雨の名前 その3   疎雨

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  大井川鐡道 抜里  2019年6月







疎雨 (そう) = まばらにポツポツと降る雨。

遠慮がちな雨雲にデフューズされたフラットな光線は、あまり色気は無いが暗部まで優しい光を回してくれる。




廣田尚敬さんが40年以上前に著された子供向けの入門書、「たのしい鉄道写真の撮り方」は、

どっこい大の大人が心して読むべき名著と思っているのだが、

列車の頭から尻尾まで入れるばかりが能ではないというくだり、「台車の油やきしむ音まで写し撮ろう!」とハッパをかけられる。

要はより象徴的な部分をもって全体を表現しきった写真こそ強い、という事だろう。

子供相手に語るレベルの話かという感想もあろうが、写真の境地を拓くに年齢など関係無いという信念が書かせた気がする。

風太郎の電車の顔を真ん中から気持ち良くぶった切った写真は理解不能という声もあるが、

なんの40年前に受けた薫陶に忠実なつもりなのだが。


ファインダー上で手応えのある「静止画」と違い、「流し」はモニターで再生してみて初めて結果とご対面というところ。

まあ大概の人は親子の顔に目が行くだろうが、流しならではの「台車のきしむ音」も目で聞いていただきたい、というのが願いである。







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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2019/07/03 22:53 ] 最近の旅 中部甲信越 | TB(0) | CM(8)