旅の入り口

五能線 窓の景色2 198年 月 日 16bitAdobeRGB原版 take1b2

   五能線  1983年







幹線の夜行急行とかを下車して乗り込むローカル列車。

普段暮らす都会の忙しないリズムやら煩わしいしがらみやらは無意識のうちにも染み込んでいるものだから、

その冗長な時の流れやら聞き取る事さえままならぬ方言やらの中にあって、一人迷い込んだような尻の落ち着かない感じがしばらく続くものだ。

五能線の客車列車のうち支障なく撮影可能なのは昼間の2本だけだったし、オハユニやワムの一両も繋げたそれは貴重なものだったから、

それに乗ってしまうのは勿体ない事でもあったのだが。

でもカーブ毎に軋みをあげる古びた客車にはその土地ならではの時間が濃厚に詰め込まれていて、

そこに身を委ねているうちに次第にその土地の在りように心も体も馴染んでくる気がして。


そこで撮るべきものは何なのか。

おぼろげだったそれが次第に形を結んでくるような、旅の入り口のちょっとした儀式だったようにも思うのだ。







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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2017/03/09 20:08 ] 昔の旅 五能線 | TB(0) | CM(10)

海に降る雪

五能線 風合瀬2 1989年2月 16bit AdobeRGB 原版 take1b

    五能線  風合瀬     1989年









晩秋の寂寥のまま冬を迎えるのが雪の少ない五能線沿線である。

海に降る雪は儚く消える。









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[ 2016/07/13 20:20 ] 昔の旅 五能線 | TB(0) | CM(4)

列車の時間

五能線 大戸瀬駅のホーム3 198年 月 日 16bitAdobeRGB原版take1b

   五能線  大戸瀬      1983年








寒風吹きすさぶようなホームも、列車の時間が来ればいつの間にか大勢の人々で埋まるのだった。

北の海辺の集落は今もさほど変わったように見えないが、歳月は何をどう変えたのだろう。








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[ 2016/05/29 20:32 ] 昔の旅 五能線 | TB(0) | CM(4)

紫煙の揺らぎ

gono7 nx take1b

    五能線    1982年






今の若い人は列車内で喫煙自由自在、ご丁寧に大きく立派な灰皿がボックス毎に備えられていたと聞けば目を回すかもしれないが。

喫煙者でない風太郎にとっては心地良いものでは無かったものの、それを避けては汽車旅そのものが成り立たなかったし、

権利主張以前に互いに少しづつ我慢して他人の趣味嗜好はさらりと受け流す、世の中の懐の深さもまた佳き事だったように今は思える。

長距離鈍行の冗長な時間は紫煙の香りと共に在って、何処からか入って来るすきま風に、それは揺らりと漂うのだった。







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[ 2016/05/04 20:14 ] 昔の旅 五能線 | TB(0) | CM(8)

粗粒子

五能線 風合瀬俯瞰2コニカ3200 1991年2月 16bitAdobeRGB原版take1b2

    五能線  風合瀬     1991年






1990年代に入った頃の風太郎はすっかり変節をきたしたローカル線に愛想をつかしており、

それ以降はほんの僅かなカットしか鉄道にカメラを向けていないのだが、

これは友人と一緒に五能線に行った時の超貴重なカット。

「ノスタルジックビュートレイン」なる観光列車が走り始めた (実はほぼ各駅停車の生活列車を兼ねていたのだが) 五能線に対してもハスに構えて、

この当時売っていたコニカのISO3200という超高感度ネガカラーで撮るというバカな事をしている。

ムチャな粗粒子でウサを晴らしたというところだが、大きく伸ばすと七色の粒子が見え、キワモノとして陽の目を見なくなるのも当然であった。

しかしひょんな事からコイツをモノクロ化したらと思い立って、やってみたらなかなかに味があるかと。

モノクロネガで極端な増感とかやってもここまでは荒れないからね。

小さい画面じゃその粗粒子っぷりが分からないから目一杯大きく。モニターの画面を最大にして見てね。

車両は変われど、やっぱり変わらぬ「五能」がそこにある。








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[ 2016/01/21 20:18 ] 昔の旅 五能線 | TB(0) | CM(8)