寒波襲来 只見線   その12     明日

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   只見線 新鶴    2017年1月








とっぷりと暮れれば、それが約束だったかのように再び雪は舞い始めるのだった。

これが今回のラストショット。



只見線が再び繋がる可能性が大きく報じられれば、そこを巡る旅もまた違う感慨がある。

復旧費用はもとより上下分離に伴う運行経費の福島県を始めとする地元行政負担。

これまでのローカル線のかたちを大きく変える可能性を秘めて、分断された只見線は復活するのか。


地元での議論も熱を帯びている。

「鉄道での復活を。只見線目当ての外国人旅行客が目立ってきている。」

「地元負担に耐えられるのか。孫子の代まで負担を押し付けたくない。」

「地方ばかりでなく、国の役割と負担は。」


それは平坦な道ではあるまい。少なくとも今一度「使われる鉄道」を目指さなければ。

生活路線として機能するフリークエンシーの確保。今は乗りたくても乗れないのだ。

沿線観光の掘り起しによる需要創出。観光に対する意識の進化はローカル線のありのままを受け入れるはず。

問われるのはむしろ観光を提供する側のホンモノを見極める見識だ。

水害の原因とされるダムの機能不全に対しては電力会社と国を荷主とする浚渫列車を出せないのか。

大量の土砂は磐越西線経由で東北の被災地復興へ。

先人が繋いだレールを今こそ国土の保全に生かすべきだ。


この切なく美しく、愛おしい人々の里を繋ぐ 鉄道に明日があらん事を。




( 寒波襲来 只見線   おわり )








HPはこちら  
「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2017/02/15 19:53 ] 最近の旅 東北 | TB(0) | CM(10)

風太郎様

ホームの街路灯 街路灯に積もる雪 天空から舞い降りる雪の情感 ホームと只見線を照らす 照明 ホームにある人影
全てがこの路線の行方を案じているかのごとく感じます

この切なく美しく、愛おしい人々の里を繋ぐ 鉄道に明日があらん事を・・・

2017年 冬も昨年と同じく風太郎様のお写真に出逢えた幸せを想うことが出来ました

[ 2017/02/15 20:56 ] [ 編集 ]

前途多難

風太郎さま

線路を繋ぐための資金、そして存続させるための資金・・・。
色々とまだまだよくよく考えていかなければならない問題は多く。
観光もそうだけど、電関人の持論としては経験を持っている人が居るうちに
日本の数少ない資源の一つである森林資源を再度活用すること。
これがひいては、自然災害対策、過疎対策、そして花粉症対策などなどに
繋がっていくと思っているのですがね。何とかの一つ覚えのような
インバウンドに対する観光資源開発というまやかしにはちょっと限界を感じるのです。
[ 2017/02/15 22:22 ] [ 編集 ]

価値


りらさま

神社仏閣ばかりでない「日本的なもの」が日本人の想像以上に外国人から評価を得ている今、
名も無い村々ではありますが、落ち着いた雪里とそれを繋ぐ素朴な鉄道は世界に誇れる財産のような気がします。
その価値に気付かぬは日本人ばかりかもしれません。そんな想いを新たにする旅でした。
一筋の光明がさした只見線、多くの人が訪ねる事を願わずにはいられません。
[ 2017/02/15 22:25 ] [ 編集 ]

日本の隅々まで


狂電関人さま

国土の大部分が森林であることを旅は実感させてくれますね。
膨大な資源をみすみす見逃しているのかもしれません。
もちろん経済ベースに乗せるには輸入規制をはじめ問題は山積でしょうが。
でも外国人の目は驚く程肥えていますよ。ディスカバージャパンを担うのは彼らかも知れません。。
いずれにしても税金をつぎ込むなら道路ばかりでなく、恒久的な雇用創出に繋がる使い方をしてもらいたいものです。
日本の隅々まで暮らしが成立してこそのローカル線です。
[ 2017/02/15 22:36 ] [ 編集 ]

鉄道復権

風太郎様
数回に渡る厳寒期の只見線撮影紀行、十二分に楽しませて頂き、ありがとうございました。
この厳しい自然の只見に鉄道を造る技術と気合は、今でも、凄いと言わざるをえません。
戦後、輸出による自動車立国となり、国の政策や国道の整備もその流れになったと思いますが、
運転手の慢性的な不足、民営バス網の寸断や路線廃止、高齢者運転事故の多発など地域交通構造の変化も
うっすらと感じられます。現代の形にあった地方鉄道復権の流れが起こるかもしれませんね。
[ 2017/02/16 21:46 ] [ 編集 ]

ローカル鉄道の未来


hmdさま

只見線、踏み込むほどにフォトジェニックで怒涛の3日間を堪能しました。
車の便利さは一度知ったら離れられない魔力があると思うのですが、
只見線沿線の様に奥が深い地域においての長距離移動は、
冬に限らず危険も伴えばエネルギー効率も悪すぎる訳で。
コミュニティバスによる地域移動と鉄道による長距離移動がうまく融合できないかと思うのですが。
いずれにしてもローカル鉄道の未来を見せてくれるような只見線の今後を見守りたいです。
[ 2017/02/16 22:32 ] [ 編集 ]

こんにちは

只見線のこれからを注視しています
北海道で森林に長くかかわっている知人は かつての森林開発のその後のありさまをよく知っています
実際にはそれは二度と回復することのないこと、それはもはや略奪であり それをかつて繁栄と呼んでいたのだから、
いまのこの資源開発にかかわってきた鉄道の衰退は当然だと思うと言っていました
そのお言葉は大変厳しかったです
資源が枯渇し かといって気を引く観光の要素がそんなにない路線の方々の日々のご努力と
その心の揺れ具合に 言葉もありません

上手く言葉にできないのですが 
ここ只見線は 只見線のもつ性格ゆえに 地元の方はもちろん、
鉄道ファンはここを何か特別な路線として大切にしているようにも思えます
みんなに大切にされているのは、ここに期待していることが
テレビ番組で取り上げられるような温泉と料理と華やかな風景になってしまいがちな観光でなはくて、
ほんらいの「自分の旅」の姿と「鉄道がある生活の持つ雰囲気」に、この鉄道が戻してくれることをみな望んでいるからではないかな と
ふと思います 期待してみていたいと思います

果たしてそれであと何年繋いでいけるのか・・・  やはり なんだかんだ 乗らないといけませんけれども 
 

来週 縁あって観光列車フォーラムなるものに参加できることになりました 
どの地域のローカル鉄道が抱える問題 を わがことと思いいろいろ勉強してこようと思います   
[ 2017/02/16 23:39 ] [ 編集 ]

豊かな地方 豊かな旅


Jamさま

厳しいお話ですね。鉄道などある時代のアダ花、もはや役目は終わったという意見にも心の何処かで頷けるところがあります。
鉄道が無くなって衰退した地方は無いと言います。でも高速道路が出来て繁栄を取り戻した地方があるのでしょうか。
収奪と言うなら都会が地方から一方的に奪っていったものの大きさにも想いは巡ります。
都会の鉄道は我が世の春です。ローカル線の赤字など都会の鉄道とその周囲が生み出す巨万の利益に比べたら取るに足らないものです。
都会から地方へと還元できるものは無いのでしょうか。豊かな地方があったからこそ、この国の多様な文化は育まれたのですから。

観光。心の時代とも言われます。
お仕着せやチープな演出の「観光」ではなく、その人の魂に寄り添う様な「旅」にローカル線という舞台ほど相応しいものは無いと思います。
鉄道の旅という豊かな文化を残してくれと泣き言を言っても仕方ありませんが、今一度その可能性を徹底的に探った上での結論があるべきです。

一介の道楽者は傍観するばかりですが、地元の方々のご努力には頭が下がります。よろしくお願いいたします。

[ 2017/02/17 00:51 ] [ 編集 ]

鉄道の時代

こんばんは。

遅スレ申し訳ございません…

今回の只見線詣、かなりの釣果でしたねぇ~ どれもこれも唸ってしまいましたもの。

そう言えば日高線、被災部分の復旧を断念したそうですね。
正直、只見線で浮かれていたのでショックでした。
やはり鉄道、それも地方在来線の時代は既に過去のものなんですかね。
ローカル線しかり、長距離列車しかり…
[ 2017/02/18 23:15 ] [ 編集 ]

怒涛の3日間


いぬばしりさま

天気予報があまり驚かすものだから(「◯年に一度」の乱発はやめてもらいたいものです。)、
全面ウヤも覚悟していたのですが、結局ウヤは無く雪も適度に降ってくれて、総じて「ごっつあん」というところ。
つい気合も入って怒涛の3日間を過ごしました。

日高本線、地元は了解していないそうですがさすがに・・・。
北海道と福島県の公共交通に対する認識の差が露骨に出ましたね。
地元の交通インフラを守る気が無いならどうしようもないです。
かくして有料でないから収支を問われないマヤカシ高規格道にばかり税金は注がれ・・・。
マスコミもこういう事には無関心なのが頭に来ます。
[ 2017/02/19 00:51 ] [ 編集 ]

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