ミャンマー ・ レイルサイドストーリー  その21   もうひとつの線路市場 ①

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  ミャンマー国鉄 マダヤ線 オーボー    2019年8月






アジアの線路市場としてはタイのメークロンとかが有名だが、路盤改良されたそれはまるで新幹線の線路みたいだし、

観光客が群れてスマホ動画撮りの壁が出来ると聞けば、風太郎のハートにはどうにも響かない。

ベトナムはハノイの裏通りの線路なんかもいいなと思っていたのだが、最近は趣のある線路際の建物が取り壊され、

まるでスタバみたいなオシャレなカフェだのなんだの増殖中と聞けばまた萎え萎えである。

東南アジアは日々刻々と変貌を遂げているのだ。


「マンダレイのタィーゼィ」は残されたサンクチュアリである事は疑いないのだが、昨今カメラ雑誌にも紹介されるようになり、

今回もカメラを抱えた欧米人グループが見られた。 何より露店の出店者がどうも「撮られ慣れている」らしいのだ。

写真を拒否することは無いが、「またかよ。」という雰囲気が顔に出ていたりする。

やはり多くのカメラが入っているのは間違いないようだ。


そんなタィーゼィから2km離れた隣駅「オーボー」にも線路市場が存在する事を今回発見した。




マダヤ線路線図2b2




ここで位置関係を確認しよう。

上の概念図の通り、「マダヤ線」は実は複雑な形をしており、マンダレイを発車した下り列車は市内を環状に大きく迂回してオーボーを過ぎ、一旦タィーゼィに至る。

タィーゼィで折り返して再びオーボーに停まった後、マダヤに向かうのである。

1990年代までピンク色の部分に線路があり、「マンダレイ環状線」として運行していたようだが、

史跡である旧王宮内を横切っているのが災いしたか、今は線路が剥がされているのだ。





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オーボーの線路市場は規模こそタィーゼィの三分の一もない位だが、その陰に隠れて目立たず、カメラはほとんど入っていないのではと思う。

何より嬉しいのは出店者がスレていないのだ。 人々の素朴な好奇心のようなものが色濃く残っていて、撮っていて楽しい。

もちろん背景もタィーゼィとは違う趣が感じられて良い。





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あらイヤだ、ちょっとだけよ。



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タィーゼィと比べるとあの圧倒的な密度感は無いが、適度に隙間が空いているので移動の自由が利き、撮り易い。



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ジャンクション駅でもあるからポイント転轍機は重要施設なのだが、御覧の通り格好のハンガーと化している。

鉄道はどこまでも日常に埋没しているのだ。



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一段高いところに陣取った「大将」はガハハと笑う。

此処は逞しき生活のるつぼ、知られざるもうひとつのサンクチュアリ。





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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2019/10/22 20:03 ] 海外写真 | TB(0) | CM(2)