
写真集 「旅のたまゆら 1981-1988 」 メイキング続報です。
候補写真200枚以上と章立て、口上をドサッと置いたまま遊び惚けている風太郎を尻目に、
周囲の仕事は早く、ブックデザイナーによる全体構成第一案がもう出来上がっています。
デザイン事務所のアトリエにてミーティング。 本というのはこういう所から生み出されているんだなあと感心するような空間です。
やっぱり自分以外の眼が入ると思いもよらぬ写真のセレクトもあって、そう来たかぁと驚いたり感心したり。
それでも細部に至れば喧々諤々、写真を撮って来た者としては愛着もあって「此処はこうして下さいよぉ。」が尽きないところで。
細かい事をガタガタ言うな、任せるとはそういう事だと諫められています。
写真屋は漁師みたいなもの、捕って来た魚を煮るなり焼くなり刺身にするなり、後は板前の仕事という事でしょうか。
いや、自分の写真を巡って大勢の人がああでもないこうでもないというのは、こそばゆくもエキサイティングです。
これが正解というものが無い世界で、逡巡しつつも次第にイマジネーションが形になって来るのです。
むしろ大変なのはこれから、遊ぶな、真面目にやれという段階に入ったようですから、
写真の最終レタッチを始め、原稿書きまで根を詰めた作業を進めます。


ちなみに「表紙」はまだ未定です。 「 ガツンと来る一枚を。」と言いますが、はて。
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一昨年の個展「ミャンマー・レイルサイドストーリー」を機に、自分の足で民の狭間に入り丁寧な記録を続ける、
プロアマ問わぬ多くの写真家の知己を得た。 国に残る家族の安否を気遣いつつ抗議を続ける在日ミャンマー人に寄り添い、
写真という手段で「忘れられる事」に抗う人々の、この国への深い情愛に心打たれる。
ミャンマーの軍事クーデターに抗議します。
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富山地方鉄道 本線 早月加積 2022年6月
快晴の朝である。 立山連峰が見事だ。
本来は喜ぶところだが、天気予報は・・・。
それでもそうは無い条件なのだろうから朝の列車のほとんどをぶっ込む。
もう少し建物が少なければいいんだけどね、 ラッピングは余計、とかブツブツ言いっこ無し。
国道の橋に案内板があるから山に不案内の風太郎もガイド出来る。
左から毛勝山、釜谷山、ひときわ高い峻峰が剣岳、立山、奥大日岳、大日岳だ。


これが通勤通学列車の車窓とは羨ましい話。
しかし陽が昇るにつれ山は雲に隠れるのはお約束。 早起きした人だけのサービスでした。

西魚津
西魚津のホームからも立山連峰が望めるとは知らなかった。
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写真という手段で「忘れられる事」に抗う人々の、この国への深い情愛に心打たれる。
ミャンマーの軍事クーデターに抗議します。

富山地方鉄道 岩峅寺 2022年6月
今までは何のかんので土日中心の撮影だったから、どんなローカル駅もいっとき賑わう通勤通学客とはあまり縁が無かったが、
その制約から解放されれば同じ駅でも違った表情を見る事が出来る。
岩峅寺の駅は立山連峰の山懐の入り口、ひっそりした印象があったが、夕刻が迫ると賑やかだ。
乗降というより立山線と不二越・上滝線のジャンクションだけに器用に路線を跨いで乗り継ぐ人が多いんだな。
富山地鉄でも指折りの名駅と思っているが、やっぱり駅は人がいてこそだねえ。
ショボショボ降っていた雨はいつの間にかあがって、そのうちみるみる暗雲を染めた夕焼けが。
曇り、雨、曇りの予報じゃなかったのかよ、おい。

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ミャンマーの軍事クーデターに抗議します。

富山地方鉄道 上滝線 月岡 2022年6月
例年より随分早い梅雨入りは想定外だった。 廃止も噂される大糸線北部が本命だったのだ。
残雪を頂く北アルプス、雨飾山はこの季節ならではで満を持していたのに、それらは厚い雲に隠れるは必至で。
天気予報も数日にわたり芳しくない。
ここは変わり身が早いのが風太郎の真骨頂でもあるから、OPTION 2として想定していた富山地鉄は雨降る駅巡り、
それも飽きたらもっと先まで足を延ばそうかと。
いや乗り換えが早過ぎたかと、それはそれで天を仰ぐ事にもなったりするが、
まあ良し、至る処に青山ありだ。

立山線 横江
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大糸線 平岩 2022年6月
廃線の噂もある大糸線北部、残雪の北アルプスや雨飾山と絡めてこの季節しか撮れない写真を狙ったのに。
梅雨入りが早過ぎるぞ。 厚い雲に山なんぞ見えないから、ふてくされ半分に山の湯へ。

小谷温泉
雨飾山へのアプローチ途中にある小谷温泉は、そんなアンニュイな気分も癒す素晴らしさ。 つげ義春の漫画に出て来そうだ。
開湯は戦国時代、山田旅館の建築は江戸・明治・大正・昭和と混在しているという。
湯宿は2軒あるようだが、なんてったって「大湯元」だ。 ただの湯元じゃないのだ。

「獨逸萬國霊泉博覧会」出泉だ。

日帰り入浴700円也は、誰も居ないから撮り放題。

感じのいい女将が次はお泊りでと。
車中泊〇連泊の自由さも捨て難いが、たまにはこういう所で浮世を忘れたい。
そして大糸線がダメなら「OPTION2」があるぜ。 それはまた次回。
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