津軽鉄道 第52列車

津軽鉄道 ストーブ列車車内1 198年2月 16bitAdobeRGB 原版 take1b2

   津軽鉄道   第52列車      1982年








通学の高校生を満載した下り第5列車の折り返し、上り第52列車である。

乗客も疎らになり、特等席たる「ダルマストーブ前」を占領するのも容易になる。当たり前の生活列車である。

地吹雪に荒れる車窓は地元に暮らす人々にとってごく日常でしか無く、それぞれの時間を淡々と過ごすのだった。

車両はオハ31系、1984年に35系客車が導入されて引退後、芦野公園に保存(放置)されていて、

朽ち果てるのは時間の問題と思われたが、鉄道博物館の展示物として余生を送る事になったのは周知の通り。

女性2人が横に並ぶのも窮屈そうな座席の幅は、戦前の日本人の体格の証人でもある。


単なる「第○○列車」がいつしか「ストーブ列車」と名付けられ、運板を掲げるようになったのはいつ頃だったか。

やがて観光アテンダントが乗りこみ、特別料金列車として観光客以外を乗せなくなるまで大した時間は要しなかった。

「ストーブでスルメを焼く」風習が喧伝され、調子に乗った観光客が焼肉を始めて煙が車内に充満する騒ぎもあると聞くが、

風太郎は何度訪ねてもスルメ焼きなど見た事が無いから、観光用に誇張された伝説だろう。


雪に音が吸い込まれ、くぐもったような轍の音、カーブの度に軋む車体、聞こえて来る難解なお国言葉。

その土地の日々に異邦人の如く迷い込んだような、不思議で豊かな時間の流れ。

今も昔も、それ以上のものを旅に求めたいとは思わない。





( 数日間留守にしますので、恐れ入りますがしばらくお返事等出来ません )







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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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