
増毛の町 2012年8月
帰路に着くべく南下する。
美深の松山湿原や、智恵文のひまわりなど行ってみたいところはあったのだが、
道北地方は終日雨の無情な天気予報もあり、ならば日本海の海辺の方がと予定変更。
名寄から苫前方面へ人跡薄い山中を走り、小平、臼谷と旧羽幌線沿線を通過して、
留萌本線の終着、増毛へ。
国道から見下ろす増毛漁港の佇まいは昔と変わらぬ不思議なオーラを感じるのだが、
この北辺の町にも観光化の波が寄せている事を知る。
好ましい木造駅舎は内部がそば屋化しているのはまだしも、観光トイレが増築され変な形に。
ニシン栄華の残り香が感じられた古い町並みは、だんだんテーマパーク化しているようだ。
観光化に活路を求めるのも止むを得ないが、どこか見世物化した町も少し寂しい。
悪天のため日暮れも早い。上り列車がテールライトの尾を引いて。

留萌本線 増毛 2012年8月
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