早春賦

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  飯山線 西大滝  2012年






まだらに残った雪を割って花も鮮やかに。

雪国の春は、我慢を重ねた季節が堰を切って溢れ出すようだ。








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  越後鹿渡周辺




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[ 2020/03/27 21:00 ] 最近の旅 中部甲信越 | TB(0) | CM(2)

さらばダニンゴン

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  ミャンマー  ヤンゴン環状線 ダニンゴン  2019年8月





昨年行ったミャンマー番外編。


雨季のヤンゴンらしい陰鬱な朝。

ミャンマー最後の一日にヤンゴン環状線屈指の写真スポット、「ダニンゴン線路市場」を再訪する。

前回は初見参のミャンマーのそのまた初日。

左右も分からぬまま混沌のエネルギーに圧倒され、思うように撮れなかったという不完全燃焼感もあり。

今回は完膚なきまでに仕留めたると、イメージトレーニングも完璧だったのだが。


基本的に朝市だから、ホテルから近いとはいえ早朝にタクシーで向かい、運ちゃんが「ほい、ダニンゴンだぜ。」と言う。

辺りを見回すなり、「おいっ此処はダニンゴンじゃねえよ!」 「ダニンゴンだってば!」 「はああ?!」。

土砂降りに放り出された荒涼とした風景の中にあるのは確かに駅で、見覚えのある跨線橋から見下ろせば。

そこは残酷なまでにダニンゴンそのものだった。


遠くに見える銀色の新しい建物は最近建てられた公設市場。

以前は下の写真のようなテントや粗末な小屋掛けが所狭しと並んでいた。

スコールが降ればあっという間に水浸しになるそこは、それでも生活のエネルギーに溢れていたのだ。

何十年も昔の話ではない。つい去年の事だ。




  ダニンゴン 2018年7月

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線路まで溢れた出店者や買い物客をかき分けるように機関車が通っていた線路。




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ホームの上屋の下では恥ずかしがり屋の少女が母親とパイナップルを刻んでいた。



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まるで魔法のように跡形も無く失われた風景。 あの混沌は何処に消えたのか。

答えは新設の銀屋根公設市場に収容されたという。

高額な出店料もあるらしいから、払えない人々は排除されてしまったという事だろう。

実質的な首都ヤンゴンは人口集中が著しく、慢性化する交通渋滞解消の切り札としてこのヤンゴン環状線は位置付けられている。

日本の技術協力もあって路盤は改良され、ダニンゴンのホームはかさ上げの途中らしい。

列車の高速化に伴い線路は当然に聖域化するはずで、線路市場などとんでもないという事なのだろう。






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この眠ったような国にも押し寄せた変革の大波は、変わる事など無かったはずの風景もひと飲みに押し流してしまう。

それはまるでうたかたの夢の如く。

さらばダニンゴン線路市場。




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[ 2020/03/25 19:44 ] 海外写真 | TB(0) | CM(4)

ゲージツの世界

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風太郎は中学校の僅か3年の間に、「美術の成績」 について最低点の 「1」 と最高点の 「5」 を両方取ったことがあるという奇特な人である。

無論 「1」 と 「5」 は付けた教師が違うのだが、漏れ聞いたところによるとその違いは 「未完成作品に対する評価の差」 だったらしい。

別に授業中にサボっていたつもりは無いのだが、いろいろイマジネーションが湧くごとに中断するものだからいつでも未完成だったのは事実である。

ミケランジュロは依頼された天井画の制作が遅れに遅れ、依頼人が激怒して足場の上から叩き落されそうになったという故事でも引いて、

「ゲージツに時間制限なんぞ無いんじゃ。」と、どうせなら 「1」 が付く前に噛みつけば良かったと今でも口惜しい。

ちなみにその後、未完成の山に 「5」 を付けた教師は結構真面目に 「キミは美大に行け。」 と焚きつけるものだから、

そういうのもアリかあと高校の授業で美術を選択したら、普通の高校のくせに絵でも描かせたらとんでもなく上手い奴がゴロゴロいて簡単に挫折した。


閑話休題。

昨今何やら 「鉄道写真家養成塾」 と化した感のある 「某大学ゲージツ学部写真学科」 の学生展を見た時の事。

その手の展示となると毎度しゃあしゃあと 「鉄道の写真」 を出して来る奴が必ず居て、

それは良しとしても件の写真が 多分その場に100人居たら100人ともこう撮るだろよという内容だったりすると、

おいゲージツ学部が泣くぜと小言のひとつも言いたくなる。

何にしてもこうも猫も杓子も鉄道状態では、あらゆる職業写真家のジャンルの中で最も需給バランスが崩れるはずである。


今回も案の定だったのだが、ネタが只見線、五能線、津軽鉄道、小湊鉄道と来たら、おやおやと思わずにもいられない。

結論としては結構イケてるように思った。 1年生らしいから尚更よく撮れてる、褒めて遣わすとも言えるのだが、キャプションが気に入らぬ。

「これは僕の遠い記憶の風景である。」って何だよ、21世紀になってから生まれてんだろうが。

只見線も五能線もキミの目の前にある現在進行のリアルなんだよ、若くして 「遠い記憶」 とか借り物使ってるようじゃ写真もだんだん借り物になるぜと。

大概作者本人が詰めているはずだし写真展をタダで見せてもらっている以上、説教ならぬ感想を述べて帰るのが礼儀と思っているのだが、

何やら物言いたげな偏屈ジジイっぽいのが来たと思われたか、遠巻きにされてしまったので果たせなかった。


ゲージツのゲの字にも辿り着かなかった人間がもとより語る身分でも無いが。

せっかくゲージツの世界に片足突っ込んであわよくばそれでメシを食おうと思うなら、少なくとも人と違う事をしようよ、

特に写真をツールにするんだったら目の前にあるリアルの抽象化に逃げずに正面から向かい合おうよ、

そのリアルがいつの日か 「遠い記憶」 として意味を持つまで見届けられるのが、若いキミらの特権なんだからさ。

と、これは偏屈ジジイの独り言です。






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[ 2020/03/23 20:05 ] 日々雑感 | TB(0) | CM(4)

咲いたよ

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  小湊鉄道 里見  2016年







人の世のざわめきも憂いも知ってか知らずか。

来る春はひときわ早くに花の報せ。








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[ 2020/03/21 21:13 ] 小湊鉄道・いすみ鉄道 | TB(0) | CM(2)

浅い春

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   蒲原鉄道 狭口  1982年






長い冬が終わろうとしている。

まだ浅い春の陽が穏やかに降り始めた。

ようやく顔を出した線路敷にも。

除雪を手伝う駅長の息子のイガグリ頭にも。








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  大蒲原






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[ 2020/03/19 20:08 ] 昔の旅 蒲原鉄道 | TB(0) | CM(2)