冬暦 その5  日々淡々

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   只見線 大白川   2019年1月









雪煙を上げて「国鉄型」がゆく。


昭和17年に小出~大白川間が開通した只見線魚沼方77年の歴史の中でも、

昭和38年のいわゆる「サンパチ豪雪」は長く語り継がれるところである。

当時はもとより積雪期になると沿線の道路は全て未除雪で、鉄道だけが唯一の外界との繋がりだったようだが、

5mを超える大豪雪に只見線は埋もれ果て、沿線の村々は完全に孤立する。

食糧他生活必需品が日に日に底をつく中で、唯一の解決策であった鉄道復旧への23日間に及ぶ官民一体となった格闘の記録からは、

自然の猛威と共に土地の命綱たる国有鉄道の圧倒的な存在を感じずにはいられない。











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  越後広瀬







「国鉄型」の最後の牙城のひとつとなった只見線、会津方も含め豪雪時におけるその走破能力は想像以上で、

運休必至との諦めを逆に裏切られる事もしばしばである。

緊急時の補助要員なのか車掌乗務が残っているのも含め、これは勝手な思い込みかもしれないが、

廃れゆく鉄道の矜持というもの、その残り香をどこか感じる気もするのだ。


もはや命を繋ぐライフラインでは無い事はもちろんだ。

しかし観光でもイベントでもなく、託された日々の役割をただ淡々と全うする鉄道には心動く何かがある。








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  魚沼田中







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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2019/02/10 20:17 ] 最近の旅 中部甲信越 | TB(0) | CM(2)