道東漂行譚  その18       斜里岳 AM6:17

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    釧網本線 中斜里     2016年2月







北海道の天候は急速に怪しくなって、発達した低気圧で道内は大荒れとの予報。

道東はまだ穏やかなものの、最終日の今日はオホーツクブルーとは縁がなさそうだ。

夜明けに屹立する斜里岳の麓を行くのは知床斜里から緑に向う4724Dの送り込み回送。「海線」の写真上の始発列車である。

列車が煙に巻かれてしまうというのは蒸気専科かと思っていたが、40系が吹き上げる白煙も物凄く、ちょっと出過ぎだなこりゃ。

時刻はAM6:17。客扱いは無くとも網走寄りに行けば7時近くまで列車が無いのだから貴重な一本を無駄には出来ぬ。


大木茂さんの「浜小清水の夜明け」は、現在の「フレトイの丘」から夜明けの浜小清水駅と下り始発列車を捉えたもので、

昇る太陽に浮かぶ煙のシルエットと流氷、目覚めたばかりの浜小清水の集落と、息を飲むように美しいばかりか、

ピンと張りつめた厳寒の大気感まで伝わる、現役SL時代の名作中の名作と思うが、

それが撮られたのは1968年3月3日、時刻はAM6:21という。

今日は2月29日だからほぼ同じ時期、同じ時刻という事になる。


名作の真似をしようにも変わり果てた浜小清水駅はもとより、その時間に列車など走っていないのだから、永遠に不可能であろう。

実は件の始発列車の前にもう一本貨物列車もあったというから溜息が出る。

朝な夕なの光のドラマと共に鉄道を捉えるのも難しいものになった。








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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2016/04/07 20:02 ] 最近の旅 北海道 | TB(0) | CM(2)

風太郎様

山並みの雄大にも驚く程ですが・・・・
下方・・・走行する煙にまみれたかのごとくの列車
雪の中に同化したかのごとくに感じます
煙が雪に見える程です
最初にお写真を拝見した時には 列車が線路の雪を蹴散らしてその雪が列車を覆っているのかと思う程でした
それだけ勢いのある煙 遠方より的確に捉えていますね
いつもながら その撮影姿勢には 感激します

[ 2016/04/07 20:24 ] [ 編集 ]

始発列車


りらさま

この白煙はディーゼルエンジンの排気煙で普段はあまり目立つものではないのですが、
マイナス10℃以下の寒気の下ではご覧の通りです。
もちろん始発列車ですから夜の間にレールに積もった霜やらも蹴散らしてもいるのでしょう。

静寂が支配する夜明け時、いち日の始まりを告げる列車の音。
そんな昔日の鉄道風景を垣間見るような気がします。

[ 2016/04/07 21:38 ] [ 編集 ]

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