道東紀行 その3  鶴居村 音羽橋  前編

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鶴居村  音羽橋   2012年2月



なぞなぞがある。

これは中古カメラ屋で聞いた話だが、春になると500mm 600mmといった超望遠レンズが

だぶつき、相場が下がる。そして秋になるとまた超望遠の人気が出て相場が上がると言う。

何故か?





ツル・つる・鶴である。

皆、厳冬期にコイツを撮る為に大枚はたき、大砲の如きレンズを並べるのだ。

そしてそれら大砲の最大の見本市となっているらしいのが、ここ釧路湿原は鶴居村にある

「音羽橋」という雪裡川に架かる橋。明け方、川面から上がる「けあらし」と優雅なタン

チョウ鶴の取り合わせが絶妙で、鶴撮影の超お立ち台だ。


風太郎もいっぺんは立ってみたかったのだ。


ただここの問題点は肝心な鶴の溜り場が100m以上離れている事で、彼らが野生動物である

以上仕方ないのだが、そこで超望遠の出番となる。風太郎は大砲など持っていないが

300mmズームと新兵器のV1+FT-1で臨む事にする。


前夜、下見に行くと既に三脚を立てているオッサンがいる。

聞けば「ここは凄いよ。場所取り必要だよ。三脚置いとけば。」とのご託宣なのだが、

虎の子かつ安くはないハスキーを置いて帰る勇気は無く。

「朝5時位には大勢来るからその前だね。バスなんか来たら一発だよ。」

とまた恐ろしげな事を言う。夜明けは6時半だぜ。見れば駐車場には泊り込みらしい

車もちらほら。ガラスに断熱用のアルミシートを貼って長期戦か。

「富士山乞食」は聞いた事があるが「鶴乞食」も居るらしい。

幸い宿はすぐ近くだから、ヨシ明日は4時台に来たるわい。


翌朝というか夜中。

普段は寝坊助の風太郎もこういう時はちゃんと起きて、本当に4時半に橋に立つ。

その甲斐あってほぼベストポジションを押さえる。見上げれば満天の星空、輝くオリオン。

うっとり眺めていたいけど気温は-23℃。寒すぎるので車に避難していると、

来るわ来るわ本当に集まり始めた。遂に「マイクロバス」が登場すると、一気に橋の上は

一杯に。50人以上は居たな。

5時半位から空が朝焼けに染まってくる。しだいに明るくなってくる川面には数羽の鶴がひっそり。

クワックワッという声も聞こえてくる。


さあっそろそろ戦闘開始。


(後篇に続く)


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[ 2012/02/09 21:35 ] 最近の旅 北海道 | TB(0) | CM(4)

なんだか・・・

風太郎さま

池中玄太80キロを思い出してしまいました(笑)

私も来週末、改正前に意を決してプチ遠征に・・・。

被写体は・・・アップにて。。。
[ 2012/02/09 21:54 ] [ 編集 ]

ワクワク♪

風太郎さんの写真はもちろんですが、
テキストもものすごく読みごたえがあって大好きです♪
まるでその場に一緒に居合わせたような、
そのシーンを目の前で見ているような気がしてきます。

釧網本線だったかなぁ。。
プラットホームに鶴が舞い降りる駅があるそうですね。
[ 2012/02/09 22:52 ] [ 編集 ]

狂電関人さま

池中玄太って鶴撮ってる人だっけ。西田敏行は覚えてるけどストーリーは全く。
プチ遠征、幸多からんことを。
[ 2012/02/09 23:17 ] [ 編集 ]

お祭り

rrrazurrrさま

こんばんは。
あまり群れて撮るのは好きじゃないけど、
たまにこういう場所もお祭りみたいで好きです。
もうここで撮るしかないから逆に落ち着けるし、
カメラマンの生態もいろいろ観察すると面白いので。
鶴の駅は釧網本線の茅沼だと思います。
ここからほど近いです。
まだ駅員がいる時、餌付けしていたそうで。
[ 2012/02/09 23:24 ] [ 編集 ]

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