良いお年を

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   函館本線 小沢   2015年







緩くカーブしたホームは変わらずとも、不夜城のような往年の小沢を知る人には信じがたい景色かもしれない。

ディーゼルエンジンの響きも降り積もる雪に吸い取られ、夜の底に沈んでいくのだった。

テールランプの向こう、漆黒が深い。




今年最後の更新となります。

本年も大勢の方々のご訪問、有難うございました。

風太郎的にはやはり人生初めての個展が実現したのが本年最大のトピックスでありました。

準備から始まって終了後の虚脱期間?も入れれば、ほぼ丸一年がそれで終わったような。

それでも最初の個展が多くの人目に触れる場所、一番思い入れがある写真で出来たとなれば幸せの極みだったかもしれません。

写真を見て羨ましがられる事もありましたが、もう十年早く生まれていればという無い物ねだりはどの世代にもあるもの、

昔の鉄道の息遣いに今も触れることが出来るのは、それぞれの時代を生きた先達のそれを後の世に残す熱意と行動力があっての事。

それは鉄道と共に通り過ぎていった社会の在りようを映していて、とりもなおさず今現在の私達の立ち位置について問うものでもあります。


今年は地方ローカル線がいよいよ抜き差しならぬ状況である事を痛感させられる年でもありました。

私達は再び巡って来た鉄道の歴史の転換点を生きているのだろうと思います。

だからこそ次の世代に伝えるべきものを残すのは、今を生きる私達に課された大きな宿題のようにも感じるのです。


フィールドの撮影は体力勝負ながら年が改まる毎に肉体の老いを痛感するこの頃ですが、

万物への感動がある限り人は老いず、の先達の至言を噛みしめつつ。


来年もまたよろしくお願いいたします。

良いお年を。








HPはこちら  
「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2016/12/29 21:05 ] 最近の旅 北海道 | TB(0) | CM(14)

風太郎様

ホームにある灯り 列車の内外の灯り それらの灯りによる光景 一際雪の灯りが綺麗です

記事拝読させて頂きました
風太郎様の撮影意図の矜持には敬意を抱いています
ブログでこれほど尊敬出来る方とお会い出来たことは 私の生涯の幸いです
出会って下さり 有難う御座います
更新されていない時もお伺いさせて頂きますね
私の拙い写真をご覧頂き感謝の気持で一杯です
2017年も益々のご活躍を信じて疑いません
[ 2016/12/29 21:23 ] [ 編集 ]

在るがままに


りらさま

今も昔もそれ程大それた矜持があってシャッターを切っている訳では無いのですが、
結果的に何か大きなものを伝える事になっているとすれば、
それは時空を超えて残る写真画像そのものの力でありましょう。
むしろ小賢しいテクニックを重ねて写真を作るよりも、ただ眼前の在るがままに忠実にあるべきなのかもしれません。

ずっと以前からではありますが、この1年間も欠かさず暖かいコメントを頂き続けました。
こちらこそ感謝に堪えません。りらさんにとって来年が素晴らしい年になりますようお祈りいたします。
[ 2016/12/29 22:50 ] [ 編集 ]

綺麗だけど・・・

私のこの1年の収穫は、風太郎さんと再会がはたせた事です。
そこで出会う相変わらず上手な写真とコメントの良さ、
それでもって頻繁に更新されている姿勢には関心しています。
次は、ぜひかつての仲間と一杯やることですね。
しかし、真冬の小沢に1人で行かれたのですか?
この年になると正直雪中の撮影はかなりの難題だと思うのですが・・・
これを実行することが流石です。
それでは、良いお年を。
[ 2016/12/30 00:38 ] [ 編集 ]

びっくりしましたよ。


yuzzuさま

いやびっくりしましたよ。来てくれた人同士がまた意外なところで繋がっていたりして、この世界が狭いという事も良く分かりました。
僕らの時代はある意味マイノリティだった故の狭さなのかもしれませんが。
無邪気に遊んでいた僕らもそれぞれの道を歩くようになって昔は遠くなるばかりですが、そろそろ旧交を温めるのもいいかもしれませんね。
どちらかというと外れ者の僕が取り仕切るものでも無いでしょうし、そんな機会があるならお声掛け下さい。末席に顔を出します。

昔と違って最近は旅の時間の密度が高まりました。限られた時間でモトを取ろうとすればそりゃあ夜討ち朝駆けですよ。貧乏性というか。
寒いには寒いですが最近の防寒具があれば。逆に昔の薄着を思い起こせばそれこそ寒気がしてきます。
また来年もよろしくお願いいたします。
[ 2016/12/30 09:26 ] [ 編集 ]

店じまい

風太郎さま

今年は随分と早い店じまいですね!?
さては、温かい懐で国外脱出かなぁ・・・(笑)
電関人にとっては、またもや人生のポイントを切り替える年になりましたが
先輩の個展のおかげで(?)新たな交友の輪にも加えていただき、
あっという間に年の瀬を迎えた感が強いです。
来年は、またどこかでタンデム撮影をさせていただきながら、
楽しい話の花を咲かせたいものですね。
今年も一年間ありがとうございました!
ちなみにyuzzu氏とは私も某有名撮影地で数年前にバッタリ再会しました!
[ 2016/12/30 09:37 ] [ 編集 ]

寝正月ですよ


狂電関人さま

普通に寝正月ですよ。早く年末のご挨拶を済ませないと年始編が始まらないし。
まあ僕らも年を重ねていますが、一度は疎遠になっていた人間がまた寄り集まって旧交が復活するとは
年を取るのも悪くないと思う1年でありました。

>ちなみにyuzzu氏とは私も某有名撮影地で数年前にバッタリ再会しました!

へええ、よく分かりましたね。顔面認識・解析能力に乏しい風太郎は前にいても分からない気がします。

また来年も遊びましょう。


[ 2016/12/30 10:19 ] [ 編集 ]

風太郎様
今年は、風太郎様の個展を拝見したのが、新たな刺激意欲と大きなターンとなっていると感じた年でした。
本格的な人口減時代を迎え、ローカル線の経営環境は増々厳しくなって行きますが、
記録と行動で支援したく思うのは同感です。
本年は、大変お世話になりました。良いお年をお迎え下さいませ。
[ 2016/12/30 12:15 ] [ 編集 ]

貧者の一灯


hmdさま

写真展が何かのインスパイアになったのなら嬉しいですね。
アプローチは異なるかもしれませんが、この国の片隅の暮らしを支えるローカル線には様々な表現手段があると思うのです。
hmdさんの緻密な取材と紀行記もそのひとつ。写真というのは感覚的な出会いで完結してしまうところもあるので、
時間を掛けてその土地の風土や歴史と向き合った情報に触れれば、撮れる写真も奥深くなるような気もします。
道楽者の活動が世の大勢を動かすとも思えませんが、消えゆくものを題材にした貧者の一灯が世の片隅を照らすならそれも良き哉と。
来年もまたいろいろ楽しみましょうね。
[ 2016/12/30 15:23 ] [ 編集 ]

本年も素晴らしい作品集
いつも刺激をもらい
いつも勉強させてもらい
いつの間にか年末ですね。
もう何年もブログを拝見しているんだな~なんて。
写真展等々充実した一年だったのではないでしょうか。
来年も宜しくお願いします。
どうか良いお年をお迎えください!
[ 2016/12/31 16:29 ] [ 編集 ]

冬の魔物

なかなか感慨深い小沢です。よく積もってますね。雪というのは魔物です。
山岳写真の時は、雪洞の中で、降り続く雪に恐怖感を覚えたものですが、また行くんですよ。
雪の夜に、ディーゼル音が雪に吸い込まれていくのを聞くのは、病み付きになります。
そろそろ厳冬期を迎えますが、近場の豪雪地帯の2線を狙おうかと検討中です。
近頃の防寒着はよくできていますが、油断は禁物です。お互い、もう若くはありませんからね。
車の運転も死角が増えたような気がします。指差呼称の励行をお忘れなく。
来年のご武運をお祈りします。よい年をお迎えください。
[ 2016/12/31 17:30 ] [ 編集 ]

私こそ


happyヒロさま

私こそhappyヒロさんの素晴らしい映像感覚に刺激を受けまくりでしたよ。
明確な狙いのもと、時間帯や光線等周到に準備されて臨んだ一枚と分かります。
来年もご活躍をお祈りいたしております。
[ 2016/12/31 18:46 ] [ 編集 ]

今この時に


こあらまさま

往年のC62とか凄いものを見せられればこの駅の衰退は目を覆うばかりですが、
しんしんと雪降る闇夜の駅もまた別の美しさがあるように思いました。
それは滅びの美でもあるのかもしれませんが、長いこの駅の歴史の中で今この瞬間にしか撮れないものでもあるように思います。
今この時にしか撮れないものを残しましょう。まあ程ほどに自重しつつも。

来年もまた共に楽しみましょう。
[ 2016/12/31 19:20 ] [ 編集 ]

ありがとうございました

風太郎さま、こんばんは。

列車が去って行った後の情景が浮かびますね。
私もここで余韻に浸りたい気分です。でも寒くてそれどころではないですかね。

それにしても今年は素晴らしい写真展を開かれ、本当に充実した一年だったかと。
私も相当刺激を受けました。まぁ、実力が伴っていませんが(笑)
そして、素晴らしい出会いの機会も頂き、本当に感謝しております。
来年は更にパワーアップした風太郎さんを楽しみにしております。

それでは良いお年をお迎えください。
[ 2016/12/31 22:32 ] [ 編集 ]

それぞれの世界で


いぬばしりさま

こちらこそ写真展にもお越し頂ければ、お忙しい中のお誘いまでご無理を言いまして。
昔から同好の士ともあまり群れることなく一匹狼を気取るクチでしたが、
こうして年を重ねた後にいろいろな人との繋がりが生まれるのは不思議でワクワクする体験でもあります。
いぬばしりさんには鉄道車両の美しい瞬間の数々を見させて頂きました。
現代の鉄道車両という被写体から決して逃げない事から生まれる強さがあるのです。
いろいろ違うスタンスがあって、それぞれの世界で技を磨く人がいるから楽しいのです。

また来年もよろしくお願いいたします。
[ 2016/12/31 23:36 ] [ 編集 ]

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