写真展   「 旅のたまゆら  1981-1988 」      写真の可能性

プリント用 蒲原 高松の夜1 1985年2月 AdobeRGB 16bit 原版 take1b
 
   展示作品より   蒲原鉄道 高松    1985年 









終わってしまえば後に残るものがない写真展にあって、人との出会いを残したいとは思っていたが、

想像以上に大勢の方とお会いする事が出来た。

もちろん鉄道そのものに興味があってという人は多いながら、

そういった趣味的なものを別にしても何らかの感慨をもってご覧いただいた方は多かったようだ。

遠い昔に後にした故郷の地名を見つけた人、都会育ちながら夏休みに訪ねた祖父母の暮らす田舎の駅を思い出した人、

貧しくもとびきり自由な青春の旅の記憶を重ねる人。

写真の時代をリアルに知る人からは「そんなに昔じゃないはずなのに遠い昔に感じる」という感想が多かった。

改めて見れば写真の風景は多分昭和20年代、30年代からほとんど変わっていない気がする。

「遠い昔」はそんなところから感じられるのかもしれない。

しかし脈々とこの国の風土の中に生き残ってきた風景は、その後あまりにも短い間に失われるものとなったし、

写真は同時に失われていった私たちの心の問題に気付かせるものでもあっただろうか。

疲弊する地方に都会から移住する人々が増え、新しい発想で豊かな地域づくりがインキュベーションされつつある、という話も聞いた。

過去との出会いで気付くものが新たな幸せのかたちを生み出す原動力にもなるならば、

記憶を刻むものとしての写真の可能性を信じてみたくなる。


明日(8/29)はいよいよ最終日。15時のラストまで在廊の予定。





写真展  「  旅のたまゆら  1981-1988  」    モノクロ 77点 

◯ 開催期間  2016年8月16日(火)~8月29日(月)  (21・22日は休館日)

◯ 開場時間   10時30分~18時30分  (最終日 15時まで)

◯ 場所     新宿ニコンサロン   新宿区西新宿1-6-1  新宿エルタワー28階   (新宿駅西口より徒歩5分)






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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2016/08/28 20:00 ] 写真展 | TB(0) | CM(8)

風太郎様


右手にある建物は駅舎でしょうか・・・
そこにある灯り
ホーム向こうに見える灯り
それだけを頼りに歩くかのような女性
ホームにある溶けだした雪
印象に残るお写真
忘れることはないでしょう
[ 2016/08/28 20:26 ] [ 編集 ]

生まれていない者

今ある風景も撮っておけばいつか「遠い昔」になる
初日にお話ししたこと、印象深いです。
写真の世界にまだ生まれていない私も
今目の前に広がる風景を撮りたいと思うようになりました。
また風太郎さまの写真を直に観られる日が来ることを願っております。
[ 2016/08/28 20:54 ] [ 編集 ]

夜も更ければ


りらさま

夜も更ければ真っ暗な雪原の中に佇む小駅です。
集落は離れた所にあるのでそこまでの暗い道のりも案じられます。
この駅もあと2ヶ月余りで無くなるとなれば、その暗さはいかばかりかと思うのです。
[ 2016/08/28 21:27 ] [ 編集 ]

自分らしく


凛佐さま

初日にご来場いただいてからもう2週間になろうとしています。
人との出会いの多さに目が回りそうな日々もいよいよ終わりです。
写真についての様々な想いも聞く事が出来ました。
「今」にある素晴らしいものは、きっと後の世に生きる人達への道標になるはず。
それが何かを一生懸命探す事、それを自分らしく他人に伝える方法を考える事。
皆がそれをやり始めたら、きっと世の中は楽しいものになると思うのです。
[ 2016/08/28 21:43 ] [ 編集 ]

次なるもの

こんばんは。

いよいよ明日最終日ですかぁ・・・ 
作業開始からここまで大変だったと思いますが、本当に素晴らしいモノを拝見させて頂きました。
私も本来ならば刺激を受けるところなんでしょうが、それを飛び越しちゃいましたもの(笑)
これから先、風太郎さんの「写真の可能性」、いちファンとして楽しみにしております。

PS 昨日は素敵なお時間、本当に有難うございました。
[ 2016/08/28 22:45 ] [ 編集 ]

21世紀のたまゆら


いぬばしりさま

昨日はお疲れ様でした。

「写真の可能性」やら将来やらは皆目見当が付きません。
ただ昨今の情勢を見れば、この国のローカル線は1980年代以来の巨大な転換期に入ったようです。
これからのそれを撮るという事は、大きな社会性を帯びてくるように思えます。
結果的に社会性を持つ事になった30年前の写真と同じように。
写真展で様々な感想をいただき次のヒントも得た気がします。
「21世紀のたまゆら」があるのか、あるならどんな形をしているのか、自問していきたいと思っています。
[ 2016/08/29 00:06 ] [ 編集 ]

共創

昨日は突然お邪魔し、お話させていただきありがとうございました。 貴ブログ昔の旅で見た覚えのある作品はこんなコメントがあったはず、初めて見た作品はこんなコメントが付くのではないかと想像しながら拝見しました。 展示作品には見る人それぞれの『あの時代』と結び付き、別の何かを生み出す共創の力があると改めて感じました。 ことの是非は別として、昭和末20年の急激な変化で多くの得たものの陰で失われたもの、それを単純明快な鉄道車両でなく「生活」「風景」「人々の表情」を通す事で深みを増していると思いました。 明日訪問記を拙ブログにアップします。 静かな感動のタイムスリップ旅、ありがとうございました。 
[ 2016/08/29 12:01 ] [ 編集 ]

想いの共有


lofthonsenさま

ご来場いただき有難うございました。お会い出来て良かったです。

「ローカル線が乗せているのは、生きる事そのものである」が伝えたいテーマであったはずですが、
稚拙な表現、甘い踏込みにあってどこまでそれが伝わるのか不安がありました。
しかしご覧頂いた多くの方にその想いを共有して頂いたようなのは、意外でもあり嬉しい事でもありました。
撮り鉄流行りの世の中ですが人と違う視点を持つ事、それによって拡がる鉄道写真の可能性について
何かのインスパイアを提供出来たなら、写真展が役割を果たしたかと思っています。
正直言って想像をはるかに超える反響に自分でもびっくりです。

[ 2016/08/29 19:58 ] [ 編集 ]

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