宗谷本線 雄信内 2008年
遠くに天塩川の川霧も立つ、早春の朝。
北海道といえばキハ22だろー、という所で時計の針が停まっている風太郎にとっては、
ステンレスピカピカの「キハ54」は異星人のようであり、あまりに受け入れ難い存在で
「鉄」から離れる原因のひとつになった。
しかし登場以来25年、幾星霜を重ねてくたびれも見え隠れするキハ54をしみじみ眺めると、
じんわり侘び寂び色気が出てきたかなーとも思う。
コイツと和解出来るなら、風太郎の心は北の大地に飛び、ねっちりした「鉄」再開の可能性があるのだが。
機械も歳月の「練り」で変わるのか。男の色気は五十越えると出る、とも言うし。
どうでもいいか、それは。
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「風太郎の1980年田舎列車の旅」
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