ミンガラーバ!  その2   ヤンゴン

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  ヤンゴン






ANAの直行便で7時間、約5000kmを飛んだ飛行機が雨季に低く垂れた雨雲を抜け、最終着陸態勢に入る。

遠く霞むような水田と畑の風景は、此処が東南アジアの只中である事を感じさせる。







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実質的な首都、ヤンゴンに着く。

到着初日、なかなか暗くならないこの季節だから今回唯一ともいえる「観光」に。

と言ってもホテルの目の前のお寺「スーレーパゴダ」だけだけど。


外国人は「拝観料」4000チャット(320円)を取られる。

ちなみにミャンマー人の1日分の稼ぎに相当するボッタクリだけど、まあ仕方なし。

作法としては素足にならなければならない。その他ミニスカートとかショートパンツはご法度との事。

暑いのにミャンマー人は男も女もまず足を出した服装をしないのはそういう繋がりなのだろう。

ほぼ円形と思われる仏塔のまわりに何体も仏様が祀られているのだが、

その仏様、金ピカ・白塗りはまだしも「後光」が鮮やかなLED電飾でピカピカ点滅する。

まるでパチンコ屋の看板然としているのにはバチ当りながら噴いてしまうが、

その前で祈る人々は近寄り難い程真剣である。ペタリと正座するとちょうど仏様と目が合うんだね。






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仏と対峙してただ手を合わせ続ける。

神仏にすがるのは都合の良い時だけの風太郎だからよく理解出来ないけれど、

敬虔な仏教信仰はこの国の民の日常の隅々にまで浸透している。

それは彼らにとって息をするように傍らにある、というのは旅の途中で何度も感じた事である。





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寄進せよという呼び込みがあって、一口1000チャット(80円)だという。

道中安全祈願もあって一枚乗ることにし、渡されたおみくじ然としたものには嘘か誠か金箔の小片が入っているそうな。

それを上の写真に写っている小舟然としたものに入れ、ハンドルを回すとワイヤーに繋がった小舟が仏塔の上まで登って寄進した事になるらしい。

LED飾りでもいいからこの土地を治めてきたはずの仏様、これから始まる観光無縁、庶民生活の只中に飛び込む旅にご加護を。





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宗教的シンボルは国家そのもののシンボルでもある。

2007年、軍事政権下のミャンマーで民主化デモ中の学生・僧侶に軍隊が発砲、ジャーナリストの長井健司さんが射殺されたのもこの場所。

「カメラを持った人間がいたら撃て。」という命令だったとか。

現世の騒乱に仏はまた何を想ったか。





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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2018/08/01 20:14 ] 海外写真 | TB(0) | CM(2)

信仰心のあつい国

風太郎さま

これもまたこの国に無いものですね。
あるのは、葬式宗教と紛い物のようなものばかりで。

近代化と引き換えに廃仏毀釈をそして大戦後は外圧によって
全体主義の根底と思われた心境までもがある意味解体されて、
そんな根無し草国家は今一度宗教学をちゃんと学問に入れた方が
良いような気もしてます。
[ 2018/08/02 09:47 ] [ 編集 ]

救い


狂電関人さま

うむ人間に宗教が必要か否か、それ自体が神学論争だと思うのですが、
下手をすればSNSやAIが神になりかねないですから、
長い人類史に磨かれて来た神々の意味について沈思黙考する事もいいかも知れません。
結局突き詰めれば内なる神との対話かと思うのですが。

でもこの国の人の優しさは宗教的な救いが身近なところにある事と無関係では無いように思います。
[ 2018/08/02 21:24 ] [ 編集 ]

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