陣ケ峰の朝

蒲原 陣ケ峰 朝焼け2 1985年1月 AdobeRGB 16bit 原版take1b

   蒲原鉄道  陣ケ峰     1985年






まだ上越新幹線も無かった頃、蒲原行きの定番は夜行急行「佐渡」で、

朝4時過ぎに加茂の駅に着くと、町外れにある陣ケ峰で始発列車を迎えるのがいつものコースだった。

朝焼けの下、まだ眠りについた加茂の町を眺めながらの時間は、身も縮むような寒さの記憶でもあるが、

朝の早い田舎の事、思いの外大勢の利用客と始発列車を待つのだった。

此処に立つと蒲原にやってきた実感がじんわりと湧いてきたものだ。


この撮影時点では新幹線も開通していたし、「佐渡」は定期列車としては消滅していたから、

どうやってこの時間に此処に立ったのか定かでない。

夜行鈍行を乗り継いだのかも知れず、新幹線に乗るカネが無かった訳でもなかろうにご苦労な事だが、

村松加茂線最後の冬に、今一度陣ケ峰で夜明けを迎えてみたかったか、と想像してみる。







HPはこちら  URLが変更になりました
「風太郎の1980年田舎列車の旅」

Copyright © 2014 風太郎のPな日々 All rights reserved


「ブログ村」に参加しました。ご訪問の際はポチしていただけると励みになります!
 ↓
にほんブログ村 鉄道ブログ ローカル線へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
[ 2016/04/28 20:23 ] 昔の旅 蒲原鉄道 | TB(0) | CM(8)

風太郎様

調べてみました
陣ヶ峰駅
廃線後もその駅の痕跡は今でも残っており駅近くの橋台跡や入り口に通ずる階段、ホーム等が確認できる・・・・
でも現在 モハ61形電車「でいいですか」はもう走行する姿は 見ることはで出来ないのですよね
撮影しておいて本当に良かったですね
やはり 撮れるうちにですよね
今 撮っておかなければと思われる 列車は多くあると思います
思い出になる前に 撮影が多く出来ますことを祈っています
[ 2016/04/28 21:44 ] [ 編集 ]

言葉に出来ない

こんばんは。

風太郎さまの蒲原は、いつも見入ってしまいます。
何というかコメント出来ないくらい・・・
このお写真も、もう言葉は要りませんですね。
[ 2016/04/28 22:56 ] [ 編集 ]

五感の記憶


りらさま

今 撮っておかなければ。
そうですね、それは寂しい事ではありますが、国鉄ローカル線や地方私鉄がバタバタと消えていたこの頃、そう思わずにはいられませんでした。
写真は少なくとも視覚的には「あの頃」に連れ戻してくれるのですが、
思い出というのは五感に刻まれるところがあって、夜明けの駅で一人始発列車を待つ時の静けさや、身を切るような寒さもそのひとつ。
それらは記録に残す事は叶いませんから最後に味わっておきたいと、写真はともかくという衝動もあったような気がします。
仰る通り、残骸は今も姿を留めています。不思議に時の流れが停まった場所です。電車はモハ31か41ですね。
[ 2016/04/28 23:22 ] [ 編集 ]

夜明けのコダクローム


いぬばしりさま

厳しい条件下でも鮮やかな発色を叩きだす、現代のデジタルに慣れてしまえば感慨も薄くなってしまいますが、
この頃のコダクロームではそれは厳しい撮影でしたね。お察しと思いますが。
色温度の影響を比較的受けないように感じた発色も当たるも八卦のような所があって、
イメージ通りに上がった時の嬉しさもまたひとしおだったものです。
ラチチュードも厳しかった。
ただ情報量そのものは意外にあるもので、デジタルでそれを引き出す楽しみも残してくれたのかも知れません。
[ 2016/04/28 23:33 ] [ 編集 ]

コダクロですかぁぁぁ

風太郎さま

乳剤の当たりはずれもさることながら、
ASA64でこの暗さの中電車周りの逆光側諧調がこうも出るとは
天然の雪レフ版の快挙!?!?
この時間に此処とは、臨時佐渡かムーンライトか・・・
[ 2016/04/29 09:15 ] [ 編集 ]

昔の写真新解釈


狂電関人さま

まああの硬さですから、ポジの見た目は左側の駅舎部分など真っ黒に潰れていますよ。
電車も含めトーンカーブを持上げてなんとか、という所です。
ポジの見た目のキリッとした硬さも嫌いではないのですが、
スキャナーに読ませれば結構情報が記録されているのに驚いたりします。
デジタル時代の、昔の写真新解釈というところでしょうか。

当時は臨時佐渡など繁忙期しか無かったはずですし、
ムーンライトなどという洒落たネーミングも無い733M?の長岡乗継では無かったかと想像しています。
[ 2016/04/29 10:04 ] [ 編集 ]

おはようございます

拝見した瞬間、そんなに昔のお写真ではないような印象だったのですが、
良く見ると蒲原鉄道、丸い照明灯、昔ながらの街並み...‘どう見ても’でした。
レールに積もった雪が、始発列車の凛とした雰囲気を伝えつつも、少しやわらかい印象なのはフィルムならではでしょうか。

私もポジ時代の写真を時々スキャンしてデータ化(所有して15年になるCanoScanFS4000USというキャノンのフィルムスキャナーを使用してます)しておりますが、1枚1枚の所用時間についつい後手後手に回っているところです。

で、その際にいつも思うのですが、ポジフィルムの朝焼けや夕焼けの淡い紅というか桃色の発色は、やはり秀逸だなぁと。
デジタルでも再現できなくはないですが、少々‘施し’が要りますね。
フィルム時代は、フィルムをそのシチュエーション毎に選び、露出を決めて一発勝負、あとは勝ち負けという...ある意味現場至上主義の賜物を収穫できる技さえあれば効率的だったように思いますね。
デジタルカメラにどっぷり浸かってしまった今では、フィルムに戻ることはできそうにありませんが...。

先日、PENTAX K-1を購入しましたが、3000万画素越えよりも、ISO25600までが画質的に許容範囲だったのに衝撃を受けました。
[ 2016/05/03 10:08 ] [ 編集 ]

銀塩の味


山岡山さま

この時代、写真を撮るには極限に近い状況下で四苦八苦した経験からすれば、
今のデジタル機材を抱えてタイムスリップ出来ればさぞやと、歯噛みするところもあるのですが、
仰る通り銀塩の味というか、ヌメッとした湿度感のようなものはなかなかデジタルでは出ませんね。
もとより原版は結構カチカチな仕上がりでシャドウなど潰れていますから、デジタル処理の助けもあってこの絵になる訳で、
どこまでが銀塩の味なのか、判然としないのも事実なのですが。

いずれにしてもリハーサルなど出来ぬ一発勝負で、これと決めた露出決定などがうまく嵌まり、
透過光で見るポジの鮮やかさに感激、というのは時が経っても忘れないものですね。

新しいカメラは日進月歩ですから、高感度特性を始めまた素晴らしい性能を発揮すると思います。
山岡山さんの「技」もまた新天地を拓きそうですね。楽しみにしております。
[ 2016/05/03 13:12 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://futaro1980.blog.fc2.com/tb.php/1121-c44ec3c1