ミンガラーバ!  その8   マンダレイ急行①

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マンダレイ急行は最大都市ヤンゴンから現在の首都ネーピドーを経由し、

第二の都市マンダレイまで約600kmを全線複線で結ぶ、ミャンマー国鉄きっての優等列車である。

言ってみれば東京大阪間を結ぶ東海道本線のようなもので新幹線でも走っていそうだが、

なんと所要15時間はやっぱりミャンマーの時の流れである。

どローカル線探訪の拠点となるマンダレイに行くには飛行機やバスも無くはないが、運賃は約800円。

これはアッパークラス(1等車)の指定席料金込みである。ちなみに2等車ならその半分位。

6時にヤンゴンを発って21時にマンダレイ着、15時間の旅は想像もつかないが、この超激安運賃で堪能できるなら鉄冥利に尽きるってか。


一望千里のビルマ平原をひた走る、まさにユーラシアを体感させる列車である。





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前日にヤンゴン駅の前売り券売り場でで発車時刻その他を確認、ちゃんと確認しないと突然の変更があったりするから危ないのだ。

行先別に窓口が違うが、数字を含めまるで象形文字のようなミャンマー語表記だからさっぱりだ。

でも分からんちんが居るとなればガラス越しにあしらったりせず、

ちょっと来い、よーく教えてやると事務所に招き入れるのがミャンマー人の優しさである。





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こういうおっちゃんは「みどりの窓口」とかにも居そうだが、座席予約はオンライン端末など皆無で、

各駅ごとの座席持分を台帳管理して売り切れ御免と言うシステムらしい。

ミャンマー人は基本、英語を理解しないと考えた方が良いが、駅員は必要に迫られているのか片言は可である。

ヘタにネイティブがまくしたてるより、分からんちん同士が必死にコミュニケートする方が案外通じるのが言葉の不思議。




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翌朝6時に無事ヤンゴン発車。機関車はF級の電気式DLでさすがに最新型を奢っているらしく。

日本からDD51も何両か海を渡ったそうだが、液体変速機の複雑な機構などが手に負えず放り出したらしいのは残念。

編成はちゃんと数えなかったが一等・二等・荷物車もろもろで8両編成位か。




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これがアッパークラス(1等車)。主として外国人専用。尻を大事にするならこれしかない。

一見豪華風だがリクライニングは壊れているのが多く、老朽化も目立つ。




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オーディナリークラス(2等車)。これが本当のベンチシート、激しいローリング・ピッチングの車内で15時間は想像がつかない。

クロスシートにくの字は懐かしいが、いかに修行を積んだ名僧でも辛かろうに。

ちなみにこのクラス名称はイギリス植民地時代の名残り。 

はっきり差別した宗主国のスタンスが良く分かるが、現代の宗主国に対してはどんな想いがあるのだろう。



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対向列車に乗っていた娘。 普通列車はあくまで生活の足だ。

ミャンマー女性や子供が顔に塗っている黄土色のものは「タナカ」という化粧品。

木の皮をすりおろしたもので、日焼け止めや防虫、美肌効果もろもろと言われている。

ミャンマー女性は美人というよりチャーミングな娘が多いと思うのだが、

正直なところ変なもの塗らなきゃいいのに、惜しいと思う事多し。

何だかんだで情報はある時代に「美の世界標準」に迎合しないのも不思議ではある。




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学校が始まる時間なのだろう、いつも通りの朝がやって来た。



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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2018/08/13 20:15 ] 海外写真 | TB(0) | CM(4)

鉄道冥利

こんばんは。

日本ではすっかり姿を消してしまった長距離列車。
しかもDL牽引の客車列車となれば、これはもう乗らない訳にはいけませんね(笑)
因みに、一等車は結構立派ですが、クーラーは無さそうな感じですね…
まぁでも15時間の汽車旅、仰る通りの鉄道冥利に尽きたのでは。

[ 2018/08/13 23:27 ] [ 編集 ]

全開ですから


いぬばしりさま

エアコンはもちろん無いというか、そういう設備を付けるという発想が無く。
まあ窓という窓が気持ち良く全開ですから涼しいですし、
車窓の風に吹かれるというのも懐かし過ぎる体験になっちゃったなと。
例外として日本から来た181系が特別料金でエアコン付だそうです。
見たら泣く人も多いでしょうから写真に撮りたかったのですが、ヤンゴン滞在が短く相まみえませんでした。
15時間は・・・長いと言えば長いのですが、見るもの皆珍しく全く飽きませんでしたね。
[ 2018/08/14 00:04 ] [ 編集 ]

タナカ

風太郎さま

偶然にも、昨晩某TVプログラムで紹介されているのを

見たばっかりだったので、何とデジャヴュー感たっぷりなことか・・・。

こんな、長距離列車に揺られてまた旅行がしたいものです。
[ 2018/08/14 11:04 ] [ 編集 ]

謎ですね


狂電関人さま

日焼け止めなら顔全体に塗らなきゃいけないと思うのですが、
バカボンみたいにほっぺたに丸く塗ってるだけなど見てるとますます謎ですね。
後は宗教的なものでもないと此処まで執着できないだろと思いますがねえ。
嫌という程乗れますよ。800円で。
現地で掛かるお金の少なさを考えたら北海道くんだりより安いかも!
[ 2018/08/14 20:49 ] [ 編集 ]

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