「D」の記憶   その8      夜空

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   烏山線 小塙    2017年1月








小塙駅の烏山寄りのカーブは沿線でも屈指のお立ち台らしく。

休日もあって最後を惜しむカメラの砲列は20人分はあったろうか。


やがてとっぷり日が暮れればあっという間に人は去り、ただ一人残される。

それは漆黒に包まれゆく空に一等星が微かに浮かびつつあるのが気になったから。


ディーゼル機関の唸りが溶けていく東の空に昇るのは、巨大なオリオン。



(  「D」の記憶  おわり  )









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[ 2017/03/07 21:16 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(10)

「D」の記憶   その7     落陽

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   烏山線 小塙   2017年1月







冬の陽は大きく傾いて家路へと誘う。

築堤をゆく列車は最後の光を受けて返した。







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    小塙



















( 写真展漫遊録 )



津軽b



なにより風太郎としては撮影年代に吸い寄せられる。

1984-1988 と来れば「たまゆら」ともろに被るし、同じような土地を撮っている訳だし。

武者絵の凧揚げ、軍鶏の闘鶏、小さな学校の卒業式、そして駅。

今となっては消え失せた風景なのかもしれないが、忍び寄る「地方」の喪失を写真の片隅に見る感じは、

やはり同時代の同じ地域を共に体感した人間のバイアスも掛かっているのだろうか。

かつて北井一夫さんが津軽を撮ったのはこの十年前。「ひと昔」の間に世は移ろう。

しかしその後にやってくる十年の激変に比べれば。

時代の狭間なのか、終焉なのか、微妙なこの時代の立ち位置を改めて。

リコーイメージングスクエアで13日まで。







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[ 2017/03/05 19:16 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(4)

「D」の記憶   その6     顔

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    烏山線 小塙   2017年1月







風太郎はヨンマルという車型にもともと特別な思い入れがある訳でもなく、

そのパノラミックウインドゥはローカル列車にそぐわないように思え、

五能線辺りでキハ20系を駆逐するを見ればむしろ舌打ちする存在でもあった。

しかし当時は想像だにしなかったその後の車両デザインの「軽さ」は、ローカル鉄道が公共輸送の重みを失った象徴でもあるようだ。

鉄道車両といえばあらゆる機械のなかでも実質的な償却期間がケタ外れに長いものだったはず。

大切に手入れし使い続ければそれに応えた頑丈な車両は経営を助けるものであると共に、

時を重ねたものだけにある重厚な温もりを宿し、鉄路の抒情をつくるものでもあった。

最新デサインと技術を備えた新型も良い。しかしそれは数十年後も生き残り、時の評価に耐えうるものだろうか。


夕方の列車がやって来る。

こうして陽を浴びる様を見ればいい顔をしているように思う。

明日はダイヤ改正、こいつも今夜限りか。

数十年を走り続けたつわものを敬礼で見送りたい。








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    小塙






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[ 2017/03/03 19:42 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(6)

「D」の記憶   その5     雑木林

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   烏山線 小塙    2017年1月








くぬぎとかナラとか本来の名前はある木々なのだろうが、

どれも同じに見えてしまう程ありきたりな林が、関東平野の冬を象徴するようにも思える。

陽光を返す繊細な枝先の妙。

このモノトーンに枯れた風景にあって「旧国鉄気動車色」がまた映えるのだ。









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    小塙






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[ 2017/03/01 20:14 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(4)

「D」の記憶   その4     里をゆく

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   烏山線 小塙    2017年1月







沿線は素朴な里山の佇まいが残る。

なんのてらいもなく繰り返される日々の暮らしが作った風景は、

冬の陽だまりにも似た優しい温もりを宿すようだ。








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   小塙






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[ 2017/02/28 20:01 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(4)