瑞穂の国

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小湊鉄道 上総鶴舞  2011年8月


先月の話になるが沿線の稲刈りが真近に迫る小湊鉄道に行った。

いわゆる早場米というのだろうか、沿線の稲刈りは非常に早く

8月末には始まるのだ。

たわわに実った稲穂にピントを合わせながら、

「瑞穂」という言葉を思い出した。

稲穂が実り、瑞々しく波打つ美しい風景の意だという。

この言葉には、収穫の喜びや、命を支える実りに対する、

遠い昔からの感謝と畏敬の念が込められているように思う。

「瑞穂」の名を冠した地名は全国に点在している。

日本は「瑞穂の国」なのだ。


3.11の津波被害を始め、原発事故など日本の稲作は新たな危機にさらされている。

風評被害など稲作農家の苦悩は推して知るべしだが、

以前世間を騒がした某テレビ局、「セシウムさん」なる「放送事故」は悲しい話だ。

当事者としては制作現場の軽ノリに合わせたに過ぎず、

それこそ交通事故程度にしか考えていないのだろうが、

自分たちの狭いコミュニティの空気にしか考えが及ばぬ浅はかさに驚く。


日本人は数千年に及ぶ農耕民族であり、ある土地に定住し実直に「農」を営み、

肥沃な大地を子孫に引き継ぎつつ歴史を重ねてきた。

世の中がどう変われどそれは日本人のアイデンティティとして

DNAのレベルで私たちにも受け継がれているはずであり、

誰もがその血から離れて生きることは出来ない。

そして、数十年は草木も生えない、といわれた

「広島」に数週間後には雑草が芽吹いたように、

植物の生命力は大地を再生させる力を持つと思うのだ。

瑞穂の国に生きる私たちは、命を育て大地の恵みを享受する

「農」に対する畏敬の念を忘れてはならない、と思う。


HPはこちら
「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2011/09/23 22:18 ] 日々雑感 | TB(0) | CM(2)

やはり・・・

風太郎さま

やはりお米の国の住人は、このアングルに惹かれますね!!
[ 2011/09/26 07:18 ] [ 編集 ]

お米三昧

狂電関人さま

小湊は意外にも広々とした田園風景があって捨てがたいですよ。

でもこの撮影当日、壊れた側溝に片足を落として筋を痛め、全治1ヶ月。お互い年だし気を付けましょう。
[ 2011/09/26 22:17 ] [ 編集 ]

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