スクエア

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  釧路湿原  2012年








先日「ハッセルブラッドクラブ」なる団体の風景写真展を見る。当然ながら銀塩フイルム使用のスクエア画面。

写真の内容がどうこうよりその解像や描写力が気になる。中判フイルム+ツァイスの描写を大プリントで見る機会も最近めっきり減ったからね。

半切位に伸ばされた写真を吟味するに、やっぱりフルサイズデジタルが勝ったなというのは、ついぞハッセルが買えなかった僻みとは別のところで。

フルサイズの描写はシノゴ級というのも頷ける。


それはともかく、正方形画面の端正さには改めて憧れる。

静的な写真に向いているとは思うけれど、落ち着きの中にも緊張感がある。 古寺の巧みに計算された空間演出にも似て。

縦横が無いというのは写真展の展示をイメージしても、分断が無く流れるようなストーリーを演出し易いと思う。

ニコンは何のつもりか1:1のアスペクトに対して冷淡だったけど、D850を買ってからようやく1:1を享受出来る事になった。

後でトリミングするのと、ファインダーで見たままとはやっぱり違うのだ。


スクエアフォーマットの風景写真と言えば、やはりそれを完成させたのは故前田真三さんだろう。

後の風景写真に多大な影響を与えたのは言うまでもないが、彼の使ったカメラ、レンズと同じものを用意し、

同じ撮影地に同じ季節に行って全く同じ構図できれいにコピーする写真の流派が存在するというのには驚いた。

「真似だ真三」と言うのだそうな。彼と同じ写真体験を共有したいという宗教的信者なのだろうか。


プロの風景作家にとってもスクエアフォーマットは何処か鬼門であるそうな。

真似だ真三とは一線を引くにしても結局それと比較されるのはたまらん、という事らしい。

風太郎はそういう他人の評価が気になる立場でもないし、前田さんも没後22年も経った。

そろそろ次の「正方形使い」が出ることを前田さんも空の上から願っているのではないか。






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[ 2021/01/02 22:23 ] 日々雑感 | TB(0) | CM(0)