
富山地方鉄道 立山線 横江 2015年11月
秋雨前線が停滞した北陸地方となれば、立山連峰を望もうなどという淡い期待はかえってさっぱり捨てられるもの。
雨に濡れたススキの穂波を割って来るのは、富山地鉄オリジナルの14760形。
昭和50年代、それまでの旧型車を駆逐した当時の新鋭電車も、いまや「ダイコンばあちゃん」などと揶揄されるようになった。
確かに沿線民家の軒先によくぶら下がっている干し大根に見えない事も無い。
この鉄道も移籍車が目立つようになった。
各駅停車の「レッドアロー」がゴロゴロ走って来て小さな停留所にギギギと停まるは、ここは「トワイライトゾーン」かと。
新鋭車であってもその土地の風土に長年磨かれれば何となく土着の空気を纏うようになるものだし、
それでこそ鉄道の風景に落ち着きが生まれるというものだ。
「ダイコンばあちゃん」には干からびて朽ちるまでまで頑張ってもらいたい。


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