出稼ぎ高収入

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   高田馬場    2016年12月






遂にネタ切れ、ではありません。

輝く瞳は¥マークか$マーク、「お金大好き 高収入バイト専門サイト」はもう気持ちいい程露骨な割り切りぶりで有名な一連の看板ですが、

「出稼ぎ」まで来ると凄みが増しますな。


「銭湯の煙突掃除のおじさん」の話をはじめ、農閑期に貴重な現金収入を得るため朴訥かつ生真面目な農家のおじさんが、

東北やら何処やらから師走の東京に来て肉体労働に励むのを「出稼ぎ」と辛うじて知る世代の風太郎としては。

あの頃北へ向かう「八甲田」や「津軽」の座席車、故郷への土産を抱え浅黒く日焼けしたおじさんと共に一夜を過ごしたのを思い出す。

豊かな時代に貧困は確かに存在するけれど、あっけらかんと「出稼ぎ」に向う(多分)妙齢のお姉さんが追われているものは。






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[ 2016/12/26 00:43 ] 日々雑感 | TB(0) | CM(6)

追悼特別展 高倉健 を見る

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東京駅のステーションギャラリーでやっている「追悼特別展 高倉健」 を見る。

映画全盛期のプログラムピクチャーを始めとする膨大な出演作から東映退社後の大作に至るまで、

デジタルスキャンで蘇ったという映像とスチール、台本等、ゆかりの品々で名優を偲ぼうというもの。

1950~60年代の作品は「番外地」とか「唐獅子牡丹」とか、一部を除けば初めて見るようなものだけに新鮮。

デビュー作公開の1週間後には2作目公開とか、そのいい加減さというか、生粋のB級ぶりには感心してしまう。

タイトルだってデビュー作が「電光空手打ち」、2作目が「流星空手打ち」、3作目が「無敵の空手! チョップ先生」とかだし。

現代のテレビドラマ並みに映画が大量生産、大量消費された時代だったと改めて。


でもまあ、それらもほんのさわりだけのブツ切りを繋いであるだけだし、他の展示物も含め期待した割に食い足りねえなー、の感が強し。

安田講堂とか学生紛争の終焉と共に任侠物が飽きられた等々書いてあるが、それとそれがどう結びつくのか。

戦後の昭和の混沌を駆け抜けた人だと思うし、その社会史の中での位置付けとか、

庶民が彼に託した願望は何だったのかとか、なぜに女性より男性があれほど熱狂したのかとか。

1300円も取った完全予約制まで気張るならもっと突っ込んだ「高倉健考」が盛り込まれてもいいんじゃないですか、と苦言を呈しておく。

余程の高倉ファン以外は極めて微妙な企画。


せめて自分の写真で偲ぼう。留萌本線増毛駅。

代表作のひとつである 「駅 STATION」 へのオマージュとしてラストシーンと同じアングルで。

モノクロのカットは写真展にも出したのでご記憶の方もいらっしゃるかと思うが、カメラをとっかえひっかえカラーでも撮った。

モノクロと比較し硬調やラチチュードの狭さはいかんともし難いが、映画もカラーだからね。上の方の紅い光は灯台である。

この北の湊の駅もその終焉まで残すところあと10日か。

天国の撮影所に、駅もまた呼び寄せられているのだろう。






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   留萌本線 増毛   1984年






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[ 2016/11/26 21:15 ] 日々雑感 | TB(0) | CM(4)

食の安全保障

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TPP参加を巡る「都会人 VS 農民」の討論。


(都会人) なぜ日本に農業が必要なのか。教えてくれ。 

(農民)   カネで必ず食料が買えるという保証は永遠か。
     
       百姓はいい。自分の食べる分くらいすぐ作れるから。

       飢えるのは、あなた方だ。



どうしても担保されなければならない一国の安全保障はあると思う。軍事的にも、金融政策的にも。

しかし食料の安全保障が、それらと比較しあまりに軽きに過ぎる扱いなのは何故だろう。

日本農業の大いなる矛盾は分かっているつもりだし、狭い国土のこれまた僅かな平地を切り拡げて作った土地での農業が、

アメリカの大平原のそれと比較していささか非効率なのは、いまさら議論するまでもない。

しかし世界中が食料を奪い合うような事態を迎えても、国民を飢えさせないだけの農的に肥沃な国土を保つ事は、

単なる効率論であってはならない、為政者の最低限の責務と思うのだが。









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   小湊鉄道  上総鶴舞     2011年







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[ 2016/09/06 20:23 ] 日々雑感 | TB(0) | CM(6)

オンナゴコロと・・・・

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女子鉄3人組の写真展があるというので見に行く。

もはや珍しくも無い女子鉄だが、写真表現というファクターが加わると、オトコ脳では思いもつかぬ意外性を見せてくれたりするから興味が尽きない。

もともと鉄道写真と言うジャンルは、子供の頃からの乗り物好きが忘れられないオトコ脳の産物で、

公共物である鉄道を自分の手の内に収めたいという、およそDNA的な欲求が撮らせている以上、

何より大事なのは具象性であり、実物のコピーとしての精緻な記録性に他ならない。

しかしその目的が自由な写真表現の幅を極度に狭めてきたのも事実であり、

昨今の「ゆる鉄写真ブーム」は、具象性、記録性という縛りから鉄道写真を解放し、自由な写真表現を模索する一種のアンチテーゼとして生まれたものと思う。

しかしその筋の大御所が「お手本写真」を量産すれば寸分違わぬコピーも多くなり、結局ある種の呪縛の中に再び取り込まれようとしているようにも見える。


「オンナゴコロと鉄の空」の3人は、「鉄道車両なんてゼンゼン興味ないモン!」と軽やかに言い切る面々であるらしい。

ではなぜ鉄道なのかというと、それを極めて抽象化し、ある種のオブジェに見立てた映像表現の素材としているように見えた。

オブジェを演出するものとして「天気」に重きを置いているようで、青空に溶けるようなボディ、降り続く小雪に煙るホーム、

雨粒を一杯に湛えたワイパー、光るレール、ぼんやり灯る信号灯。

鉄道は歴然とした人工物だが、あめつちの森羅万象と共に在り、自然とのせめぎ合いの中に潜むものを鋭敏な美意識の中で捉えている。

従来の「具象性」写真はもとより、ありきたりな「ゆる鉄写真」も飛び越えた、「女子鉄」の破壊力とオリジナリティを感じる事が出来た。

デジタルカメラの浸透がチャレンジングな映像表現を可能にしている事も再認識するし、「車両なんぞ興味ないモン」という人達による新たな表現の胎動も興味深い。

しかし抽象化、オブジェ化による映像美の希求ならば、飛行機もクルマも独特な映像世界を持ち得るし、別にその素材は乗り物に限るものでもない。

「なぜ鉄道でなければならないのか。」という問いに対する答えを、次のステップでは見せてもらいたい気がした。






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[ 2015/10/26 20:43 ] 日々雑感 | TB(0) | CM(4)

石塚耕一  「 I Am the Walrus 」 を見る

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以前、音威子府の写真展を共催させていただいた石塚耕一さんの個展 「 I Am the Walrus 」 を見る。

ビートルズの同名の曲からイマジネーションを得た写真と映像で構成される。

風太郎は特段造詣が深い訳でも無いので迂闊な事は言えないが、ビートルズの中でも難解な曲として知られており、

単なる言葉遊びの世界では、とも揶揄される。

作品は歌詞とは直接関係ない映像詩というべきもので、歌詞をなぞったものと想像して来るビートルズファンは、

ますます?というところもあるらしい。

曲自体に具体性が無いからむしろ創造のインキュベーションがあるのか。なかなかに野心的かつ挑発的な作品である。


北海道の教員を勇退され今は東海大学でデザイン論の教鞭をとられる石塚さんは、

既に還暦を迎えられたにも関わらず、その瑞々しい感性には一点の曇りも無く。

「また一緒に写真展やりましょ。」との有難いお誘いも、果たしてこの感性に並んでついていけるのか、ビビリまくる風太郎である。


江戸川橋駅近く、GALLERY NIW (文京区関口1-44-8) で25日まで。 






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[ 2015/08/24 00:57 ] 日々雑感 | TB(0) | CM(6)