
小湊鉄道 里見 2013年
のたりのたりと午後の駅。
紅いフライキにもトップライトが降ってくる。

有楽町の富士フイルムで米屋こうじさんの写真展「鉄道幻風景」を見る。
90年代からアジアンレイルウェイを撮り続けている先達だし、その良さは自分自身がアジアを体感してこそ理解出来るようになった気がする。
ミャンマーはちょっとニヤリだが、スリランカの大ループやバングラディシュの人間ピラミッド列車には改めて仰天だ。
タイトルの写真も凄いが群衆の海に二本の列車が浮かんだような駅構内、隣の線路の客車の屋根に飛び移ろうと宙に浮いている男の写真は必見。
「着地点」の客車の屋根だって人で埋まってるし、そこはツルツルはもちろん相当な高さがある。 足の下は群衆で、この男の次の運命やいかに。
写真の寄りと引きの組み合わせが絶妙だなあと感心。ボクサーならヒット&アウェイ、ピッチャーなら内外角の揺さぶりというところ。
幸い米屋こうじさんも在廊していたので、いやいやあ、ご近所で撮ってますなあと風太郎写真展のハガキも渡してきた。
「これは・・・行きますよお!」と仰って頂いたのでお待ち申し上げます。
もともとこの写真展、3月末に開催の予定がコロナ禍で延期されていたもの。
ご本人のブログによれば4ヶ月ぶりに陽の目を見た写真達に感無量と。 他人事とは思えない。
重苦しく閉塞したようなこの状況下、敢えて「写真を鑑賞する」場を守っているギャラリーと作家達に共感のエールを贈りたい。
8月24日まで。
写真展 「 ミンガラーバ! ~ ミャンマー・レイルサイドストーリー ~ 」(東京展) オリンパスギャラリー東京 2020年8月28日(金) ~ 9月9日(水) 木曜休館
(大阪展) オリンパスギャラリー大阪 2020年9月18日(金) ~ 9月30日(水) 木曜休館
※ハガキでは営業時間が10~18時となっていますが、現在のところ11~18時に短縮営業中です。
なお、ギャラリートークならぬ「作品解説」を下記の日程で実施する事になりました。 写真に写らないよもやま話を語ろうと思っています。
(東京) ①8月29日(土) 14~15時 ②9月5日(土) 14~15時
(大阪) 9月19日(土) 14~15時
恐縮ですがオリンパスのユーザークラブ「フォトパス」会員のみ、事前予約が必要な先着10名限定です。
但しユーザーではなくとも会費無料の「ゲスト会員」登録する事により予約出来ます。
一度風太郎のツラが見たいという方、お待ちしております。
「フォトパス」会員登録、「作品解説」の予約、写真展の詳しい概要、営業時間などの最新情報は下記ページ参照の事
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