吹雪く日も    

南部縦貫鉄道 坪川駅の乗客2 198年2月 日 16bitAdobeRGB原版take1b2

   南部縦貫鉄道 坪川   1984年







地吹雪に荒れる朝。

そんな日も普段通りの通学列車の思い出は、今も心の襞にかたちを留めているのだろうか。







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野辺の祈り

55mm_17304津軽鉄道 深郷田 198009 take2b

   津軽鉄道 深郷田   1980年






津軽半島の歴史は地元の言葉で「けがず」と呼ばれる飢饉の系譜でもある。

豊臣家滅亡から昭和初期までの330年間に60回の凶作、中には3年連続もあったと聞けばその酸鼻を極めた飢えの歴史は想像に余りある。

明治期に入り日本鉄道が現在の東北本線を開通させればこれで東北から餓死が無くなるとされ、

結局飢饉というのは気候風土はもとより輸送インフラの未整備が生み出すものでもあるけれど、

ひとつの解決はまた別の問題、「貨幣経済下の格差」を拡大させるものでもあり。

昭和9年10年と連続した凶作と農村の困窮は2.26事件の背景のひとつでもあったろうし、そんな歴史のうねりにも繋がっている。


津軽の地の底に流れる、死の匂い。

篤い地蔵信仰は此処に斃れた幾多の魂を癒すものでもあれば、当たり前に平穏な日々が続く事への祈りでもあったろう。


津軽鉄道沿線にも素朴な野辺の祠が目立った。

この年の津軽地方も寒い夏が続いた後、9月に入っても稲に実りが僅かしか結ばれていないのが分かった。

ちょうど開業50周年を迎えていた津軽鉄道は様々な記念行事を予定していたものの、地元の意気消沈を慮って自粛していると聞いた。





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発車時刻

津軽鉄道 五所川原駅ホーム5 1984年1月 X970 AdobeRGB 16bit 原版take1b

   津軽鉄道 五所川原   1984年








手のひらの懐中時計は秒を刻む。

悪天の中、運行は定時を保っているのだろうか。















(写真展漫遊録)



15888b.jpg



うねる海、降り続く雪、黒く身を寄せ合う家並み。

ともすればステレオタイプな「日本海側」ながら、これが2010年代というほぼ現在のリアルである事に心動く。

そこに息づくのは皺を刻んだ年寄りばかりでなく、微笑む若者、はにかむ子供。手が届かぬ程遠くなった日々に帰った錯覚さえあって。

それは写真が作った幻なのか、それとも自分がそこで見るべきものを見ていないからか。

今一度日本海の浜辺に立って確かめてみたくなる。


8☓10で撮ったというモノクロームの階調が饒舌だ。

鉄としては気になるハガキ写真は羽越本線の吹浦付近との事。


銀座ニコンサロンで来月6日まで。









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寒波

津軽鉄道 五所川原駅ホーム4 1984年1月 X970 AdobeRGB 16bit 原版take1b

   津軽鉄道 五所川原    1984年






寒波に荒れるは、待合室のストーブの油も尽きてしまうのだろう。

じっと息を潜めるように、今日の一日が過ぎて行く。







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多種多様

津軽鉄道 金木駅35 1984年1月 X970 AdobeRGB 16bit 原版take1b

   津軽鉄道  金木    1984年








こうして駅に集った人々を観察してみるとそのファッションのバリエーションもなかなかである。

津軽女性の伝統的な冬の正装たるスカーフは外せない年寄りがいれば、

そんな事はお構いなしの若いお姉さんがファッショナブルなのは、都会と田舎の境が曖昧になりつつある事の証しか。

それより下のジャリタレ女子はスタジアムジャンパーの一張羅なら、

寒風吹きすさぶ中、見てるこっちまで寒気がして来そうな超薄着少年は何かの意地でも張っているのか。


彼らの行先はこの地方の中心たる五所川原か、その先か。

レールは生まれ育った土地と都会の香りを繋いでくれるものでもあったろう。








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