写真展メイキング②    ANALOG meets DIGITAL 

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今回の写真展のプリントは全てインクジェットである。

せっかくのアナログ時代の写真なのだから仕舞まで銀塩という想いもよぎらない事は無かったのだが、

A3ノビだって印画紙でいったら半切クラスだし、それ以上のサイズとなったら体力・気力・技術全てが追いつきそうにない。

ましてや70点ともなれば、お座敷暗室たる自宅は酢酸の館になってしまうから、もとより無理な話である。

今使っているプリンター、エプソンのPX5600は、発売当時モノクロ専用機かというような触れ込みだったし、

最新機器に比べれば、との評も聞くが風太郎の感覚では充分なクオリティと思っているのであまり抵抗感が無かったというのもある。

いずれにしても最後をデジタルに委ねる以上、「デジタル化」の手間は避けて通れないところである。


実はこれまで結構長い期間を掛けて、当時の写真のデジタル化はフィルムスキャナーを使ってほぼ完了しているのだが、

大伸ばしを前提として見ると階調性をはじめとして不満が無い事も無い。

スキャニングからやり直さねばという写真もあり、これについては現在最もハイクオリティと思っているデジイチによる複写

で対処する事にした。以下参照  ここで吐き出されるデータは、当然ながらネガ画像である。


風太郎が普段使っているレタッチソフトはかなりマイナーと思うがニコンのcaptureNX2で、結構使い勝手がいいから愛用しているのだが、

泣き所はネガポジ反転機能が無い事で( これはlightroomも同様 )、トーンカーブの明暗を逆転させる(左肩上がりになる)裏技を使うしかない。

おいソフト屋、ネガのデジタル化という重要機能を忘れたかと苦言を呈したいところである。

「複写方式」の利点のひとつはRAWデータで出力される事で、ニコンならアクティブDのようなシャドウの持上げも使えるし、

後処理の自由度は高い。最も調子に乗り過ぎるとデジタルノイズやらトーンジャンプやらという、

銀塩では有り得ないものまで浮いて来るから要注意だが。


銀塩時代、薄暗い安全光下で微妙な判断をせざるを得なかった「黒の締まり」や「白の飛び具合」、

バライタで微妙な出方の時は現像液に手を突っ込んで指先の体温で擦りだすような荒技も今は昔、

ヒストグラムを睨んでマウスでクリクリやるだけ、部分レタッチで楽勝というような安直さは基本的にものぐさな風太郎は大いに歓迎するところ。

ピュアで拘りの銀塩プリントとの差がいかばかりかは、ちょっとギャラリーの目が怖くもあるけれど。






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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2016/04/30 00:07 ] 写真展 | TB(0) | CM(6)

:風太郎様

風太郎様はいわゆる暗室という場所で現像なさっていた時代があったのですね
KODAK・・・・文字が見えます
富士フィルムと同じような会社ですよね
フィルム・・・こんな感じだったのですね
写真の上下に穴が開いているのは 何かしらの意味があるのでしょうね
現代の暗室も素晴らしいのでしょうが・・・「ただし 私はトーンカーブさえ使用出来ません」
風太郎様の当時の暗室での姿 拝見してみたかったです
お友達でその時の風太郎様の暗室での作業姿 撮影している人がいるといいなと・・・思います
でも暗くて撮影出来なったでしょうかね
[ 2016/04/30 19:46 ] [ 編集 ]

新世代

りらさま

写真新世代、と感慨深く読ませていただきました。
トシを取るわけです(笑)
そうなんです、昔の写真は皆こういうものでした。
フィルムは現像が終わるまで光を記録し続けますから、暗室を写真に撮ることは出来ません。
安全光という特別な照明が薄暗く灯るだけですからお化けですね(笑)

デジタル時代の暗室はレタッチソフトです。
りらさんもそれを知ったら更にハマり込むと思いますよ。
チャレンジしてみて下さい。
[ 2016/04/30 20:51 ] [ 編集 ]

こんばんは。
 ご苦労されている様子ですね。
 ですが、作品自体が良なら画質に見劣りがあっても気にならない、といいますか、、。

 すでに、従来の光学引き伸ばしと銀塩プリントよりも画質は上になっていると思いますが。
 それより、バライタ紙を枕型のドライヤーで乾燥仕上げした あの、ツヤツヤ感を知る人など、もういないと思いますよ。 

 スキャン性能なら、印刷関係の製版で使用されているドラムスキャナで読んでもらうとまったく不安は無いのでしょうが、なかなか個人ではそういう業界に立ち入るのは難しいかもしれませんね。

 でも、枚数が多数で、ニコンで展示するよ!なんて言って、しかも「スキャンby○○印刷所」なんて入れる約束したら価格交渉ができるかもしれませんね。  
   ちょっとそんな事を思いました。
[ 2016/04/30 22:53 ] [ 編集 ]

割り切り

風太郎さま

ハイスペックデジイチでデジタルインターネガ作業、
電関人には到底できるものではありませんが、只今ややスペックが上がったマシンにて
再スキャンをのろのろとやってます。
今の技術を集結したモノクロ80's写真展楽しみにしてますよ!
[ 2016/05/01 10:20 ] [ 編集 ]

開き直り


haradaさま

いろいろアドバイス有難うございます。
プリントにおける銀塩とデジタルの優劣論については、もとより同じ土俵で比較するものでも無くという気がするのですが、
どちらにしても丹精込めたオリジナルプリントを見せられればモノクロ写真の美しさ奥深さを再認識するところで、
少しでもその世界に近づければいいのですが、アナログとデジタルの両方の特質が混ざり合うのが難しいですね。
撮影・現像・スキャン・レタッチと全ての工程に妥協が許されない産物でもあるのでしょうし、
もう取り返しがつかないものもありますから、最後は開き直りの産物でもあります。

ドラムスキャナーの凄さも良く聞くところで一度試したいと思っているのですが、費用の点もあり、あるもので勝負というところです。
メーカーギャラリーの制約というのもあって、ダブルスポンサー的なものは結構ナーバスなようなので難しい所です。
[ 2016/05/02 20:55 ] [ 編集 ]

やってみれば


狂電関人さま

Df&マイクロ持ってるんだからやってみればと思いますよ。
レンズの先に付けるものさえ工夫すればいいんですから。
銀塩ネガにとってスキャンは「第二の現像」という気がしています。
それによってあとあとの仕上がりが大分違ってきますよ。
[ 2016/05/02 21:01 ] [ 編集 ]

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