道東漂行譚  その10       落石の朝

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    根室本線  落石      2016年2月








昨夕、結構暗くなるまで独り雪原を彷徨ったのは、翌早朝のロケハンも兼ねて。

ネットで検索しても夕方の定番写真は溢れるものの、ここの朝を捉えた写真はとにかく珍しく、事前のイメージトレーニングさえままならぬ。

でも誰も撮らないなら撮ったるわと、かえって力が入るのも毎度の事である。


朝の光線の下で現地に立てば成程と思う。

予想はしていたが落石側の定番位置から見れば完璧なベタ順光、青空の下、雪でクローズになったゴルフ場を見るようで、

此の地の殺伐とした緊張感がまるで無い。

これは別当賀側からのギンギンの逆光狙いか、ひねったアングルを探す他なく、群れるエゾシカ共を追い立てながら夜明けの雪原を歩きに歩く。

こっちが先着とはいえ、定番お立ち台から狙う人がいれば風太郎はもろにフレームインするはずだから、

その周辺は時々チェックしていたが、最後までそこに人影が立つことは無かった。

あまり顧みられる事もなく、それでも漂々と繰り返されて来たであろう、落石の朝である。









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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2016/03/23 20:42 ] 最近の旅 北海道 | TB(0) | CM(10)

懐かしき落石

風太郎さん、はじめまして。
素敵な「鉄道のある風景」の数々、いつも楽しく拝見しています。
とくに先日からはじまった落石のシリーズ、とても懐かしく拝見しました。
いまのように情報がほとんどなった41年前、はじめてこの地を訪れて、日本にもまだこんな場所があったんだと驚きました。
そのころはいつも一人旅、しかもまだだ高校生だったので、機材をもって線路端をテクテク歩いて現地までいきましたが、蒸気終焉の時代にもかかわらず、同業者はゼロ。
汽車を待つ間、聞こえてくるのは風の音ばかりで、とても心細くなったことを覚えています。
それにしても、このあたりは41年という年月をすぎても、まったくかわっていませんね。
そんな懐かしい記憶をよみがえらせていただき、どうもありがとうございました。
なお、41年前に、ほぼ同じ立ち位置で撮影した写真と、今はお立ち台になった場所から、あえて別カット撮った写真を貼らせていただきます。
よろしければご覧ください。
http://makobei2008.blog82.fc2.com/blog-entry-2248.html
http://makobei2008.blog82.fc2.com/blog-entry-368.html

また、これを機会にリンクもさせていただきたいと思います。今後ともどうかよろしくお願いいたします。



[ 2016/03/23 23:57 ] [ 編集 ]

荒野の鉄路

風太郎さま

新鮮なアングルを風太郎さんらしい光線で。
つぶさに観察すると本当にとんでもない所に線路が横たわっているのが解ります。
「月面」という表現が大げさでないことが証明される広大さ。
電関人にはトゥーマッチかも。
[ 2016/03/24 09:10 ] [ 編集 ]

お~ 根室側よりもこのアングルのほうが好きですなあ。
業務連絡 内示が出ました。小海線にほど近い標高850mあたりが職場になりそうです。行き帰りに小海線か?いやいや。
[ 2016/03/24 20:21 ] [ 編集 ]

風太郎様

一枚目
お写真 拝見した瞬間
彫刻で削ったような光景に思えました
直線と直線のぶつかりあい
その中に垣間見える曲線の線路はそれは芸術的でさえあります
感動しました

二枚目 三枚目
言うまでもないことですが・・・・
撮影者のこの地に対する想い 列車への想い
切ない程に 私の心をゆさぶります

感動と言う言葉は・・・・
感じて・・・・動くと書きます

お写真を拝見して私の心は揺れ動きました
心に響く 映像美 心から有難う
撮影アップして下さり ただただ 感謝しています
自宅にいながらにして 映画館で見る映画以上に感動することが出来ました
[ 2016/03/24 22:07 ] [ 編集 ]

最果ての鉄路


まこべえさま

初めまして。コメント有難うございます。

現役SL時代の貴重な写真拝見させていただきました。
走って来るのは単行キハ54ばかりという寂しい状況の中、かつての大編成列車が此処を通過していた頃はいかばかりだったのか、
と思っていた矢先だったので感慨深いものがあります。
風景そのものは本当に変わっていませんね。特に別当賀側から見た昔の写真はあまり見た事が無かったので。
廃線すら取り沙汰される昨今、営々と続いてきた最果ての鉄路に想いも新たです。

リンク有難うございます。
貴ブログも改めて良く拝見させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。

[ 2016/03/25 00:20 ] [ 編集 ]

変わらぬ風景


狂電関人さま

この国の風景は歳月を経てどうも無秩序にゴチャゴチャが増殖するようで、
そんな事とは無縁、数十年何も変わらぬ風景はひとつの奇跡かも知れませんね。
文字通り今回の撮影行のクライマックスでありました。
[ 2016/03/25 00:25 ] [ 編集 ]

北海道の旅


Mc43810さま

確か大学生活最後の冬、北海道の旅で車窓を眺めながら「おおおっシカだああっ」と叫んでいたMc43810さんが思い出されます。
あれは根室本線ではなかったっけ。シカは飽きるほど居ます。だんだん牧羊犬のような気分になって来ました。

地元ならではのディープな小海線、今後ますます期待しております。
[ 2016/03/25 00:32 ] [ 編集 ]

光と影の


りらさま

写真は光と影の芸術とは良く言ったもので、その陰影のインパクトは写真ならではのものですね。
太陽という一灯照明の下、その陰影を引き出すか否かはポジション取りに全てが掛かっていて、
全く一変する風景に接するたびに写真の面白さを痛感するところです。
人間の営みを拒否するかのような荒々しい大地の明け暮れには魂を揺さぶられるようなものがありました。
その一端でも伝わったなら嬉しい限りです。
[ 2016/03/25 00:40 ] [ 編集 ]

Re:北海道の旅

>あれは根室本線ではなかったっけ。
厚岸からの帰りだったと思います。
鹿はこのあたりも多いですよ。いつの間にか東線も柵だらけになっています。小海線も変な警報音を鳴らしてくるようになりました。
稚内からの旅から帰ってきました。サロベツでは後展望の席を取って眺めていたのですが、ニコニコ旅館もレンガ館もありませんでした。下の国道からの階段は健在でしたよ。
[ 2016/03/26 23:28 ] [ 編集 ]

抜海あたり

Mc43810さま

稚内?!それはまた。帰りは当然新幹線ってとこですかね。
ニコニコ旅館、名前を聞くのみで現物は見た事が無いのですが、跡形もないようですね。
国道からの階段は数年前の夏、登りましたよ。そこから先は笹地獄で死にましたが。
[ 2016/03/27 00:23 ] [ 編集 ]

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