太宰治 「津軽」 を旅する  その1

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  津軽鉄道  金木  1984年



「ね、なぜ旅に出るの?」

「苦しいからさ」

「あなたの(苦しい)は、おきまりで、ちっとも信用できません」


  太宰治「津軽」より


太宰治の小説「津軽」は、太宰の故郷である津軽半島一円を訪ねた紀行小説である。

半島各地に在住する知人と酒を酌み交わし、その人となりを通して「津軽人」を明るくユーモラスに

描く反面、生地金木に近づくにつれ、彼が故郷に対し負った「業」が少しづつ露わになっていく。


風太郎がこの小説を読んだのは、高校時代に読書感想文が夏休みの宿題で出たためで、当然ながら

いやいや読み飛ばしたため、どんな感想を書いたのかさえさっぱり覚えていない。

しかしその後の写真絡みで「津軽」と縁が深くなるにつれ、本棚の背表紙が気になって来て、

青森行きの定番だった夜行急行「八甲田」車中での長い一夜の慰みに読んだりした。

この小説の世界は、やはりこの土地に実際に立ってみて初めて心に沁みる所もあるようだ。


そして太宰の旅は、津軽鉄道を辿る旅でもある。



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   津軽鉄道  ストーブ列車  1984年  



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「風太郎の1980年田舎列車の旅」



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