
兵庫県 香美町 鎧集落 2017年8月
明るい夏空に誘われて海へ。
餘部の隣の集落、鎧は入り江に佇むささやかな漁港と集落がいい感じで、前から再訪してみたいと思っていた場所。
コバルトブルーの日本海という、この上ないロケーションに恵まれればテンションも上がりまくるというもの。
思えば雨続きの東京、此処で真夏の光に初めて出会った気がする。

山陰本線と海の組み合わせは撮れなくはないけれど、クモの巣状の電線に阻まれる。
仕方なく中途半端な一枚ながら、これが今回唯一の「鉄」である。この辺りはまだヨンマルの天下なのね。

平家の落人伝説も伝わる餘部界隈の事、「鎧」の地名も何やら訳ありと思っていたのだが、
近くにある「鎧の袖」と呼ばれる豪壮な柱状節理の海食崖から来たものらしい。
その土地で一番景色がいいのは墓場なりの格言に従い、墓地の坂を登り詰めれば。
家の数より墓石の数の方が多そうなのが気になるが、此の地に生を終えた魂達が、眠るような入り江を手を広げて護るかのようだ。

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