わたらせ 花暦  その5      あかがね色

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  わたらせ渓谷鐵道  大間々    2017年4月








美意識以前にデリカシーに欠けるカラーリングの鉄道車両が増えた。

従来の塗装に代わり複雑な模様の類を容易に貼りつけられる「カッテイングシート」の発達が、

余計それを煽っているようにも思えるが。

ローカル鉄道の目的がどんどん観光にシフトしているのはやむを得ないところもあるが、

珍妙にケバケバしく騒々しい塗装が遊園地気分で人を呼ぶとでも思っているなら浅過ぎる。

( わ鐵の近隣のSLが走っている鉄道の気動車色なんぞ目を覆わんばかりだ。 )


足尾銅山にちなんだ「あかがね色」というわ鐵の塗装は秀逸だと思う。

その存在を主張し過ぎる事も無く、美しき日本の自然や穏やかな里山との調和を乱さず優しく溶け込む色。

一時の遊園地気分では一度来たら終わりだ。

さりげなく風土とひとつになったローカル鉄道の在りようこそが人の心を動かし何度も足を運ばせるのだ。

最近の新型車はクリームを入れたツートンだが、それもまあなかなか悪くない。

安手のデザイナーなんぞに丸投げして遊ばれるのでは無く、それもまたふるさとの景色である鉄道の塗装の在り方を深く考えてもらいたく。









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   小中






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[ 2017/05/06 20:08 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(8)

コンセプトカラー

風太郎さま

唯目立ちゃ良いというものではありませんね。
今はやりのイラスト入りというのも基本的には辞めて欲しいです。
本来の鉄道に由来したものだったり、沿線の特産物をイメージしたもので
それもきちんとした塗り分け、一色塗を原則として。
イメージを砕き切らずにイラストを入れたり、訳が分かっていないデザイナーに
丸投げというのは返って稚拙に後戻りの極致ですね。
[ 2017/05/07 08:43 ] [ 編集 ]

日本人の美意識を


狂電関人さま

そうですね、ラッピングとかも然り。
様々な誘客への思惑は分からなくはないのですが、窓やドア、灯具類などデザイン上の制約が多過ぎる鉄道車両のボディを使ってどうこうは無理があり過ぎるのです。
いきおいデザイン的な洗練などおいてきぼり、ひたすら情報を絵柄に詰めこんで騒々しいだけのものが何処まで広告効果を持つのかも怪しく。
しかも沿線誘致の広告を沿線でやってもしょうがないでしょうに。そのへんが関係者のマスタベーションに映ってしまうのです。
その昔は「色の公害」とか公共交通の色使いに対する評価も厳しかったと思うのですが、珍妙なものが跋扈するにつれ飼い慣らされてしまったようですね。
本来繊細な色彩の機敏や自然との調和に敏感だったはずの日本人の美意識を今一度と言いたいですね。
[ 2017/05/07 10:26 ] [ 編集 ]

風太郎様
広告車両やラッピング車両については、地方民営鉄道や第三セクター鉄道により、
考え方にばらつきがある感じですね。
撮り鉄さんからみると、「絵」にならないので、心情お察し致しますが・・・。
個人的には、経営の苦しい地方鉄道にとって、百万円単位の貴重な広告収入になるので、
基本色車両を残して貰い、ある程度までは許容せざるを得ないと思っています。
[ 2017/05/08 16:43 ] [ 編集 ]

たかが鉄道の色ですが


hmdさま

このご時世、まずその鉄道が存続してナンボですから、その経営を少しでも助けるなら何色に塗ろうとラッピングしようと結構な事だと思います。
その昔の島原鉄道は窓下に大きな広告看板をぶら下げて走っていてあまり見栄えがいいものではありませんでしたが、
地元企業が地元民に購買を促す内容でしたから広告として理に叶っていましたし、相応の広告収入も想像出来ました。
しかし現代の廃線さえ取り沙汰される鉄道においては、百万円単位の広告費はスポンサーとしてペイしません。
地元自治体の観光キャンペーン的なものは良く見かけますが、広告の対象は地元じゃないでしょと。
今はSNSの時代です。世界に向けて地元の魅力を安価に丁寧に発信する手段は豊富にあるのです。
鉄道への補助金を税金から支出する言い訳ならまだ理解できますが、どうなんですかねえ。

またラッピングはともかく通常の塗装は何色でもいいはずです。赤がいい黄色がいいは人それぞれの感覚ですが旧国鉄色に対する讃辞が集まるのは、
ただ単に古いからではなく日本の四季や風土とケンカしない、その落ち着いた配色の魅力に個人差を越えた普遍性があるからではないでしょうか。
観光は地方の鉄道にとって大きなキーワードです。しかし地方を旅すれば地元が持つ本当の良さに気付かない、むしろ破壊している残念な例を良く見かけます。
この国の観光振興に必要なものは本当に良いもの、本物を見極める、大事にする、演出する観光センスです。
鉄道の色もまたその土地の風土を演出する大切なものなのではないでしょうか。それは写真映りがどうこうとは遥かに上の次元の価値ではないかと思うのです。



[ 2017/05/08 20:34 ] [ 編集 ]

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[ 2017/05/08 21:35 ] [ 編集 ]

鍵コメさま

成程、観光に求めるものもまた多様性を持っているという事ですね。
ひとつしかない鉄道に多様性全てに向き合う演出を求めるのは酷というもの、適度な配分というのが落ち着きどころなのでしょうか。
鉄道はもともと保守性を持っているもの、その裏返しかもしれませんが殆どの鉄道はそうおかしくは無いと思いますね。
ある意味JRが一番ブッ飛んでるかも。ステンレスはもう、「材質」ですから仕方ありません。今度は無個性に悩まされなければいいのですが。
[ 2017/05/08 22:24 ] [ 編集 ]

されど色

こんばんは。

たかが鉄道車両の色、されど… と言うところでしょうか。
でも、その沿線のイメージをも付けてしまうと言う意味ではとても大切なものだと思います、
例えば阪急電車が銀車両を導入したら、地域住民から御意見が出そうな気がしますし、
実際、京急も一時は銀露出が多かったですが、最新車両はほぼ赤白ラッピングですものね。
色って、大切ですね。

まぁ、でもやっぱり個人的には国鉄色は秀逸だったなかと思う次第です。
[ 2017/05/08 23:15 ] [ 編集 ]

塗装今昔


いぬばしりさま

阪急マルーンへの拘りは凄いなあと思っています。とんと疎いのですが阪急もステンレスは入っているんでしょうね。
それでも塗ったるわというところでしょうか。これも一種のブランド戦略ですよね。デンシャの色だって一本筋が通った理念は力になります。

面白い事に昔の鉄道の塗装を紐解いていくと遠からず近からずの鉄道同士でほぼ同じ塗装だったりします。
野暮天が多かった鉄道員同士、色のセンスに自信が無く同業者を真似するのが無難と逃げた結果なのかもと、ちょっと想像したりします。
どうせ手作業の塗装です。結局大した塗装のバリエーションも出来なかったのかもしれませんが、そんな迷いも含め人の手の温もりもあって。
他人任せのカッティングシートは・・・なにか乾いちゃってますよねえ。
[ 2017/05/09 00:07 ] [ 編集 ]

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