北の細道   その11      塩狩

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   宗谷本線 塩狩    2017年2月







宗谷本線いにしえの名撮影地として何を今更感のある塩狩だが、

風太郎の中では現役最末期に廣田尚敬氏が惜別の念を込めて編んだ写真集(「永遠の蒸気機関車」)の主要部分がここでの撮影だったのが印象深い。

なかにはこの峠の急曲線を利してか「上目名のC62」ばりの「C57正面どアップ」もあって、何か氏自身の過去の作品に対するオマージュのように思えたもの。


いずれにしても線路を歩行して峠道の核心部まで至らなければらしい風景が撮れないのは明らかで、

その当時はともかく、現代においては完全にタブーなのは言うまでもなく。

蘭留近くの国道沿いの丘を登れば峠の入り口付近を俯瞰できるポイントがあるらしいが、時折吹雪く天候下にあっては無闇なバクチも打てず。

結局駅から離れられないとあっては半ば分かっていても寂しいものだ。


ここを訪ね、しかも泊まった唯一の動機は、早朝の上り雪レが収集情報では5時40分位に通過との事、

その時間なら辛うじて夜明けのブルートーンの下で捉えられるとの読みで。







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泊まりは駅のすぐ脇にある「塩狩ヒュッテ」。多分思い出深い人が多いはずの「塩狩ユースホステル」のリニューアルで、もちろんユースとしての営業もしている。

というか基本はユースだから相部屋のザコ寝がデフォルトなのだが、朝が早い風太郎は同室者の迷惑を考え個室ユースで申し込めばこれが結構高い。

同業者の利用も多いらしく、あー雪レね、とオーナー。念のため通過時刻を確かめたら何と「5時3分」との事。

げええっ、さすがに真っ暗じゃんと一気に萎えるがもはや後には引けぬ。成せば成るってか。


夜明け前の駅は森閑と佇む。

かっきり5時3分に雪レ、静かに通過。ここに常駐の保線係員、呆れたのか、かえって尊敬に至ったのか、妙に親切だったのも良し。







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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2017/04/08 20:23 ] 最近の旅 北海道 | TB(0) | CM(4)