいと思う。
いままで素通りしていた、越後須原駅近くの大庄屋目黒家の見学。

帯刀まで許されたという大庄屋から「水呑百姓」まで、封建時代の厳しいヒエラルキーを感じさせるが、
土地の名士として近隣のダム開発から只見線の開通まで尽力したと聞けば、利益誘導型政治家のはしりだったのかも知れぬ。

築200年以上。部屋の物陰にも歴史が潜む。

ダムによる水力発電で、ムラで初めて電灯を灯したのも目黒家。

外のうだるような猛暑も忘れるひととき。
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只見線 越後須原 2023年9月
秋空高く・・・いや入道雲か。暑い暑い暑い。暫くしたら激しい雷雨。秋は何処へ。

越後広瀬
只見線全線開通から一年、しかしコロナに痛めつけられた鉄道会社の経費削減は線路に如実に表れる。
伸び放題の夏草を踏みしめてゆく轍を、それでも穂が伸び始めたススキが見送る。
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只見線 越後広瀬 2023年9月
頭を垂れた稲穂の上に高い秋空が広がった。
通学列車が爽やかな風を切ってやって来る。

座席を埋めた高校生に、まだ生きている鉄道の役割を見る。

越後の山嶺に向けて朝の列車は小さくなってゆく。 今日も繰り返す6時54分である。
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