F2で遊ぶ      積年の仇

F2_15225take1b.jpg







北海道編はまだまだ続くので、しばし休題。




先日のニコンサロンの個展の来場者。

珍しくハタチ位の若い男の子が声を掛けて来て、「カメラは何で撮ったんですかあ。」

それは聞いちゃいけない事をと思いつつ、小声で「OM1。オリンパスの。」

(ちなみに心の広いニコンサロンさんは使用機材については一切不問。聞かぬが吉というご配慮もあるのだろう。)


「へええ、OM1。みんなマニュアルで大変そうですねえ。」

「まあ別に昔は皆そうだったから・・・・」 と言いかけて兄ちゃんが首から下げたカメラを見れば・・・・・。




おいっ「バルナックライカ」かい!




カメラの趣味性というのはおよそ合理性というものに背を向けた、偏屈ジジイのように食えないところがあるものだが。

それにしても兄ちゃん、そのクラシックカメラで一体何撮ってんだろ。逆に聞きたいよって。


本題である。

ニコンF2フォトミックA。本当は本当はコレで撮りたかったのだ。1970年代の名機。

風太郎が写真を撮り始めた頃は「F3」に主役は移っていたのだが、妙にスマートに洗練されたそれと違い、

質実剛健というか、機能最優先、機械の都合に人間が合わせろ的なゴリゴリ具合がたまらん。

しかし高かった。元が高い上に割引率が他メーカーより1割は低かったと思うから、レンズ一式も含めとても手が出なかった。


積年の怨念に近いものが籠ったこのカメラも、昨今は投げ売り対象になっているのは周知の通り。これは仇を取らねばなるまい。

本当に程度のいいものは数少なくなっているのだろうが、いくつか吟味した結果、かなりイケてるんじゃないかというのをゲットする。

シャッター精度とか目で見て分からないところは不安があったのでニコンのSSで調べてもらったら、

正常ですとの結果と共に、「大事にして下さいね。」とのお言葉。露出計の精度も試し撮りして見たら実用上は問題なさそうだ。





F2_15226take1b.jpg






カメラがやたらマッチョで重たいのは昨今珍しくも無いが、それと比較すれば小さいボディなのにズシリと来る金属の密度感はこの時代のカメラならではだろう。

いかにも機械ですという感じのダイヤル類をガチガチといじり倒してこそ仇を取った事になるというものだ。

ミラーが戻った際にチーンとスプリング音が聞こえるのは興ざめではあるが、これは鳴り止めになっている内部のスポンジの劣化でやむを得ぬとの事、

しかし気になりだすときりがないので、ミラーボックスの外にあるというそれを修復すべく分解にチャレンジしたのだが、どうしても外れないビスがあって断念する。

調子に乗って壊さないようにしなければ。


( 続く )



HPはこちら  
「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2017/04/04 19:34 ] 写真道具 | TB(0) | CM(4)

フォトミック

風太郎さま

おいらのフォトミックSB君は、とっくにシャッター限界を超えたらしく
見てもらってはいませんが、SSの精度がくるっているのは確かです。
いまやF4と仲良く、そして親戚から泳いできたフォトミックFTNと共に
仲良く保存箱の中の住人です。こあらまさんの愛機が感動品と聞くと鎌首もたげるように
どれか一台整備して・・・とも思うのですが、順番からして電関人の興味的優先度は
ずーーと後に手に入れたハッセルに軍配が・・・(汗汗)
[ 2017/04/04 22:24 ] [ 編集 ]

所詮カメラは


狂電関人さま

頑丈なはずのヒトケタ機のシャッターが限界というのは歴戦の誉れでもありましょう。
でも所詮カメラは道具に過ぎず、伝家の名刀より手慣れた包丁の方が切れるというのも事実かと。
そのあたりは次回の「実戦編」で実感する事に。
[ 2017/04/04 22:56 ] [ 編集 ]

これはこれは

往年の名機の登場ですね。
乱視と近視が幅を効かす我がまなこ、
ピン合わせにはライブビュー10倍が不可欠。あるいは高性能のAFお任せ。
なので、さすがのフォトミックファインダーも宝の持ち腐れになること必須です。それにしても、この名機が5万円かそこらで入手出来る時代なんですね。

さて、改良を重ねたと聞くものの、フィルム装填やシャッター位置に癖というか難点のあった先代。現役蒸気撮影末期に友人の中古FTNを戯れに手にした時のあれやこれや、果たしていかがなものか。ネタバレでは恐縮ですので、それはいずれお話が出てくると期待します。
ともあれ、今後の展開を楽しみにしております。
[ 2017/04/06 13:57 ] [ 編集 ]

カメラと共に年を取りまして


マイオさま

風太郎は乱視なので視度補正も役に立たず、正直マニュアルのピント合わせはヤバイのです。
メイン機には半オーダーメードの乱視用補正レンズをファインダーに付けて凌いでいるのですが、
ここまでは手が回らずです。このカメラは今や2万円台が相場ですよ。何か不憫ではあります。

このメーカーとの付き合いはデジタル化以降の5~6年しか無く、
語る程のものは持ち合わせて居りませんので大した展開にはなりませんが。
[ 2017/04/06 20:10 ] [ 編集 ]

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