寒波襲来 只見線   その7    インフラ

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   只見線 滝谷   2017年1月








昼間などは単行一両で充分なのが現在の只見線の寂しい現実ではあるけれど、此処のヨンマルは常に2両以上で走る。

時に豪雪をその重量で押しのけるような走りも要求されるこの線区で、それは必然なのかもしれなかった。

省エネ軽量構造の最新型も良いが、様々な風土と共にあるこの国の鉄道には時に重々しい車両も必要だろう。










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     会津坂下







夜も更けた宿。外は猛吹雪である。

「どこトレ」を見れば会津川口行き435Dが宮下で、437Dが坂下で、それぞれ立ち往生している。

30分、60分、無情に増えていく遅延時間。

下り最終とその一本前の両列車は会津川口に駐泊、それぞれ明日の上り始発と次発を務める。

つまり今夜途中で運転打ち切りなら明日朝の2本も自動的にウヤという事だ。

その後の事は知らない。ロケに出ると早寝早起きの風太郎はすっかり眠くなった事もあるが、いわゆるフテ寝でもある。


翌朝未明、未練がましく「どこトレ」を見て驚く。何と2本共川口にいて発車を待っているではないか。

深夜あの吹雪を突き、遅れまくりながらも2本の列車は走り切ったのだ。

途中まで走ってしまった以上、どうしても届けなければならない乗客でも居たのだろうか。

「駐泊」の事情を考えれば乗務員の睡眠時間等、無理があった事も想像出来るだけに。

なによりタフな旧国鉄型の面目躍如でもあろう。









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    早戸







会津川口の発車前。運転士と車掌が「さあ気を付けて行きまょう!」と声を掛けあう。

その土地にあるべき車両とそれを操る人々の使命感。インフラがインフラであるために。








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   会津川口








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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2017/02/05 18:09 ] 最近の旅 東北 | TB(0) | CM(6)

風太郎様

二枚目
鉄度員の方と只見線利用者との握手の光景も素敵ですが 背後にいる鉄度員の方の姿・・・・雪にまみれたその姿 目から離れません

最後のお写真
高倉健さんを彷彿とさせてくれます
有難う
風太郎様のお写真の影響から 鉄度員のDVD購入しましたから・・・・
[ 2017/02/05 19:16 ] [ 編集 ]

誰かの為に


りらさま

握手ではなく切符を受け渡しているんですね。ローカル線ではよくある風景です。
この先は線路を埋める豪雪や視界不良、雪崩の怖れさえあります。終点まで無事に辿り着ける保証はないのです。
乗客が少ないのは寂しくとも、誰かの為にという目的は単なる仕事を越えた力を与えてくれるのではと思っています。
[ 2017/02/05 20:32 ] [ 編集 ]

今の時代

風太郎さま

逆に途中駅からの盛スジなんて芸当は今のJ社にできるものでもないでしょうし、
結局遅れても送り込むしかないのでしょうね。
しかしながら、全通したときにこの線をどんな形式が走っているのだろうかと、
別の心配をしたりしちゃいます。。。
[ 2017/02/06 17:55 ] [ 編集 ]

走り切れる車両を


狂電関人さま

盛スジはもちろん無く、ウヤの判断も随分軽いものになったような昨今、
最後まで走り切っただけでも感動ものですよ。
まあ全通は数年後でしょうから、ヨンマルの命運は厳しいでしょうね。
もう贅沢は言いません。ちゃんと走り切れる車両を。
[ 2017/02/06 21:23 ] [ 編集 ]

男気

こんばんは。

連貼り、申し訳ございません。
それにしてもほぼ視界ゼロの中、川口まで辿り着いたと思うと胸熱ですね。
「昨今のJRは」と思っていましたが、なかなかの男気です。

キハ40、全通までは残ってないですかね… 
最近の車両は軽いので、もしかしたらまだまだ使うかなと思っていましたが。
[ 2017/02/06 23:19 ] [ 編集 ]

心意気


いぬばしりさま

ほぼ100%アウトだと思っていただけに目を疑いました。
除雪のモーターカーもフル稼働の様でしたから、多くの人のチームプレーで運行は維持されたのでしょう。
大きな組織も結局現場に立つ人の心意気のようなものが左右しているのかと。勝手な想像ですが。
そんな心意気がどこかで鉄道復活に繋がっているなら嬉しいですね。
ヨンマル、それはもう残って欲しいです。
JRも簡単に廃車する位なら地元に無償提供してもらい、少しでも利益改善に結びつけられないですかね。
[ 2017/02/06 23:47 ] [ 編集 ]

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