写真展メイキング ⑤  臨場感

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A0プリントは約120×90cmの大きさがあって、どうせスチレンボードだしと高を括っているとこれが結構ズシリと重い。

プリントにしてもパネル貼りにしても持ち歩きにしても特別な設備を持たない素人の手に負える限界点の大きさに思える。

それでも普段小さなモニターに閉じ込められたような写真ばかり見ている目にはやっばり別次元な印象がある。

人物のアップならほぼ原寸大だし、引いた写真でもまるでその現場に立っているような臨場感があって。

ギラつく南国の陽射し、沐浴する人が立てる水しぶきの輝き、線路を遊び場にする子供たちの歓声。

回廊のようなレイルサイドの光と音、濡れた土の匂いまで伝われば良いのだが。


SNSが天下を取ったような世の中にあって、写真は小さなスマホの画面に無造作にバラ撒かれ、見るそばから捨てられてゆく。

そんなに軽いもんじゃないだろというアンチテーゼが、いささか手前味噌ながらこの写真展に込めた想いでもあって、

このリアルな大きさはどうしても欲しい必然だった気がする。

それでも会場に持ち込んだら、ありゃこんなに小さかったっけと拍子抜けするのもしばしばだから、

ギャラリーの大空間というのもなかなか手強い相手。







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日本に働きに来ているミャンマー人に紹介してくれる人もいるし、日本語が読めなくてもいいように英文のキャプションも用意した。

もっとも英語が怪しい風太郎の事、米大学MBA取得の知人に校正を依頼したら、

「こういうウエットな文章は英語にするの難しいっすよー。」という事らしいが、真っ赤に直されて来たから内容は大丈夫と思うが。

写真はシャッターの瞬間に勝負がついてしまうが、文章は書き直しが利く分ダラダラしてしまう。

それも腹が決まったから準備もいよいよ大詰めに掛かりつつある。










風太郎4年振りの個展です。今月28日から。

_DSC7593take1ハガキ用 154 106  20200707b



写真展 「 ミンガラーバ! ~ ミャンマー・レイルサイドストーリー ~ 」


(東京展)  オリンパスギャラリー東京   2020年8月28日(金) ~ 9月9日(水)  木曜休館

(大阪展)  オリンパスギャラリー大阪   2020年9月18日(金) ~ 9月30日(水)  木曜休館 

※ハガキでは営業時間が10~18時となっていますが、現在のところ11~18時に短縮営業中です。


なお、ギャラリートークならぬ「作品解説」を下記の日程で実施する事になりました。 写真に写らないよもやま話を語ろうと思っています。

(東京)  ①8月29日(土) 14~15時    ②9月5日(土) 14~15時

(大阪)  9月19日(土) 14~15時
      


恐縮ですがオリンパスのユーザークラブ「フォトパス」会員のみ、事前予約が必要な先着10名限定です。

但しユーザーではなくとも会費無料の「ゲスト会員」登録する事により予約出来ます。

一度風太郎のツラが見たいという方、お待ちしております。

「フォトパス」会員登録、「作品解説」の予約、写真展の詳しい概要、営業時間などの最新情報は下記ページ参照の事

オリンパスHP 写真展ガイド




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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2020/08/06 19:31 ] 写真展 | TB(0) | CM(3)

写真展メイキング ④  240m

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プリントはほぼ終了、パネル貼りも90%以上は完了した。

膨大な作業に鑑み、6月半ばから始めていたのが効を奏して何とか目鼻が付きつつある。

パネル加工は基本的に裁ち落としのためカッターによる裁断がまた難儀であり、ここで失敗したら一からやり直しだから緊張する。

A0プリント18枚、A1プリント45枚、A2プリント8枚、その他もろもろに対してカッターを走らせる総距離を計算してみたら何と240m。

指先に「カッターダコ」が出来る訳です。 また暑い盛りに下を向いて作業しているものだから汗がポタリでドッキリとか。

外注などしようものなら一枚当たり万を軽く超えるお値段になるはずだから、貧者はこうして汗を流すのです。








_DSC7593take1ハガキ用 154 106  20200707b



写真展 「 ミンガラーバ! ~ ミャンマー・レイルサイドストーリー ~ 」


(東京展)  オリンパスギャラリー東京   2020年8月28日(金) ~ 9月9日(水)  木曜休館

(大阪展)  オリンパスギャラリー大阪   2020年9月18日(金) ~ 9月30日(水)  木曜休館 

※ハガキでは営業時間が10~18時となっていますが、現在のところ11~18時に短縮営業中です。


なお、ギャラリートークならぬ「作品解説」を下記の日程で実施する事になりました。 写真に写らないよもやま話を語ろうと思っています。

(東京)  ①8月29日(土) 14~15時    ②9月5日(土) 14~15時

(大阪)  9月19日(土) 14~15時
      


恐縮ですがオリンパスのユーザークラブ「フォトパス」会員のみ、事前予約が必要な先着10名限定です。

但しユーザーではなくとも会費無料の「ゲスト会員」登録する事により予約出来ます。

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[ 2020/07/29 20:14 ] 写真展 | TB(0) | CM(2)

写真展メイキング ③  期間延長

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オリンパスさんから開催期間延長の打診が来る。

東京・大阪共に1週間づつ開催の予定だったのだが、両方とも2週間に延長したいとの事。

東京・大阪併せて約1ヶ月のロングラン興行になる。

苦労して準備してる訳だし、それなりにカネも掛かっているし、延長してくれるならごっつあんでしかないから快諾するが、

風太郎も宮仕えであるから1ヶ月もいなかったら机が無くなってしまう。

基本的に土日+α位しか在廊しないと思うし、大阪に至っては前半戦の四連休位しかいないと思うが。

それにしても東京・大阪の超一等地、100㎡クラスのギャラリーを1ヶ月借り切ったら会場費だけで車が買えると思うから有難い事です。

皆様のご都合も付き易くなると思うので是非ご来場を。







_DSC7593take1ハガキ用 154 106  20200707b





案内ハガキ出来る。 期間延長に「もう印刷終わってますが・・・」のすったもんだもありましたが。

オリンパスさんが東京・大阪の主要ギャラリーやマスコミ向けに配布してくれる他に、もちろん自前の宣伝ハガキとしても。

4年前の「たまゆら」では200人近くの方に住所入りでご芳名を頂いたので、郵送費と宛名書きにめげない限りはご案内させていただきます。

しかし今どき切手貼って宛名書きなんてオールドメディア過ぎるよなあ、いやギャラリー写真展自体がオールドメディアなんだからお似合いかあ。

何にしてもハガキまで拝めば開催の実感も湧いて来るというもの。


写真はマダヤ線の三密糞喰らえな列車。

手前のファンキーなおばちゃんが雷のような貨車改造客車の走行音に負けじと叫ぶ、「日本人」とか「写真」とか片言の単語を拾えば、

「いいオトコの日本人が写真撮るってよ、お前ら美人に撮ってもらえや!」と言ってると勝手に想像している。

人間同士が肌触れ合う事に何のためらいも無い事。笑顔がマスクに隠れない事。

それが当たり前の幸せを、今だからこの一枚に訴えたつもり。

この生活習慣や衛生環境にも関わらず、ミャンマーはコロナ封じ込めに成功している国のひとつだろう。

混沌とした生活列車は、何事も無かったように今日も走り続けているに違いない。




写真展 「 ミンガラーバ! ~ ミャンマー・レイルサイドストーリー ~ 」


写真展の詳しい概要や営業時間などの最新情報は下記ページ参照の事

オリンパスHP 写真展ガイド



(東京展)  オリンパスギャラリー東京   2020年8月28日(金) ~ 9月9日(水)

(大阪展)  オリンパスギャラリー大阪   2020年9月18日(金) ~ 9月30日(水)




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[ 2020/07/19 19:32 ] 写真展 | TB(0) | CM(8)

写真展メイキング ②  dpi

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A4位の伸ばしなら何ら意識する事もないが、A0だのA1だのという大伸ばしになると避けて通れないのが「dpi」である。

以下エンスーなデジタルユーザーにとっては何を今更の話と承知の上で。


一枚の写真は「ピクセル」というデジタルデータの粒が詰め込まれて構成されており、その「密度」を表すのが「dpi」という単位。

密度が薄い写真を際限なく拡大していくと、いわゆる「ピクセルのギザギザ」がエッジの部分に表れ破綻してしまう。

その拡大許容範囲は密度を決めるカメラの画素数が多い程大きいが、プリンター出力なら現寸で「200~300dpi」を確保する必要があるとされる。

鑑賞距離が長いA0~A1でも150~200dpi。 風太郎は最低180dpi確保を基準にしている。

4500万画素を誇るD850はさすがでA1原寸でも240dpi位あって難なく基準クリアだが、A0ならdpiはその半分になってしまう。

ましてや2000万画素クラスのオリンパスだと完全にアウトである。

しかしここで救いの神は「ピクセル補完」という魔法で、ピクセルの隙間をソフトで補完してしまうというもの。

やり過ぎは画質に表れるらしいが、鑑賞距離もあってほとんど気にならない。

大伸ばしの写真展ならではの作法の勉強もあるものだ。











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さてオリンパスさんとの共同事業も進行中であるから小声で言うが。

「オリンパス、カメラ事業を売却」のニュースは「寝耳にWATER」としか言いようが無い。

IRのリリースとかでその分社化スキームを斜めに読めば、風太郎もサラリーマンの端くれだから「諸事情」が透けて見えるところもあるが、

何といっても18の春に「オリンパスOM1」を手にして風太郎の長い写真人生が始まったと思えば感慨も湧いて来る。

「報道の誤解もあるようですが、製品の開発・販売は今後も続きますし、もちろん写真展は予定通りやります!」

とのお言葉も頂いているので、臆することなく準備は進めております。



写真展 「 ミンガラーバ! ~ ミャンマー・レイルサイドストーリー ~ 」


(東京展)  オリンパスギャラリー東京   2020年8月28日(金) ~ 9月2日(水)

(大阪展)  オリンパスギャラリー大阪   2020年9月18日(金) ~ 9月23日(水)




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[ 2020/06/29 20:49 ] 写真展 | TB(0) | CM(6)

写真展メイキング ①  4倍

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しかしまあ、最大64インチ対応、定価150万円超のプリンターのお化けは凄まじいスピードで叩き出すね。

エプソンのレンタルラボに半日詰めたらヤマ場のA0プリント20枚近くがあっさり終わる。

その昔の銀塩時代に暗室でくちゃくちゃ仕上げる全紙プリントの大きさには呆れたものだが、

目の前にあるのはその4倍の大きさだからね。 アップめの人物なら下手すりゃ等身大以上だし。

その大きさをもって初めて見える、気が付くものはある訳で、写真の意味さえ変わって来る気がする。

いやいやプリント作業もパネル貼りもまだ端緒に着いたばかり。 「ひとり写真展」状態で悦に入るには早過ぎて。







写真展 「 ミンガラーバ! ~ ミャンマー・レイルサイドストーリー ~ 」


(東京展)  オリンパスギャラリー東京   2020年8月28日(金) ~ 9月2日(水)

(大阪展)  オリンパスギャラリー大阪   2020年9月18日(金) ~ 9月23日(水)





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[ 2020/06/21 20:36 ] 写真展 | TB(0) | CM(4)