波の細道

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   日高本線  大狩部      2013年








心揺さぶられるのは、先人の鉄道敷設への執念。

九十九に折れた細道が、此処に戻る日は来るのか。












(写真展漫遊録)



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また終わった写真展で恐縮だが、6/8までやっていた北井一夫さんの写真展「流れ雲旅」を見る。

写真は同時出版された写真集。

1970年代、漫画家のつげ義春さんらと、東北、長野、九州、文字通り流れ雲の様に旅して出会う、日本の片隅の素描。

銀粒子にたゆとう風景は二度と帰っては来ない遠い過去のはずなのに、

画面に生きる人々の体温や息遣いが、皮膚にざらつく感覚は何処から来るのだろう。


最終日の危ういところで間に合ったのだが、北井さんご本人が在廊していてお話し出来たのには感激。

写真事始めの頃に、鉄道写真というより北井さんの「村へ」など一連の農村ドキュメンタリーを見て、

ヨシ俺も旅に出てローカル線を撮ったると、一念発起したのが全ての始まりのようなところがあるから、

やっぱり風太郎にとっては特別な方なのだ。


地方が地方らしかったのはいつ頃までかと問えば、「バブルが大きかったね。あれで地方まで変わった。」







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「真似になってない真似ですが・・・・」と自分の写真展の宣伝までしたら、「へえ、これは見に行きますよお。」と力強いお言葉。

(鉄道話になったら、客車内は撮ったけど蒸気機関車は撮らなかった、あれは勿体なかった、との事。)


まだ話し足りない事は多々あるし、本当に会場でお待ちしていますよ、北井さん。








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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2016/06/12 16:37 ] 最近の旅 北海道 | TB(0) | CM(4)

風太郎様

一枚目
直角になったごとくの岸壁
その内側を走る列車
山の斜面の険しさ 海の波の激しさ
波の煌めきが美しいだけに なおのこと線路の険しさに目を奪われます
人間が自然に合わせて暮らしていた頃
現代は人間の都合で自然を壊していること
風太郎様に出合うことがなけらば私はその現実に疑問を抱くことなく過ごしていたことでしょう
ありがとう 感謝の気持で一杯です

北井一夫さんの写真集「流れ雲旅」
今 本屋さんに注文しました
明日 問屋さんに聞いて取り扱いがあれば 入荷出来るそうです
風太郎様に大きな影響を与えた方のお写真 拝見したく思います
[ 2016/06/12 18:17 ] [ 編集 ]

時代


りらさま

なぜこんな場所に延々と線路を伸ばしたのか、不思議としか思えない風景ですが、
トンネル工事の技術が乏しかった当時、これしか選択肢が無かったということです。
それでも無理を承知で鉄道を延ばす、その熱意の源泉があった時代はもはや想像も出来ぬほど遠いものになったようです。

写真集、北井さんに代わって御礼申し上げます。(笑)
吟遊詩人のような一行が、今から50年近くも前の日本の片隅の日常をごく淡々と記録したものです。
りらさんのように生まれてもいなかった世代がこれをどう理解するのか、興味深いですね。
現代に失われたものをそこに見て人は惹かれるのでしょうが、
その時代だって何かを切り捨てつつ脱皮していく途中だったはず、
この頃は良かったではなく、「今」をどう後の世に伝えていくのか、
ページをめくれば難しい宿題も与えられているような気がしてきます。


[ 2016/06/12 19:37 ] [ 編集 ]

凄いですね!

風太郎さま

北井センセイにそう言っていただける風太郎さんが凄いです。

社会現象として捉えられた1980年代のローカル線の姿を懐かしみながら
今回の風太郎さんの作品群を楽しませていただきますよ。
[ 2016/06/13 18:11 ] [ 編集 ]

風太郎の原点


狂電関人さま

北井さんもそうですが、和田久士さんに岡田明彦さんは当時の風太郎が心酔した「写真紀行 私鉄ローカル線」のカメラマン。
皆どこか作風が似ているよなあと思っていたら、「アサヒグラフ」繋がりもあって志をひとつにした写真集団を作っていたと後に知って。
結局風太郎の好みは一点に集中するんだよなあと思いつつ、その後塵を拝する位は出来たのか、師のお言葉は是非伺ってみたいですね。
[ 2016/06/13 21:27 ] [ 編集 ]

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