
飯山線 蓮 2020年11月
早朝から雨の天気予報は大外れ。
朝焼けも引いてゆく頃、通勤通学のささやかなラッシュアワーが始まろうとしている。
蓮駅のシンボルと言えば背後に聳える高社山と、脇に建つ禅寺、安國寺の佇まいだろう。
澄み切った朝の大気に、紅葉が降りて来る名山まで手が届くようだ。

朝日が差してきた。
以前銀座のキャノンで見た村上悠太さんの写真展でも、安國寺の朱色の屋根を前景にした蓮駅の写真があったが、
秋の色を鮮やかに演出するこの透過光を生かさぬ手もあるまい。
眩しいからカーテンを引いているのだろうが、それがディフューザーになって車内を柔らかく照らしてくれる。
いつも通りの、それぞれの朝が始まった。

飯山と長野という共に大きな町に挟まれたこの駅は、上りも下りも乗客がいて駅本来の賑わいを少し思い出させてくれる。

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