
宗谷本線 咲来 2012年8月
音威子府を離れる日は、夜半から雨になった。
草木から立ち上る湿った夏の匂い。
靄の向こうからやってきた気動車は、たった一人の乗客を拾って。
写真展「おといねっぷの森から」音威子府展も先月末で終わり、写真パネル一式は
村に寄贈する事にしたので、役場庁舎や道の駅、天塩川温泉などで引き続き展示し
てもらえるようだ。使い捨ては写真展の宿命だが、何らかの形で後に残るなら作者
としてこれ以上の喜びはない。
村は相変わらず遠いけれど、またひとつ近くなった気もする。
気が付いたらまた、この場所に立っていそうだ。
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「風太郎の1980年田舎列車の旅」
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