只見線 十色の春来たり。 その4    月光寺

tadami201804_28320_00001take1b2.jpg

   柳津 月光寺   2018年4月







柳津と言う町は会津の名刹、 「福満虚空藏菩薩圓藏寺」 の門前町というより寺内町の趣があって、

線香臭いと言ったら叱られるかもしれないが、お釈迦様が何処かで見ているというか、悪い事は出来ない雰囲気がある。

この月光寺 (がっこうじ) も圓藏寺との所縁も深いとされる古刹である。というより昨今は只見線桜撮影の名所としてとみに有名になった。

定番アングルといえば前回の写真がそれに近いのだが、境内に植えられた桜の群生が見事である。

門前から本堂の前を通り、お墓の間を縫って斜面を登ってゆくのだが、定番ポイントまで行かなくともいいアングルはある。

境内は鉄・非鉄入り乱れてまあ派手に賑わう。でもその賑わいは寺側がそれを許しているからに他ならない。








tadami201804_28351_00001take1b.jpg







近年、施設管理権なる錦の御旗を振りかざし、本来誰でも自由に出入り出来るはず、出来たはずの場所にロープや金網が張られ、

不法侵入云々の不粋な話まで横行するようになった。

本当の意味での 「パブリックスペース」 というものが大切にされない世の中は幼稚で貧困なものだと思う。

誰でも自由に立ち入れて、そこでの時間を楽しみ、然るべき節度をもって共有する、そういう場所が何処にでもある事。

それが世の中の懐を深くし、お上の押し付けなんぞではない公徳心というものを穏やかに育てる様な気がする。

ごく一握りの不心得者の存在を理由に鍵を掛けてチョンは、単に面倒を回避しているだけに他ならない。

また「立ち入らせてもらう」側も節度を逸した振る舞いや、自己責任を忘れ何かあった時施設管理の不備を責める様な愚かな所業があってはならない。

何とも息苦しい世の中ではあるが、せめて衆生を救済するためにあるはずの宗教施設くらい、 パブリックスペースであって欲しい。


境内には看板があって様々な注意書きはあるのだが、最後に 「是非良い写真をお撮りになって下さい。」 とあるのは正に仏の御心であろう。

良い関係を保ちたいものだ。

したり顔のマナー説教なんぞ糞食らえというか大嫌いな風太郎ではあるが、

墓の上に乗ったり、大勢のグループで押し寄せじゃれあった挙句、深閑とした境内に奇声を響かせ続けるような連中にはレッドカードだ。









tadami201804_28386_00001b.jpg

tadami201804_28339_00001b.jpg

tadami201804_28337_00001b.jpg







改めて見れば随所に趣のあるお寺である。

本来なら道中安全祈願も含め、賽銭も殊更に弾もうと思っていたのに賽銭箱すらない奥床しさだ。

このお寺、鉄橋を抱いた裏山がほぼ真東を向いていて薄暮の満月は本堂の真上に昇るはず。 

聞けばこの立ち位置も 「月見が丘」 だそうじゃないか。

なるほど 「月光寺」 ねえ、ふんふふんと。 次回用のネタ帖に書き込まなきゃ。







tadami201804_28636_00001b.jpg







HPはこちら  

「風太郎の1980年田舎列車の旅」

Copyright © 2014 風太郎のPな日々 All rights reserved


「ブログ村」に参加しました。ご訪問の際はポチしていただけると励みになります!
 ↓
にほんブログ村 鉄道ブログ ローカル線へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
[ 2018/05/14 20:20 ] 最近の旅 東北 | TB(0) | CM(2)

風太郎様

最後のお写真に存在する陸橋の上・・・
二枚目のお写真の只見線が走行するのですよね

四枚目の構図に暫し見とれました
吊り灯篭と桜・・・素晴らしいです
[ 2018/05/16 17:41 ] [ 編集 ]

二兎を追う


りらさま

りらさんはこういう寺社建築もお好きだったはず、何かの参考になれば。
このお寺、建物自体は割と新しい気がするのですが、凛とした古寺の佇まいがあります。
風太郎は一度に二つのテーマを追える程器用ではないのでこの程度ですが、
長い道中を重ねてただ鉄道だけ撮って帰るのも勿体ないよなあ皆さん、とも思いますね。もとより余計な事ですが。
[ 2018/05/16 20:04 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://futaro1980.blog.fc2.com/tb.php/1532-c59dc3fd