レイルを辿れば

_3051筑波鉄道 常陸小田駅脇の踏切 原版 take1b2

    筑波鉄道 常陸小田   1982年











気の利いた撮影ガイドなど無く、写材は自分の足で探すしかなかったから、線路沿いの小径をあてどなく辿るのだった。

いや余計なものが無かったからこそ、自分だけのローカル線を見て感じ得たのかもしれない。

関東平野はただ冗長に広くて、レイルは淡々と変わり映えの無い景色の中に伸びていた。













筑波鉄道 常陸小田3 1982年5月16bitAdobeRGB原版 take1b8

   常陸小田






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Requiem

秩父鉄道1 1982 55mm_15884原版take1b

   秩父鉄道  上長瀞    1982年










生を急ぎ過ぎたS君に捧ぐ。


35年前のこの時、君はそこに居ただろうか。

思い出せない。












秩父鉄道2 1982 55mm原版take1b






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霞ヶ浦の浜辺

鹿島鉄道 浜 夕暮れ1 Adobe16bit 原版 take1b

    鹿島鉄道  浜   1979年  






暮れなずむ霞ヶ浦の浜辺を行く。

この当時は自分のカメラさえ持っておらず、家にあったクラシックなカメラで撮っているので、

何となく解像にキレがなく、発色も悪いのはカメラのせいという事にしておきたいが、

手前に木(稲架け?)を入れるあたり、初心者なりにオリジナリティというものは意識しているようだ。


まあ大した写真でも無いが、車両はちょっと興味深い。

左は加越能から来たキハ430形、右は国鉄キハ05一族の払下げ改造車は分かるが、これが結構謎だったりする。

この当時鹿島鉄道にはキハ04改造のキハ410形が2両在籍していたのは事実だが、

これは遥か以前に2両固定編成化されていたはず。何かの事情でそれを切り離して使ったのかも知れないが、

総括制御など多分出来ないだろうから、トレーラーとしてぶら下がっていただけなのかも知れぬ。

だとしたら終点鉾田で「機回し」でもやったのだろうか。謎が謎を呼ぶ。


東の気動車王国の名の通り、車両はバラエティに富んでいて、

いずれにしてもどんなヤツが来るのか来て見なきゃ分からない意外性がこの鉄道の魅力だった。

キハ430形はこの後30年近く生き残り、鹿島鉄道廃止の日までラストランナーを務めたのは周知の通り。





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桃浦落陽

鹿島鉄道 桃浦 2007夕景1 2007年月 AdobeRGB 16bit 原版 take1b

    鹿島鉄道  桃浦     2007年







2007年は風太郎の暦からいけば、まだ「最近の旅」なのだけれど。

関東最後のらしいローカル私鉄と言えた鹿島鉄道が消えてもう10年近いとは、光陰矢のごとし。

霞ヶ浦の対岸に沈む夕日は、冬の関東平野の澄んだ大気と相まって屈指の美しさだった。

今もこの風景だけは変わらず繰り返されているに違いない。









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或る午後

筑波鉄道 常陸小田2 198年月日 16bitAdobeRGB原版take1b

   筑波鉄道  常陸小田      1981年







無論絶景でも無く。

あまりに平凡で、冗長に過ぎるようで、その時はレリーズすら躊躇ったに違いない。

時は過ぎ、今心揺れるのは何故だろう。








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