道東紀行 その4  鶴居村 音羽橋  後篇

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   鶴居村 音羽橋  2012年2月



朝6時半過ぎ。釧路湿原に朝日が昇る。

少しづつ川面から出始めていた「けあらし」と周囲の木々は最初ピンクに染まり、やがて

金色に輝く。鶴は10羽位いて、立ち込めるもやの中に佇んでいる。きれいだ。

橋を埋めた「鶴軍団」のシャッターの嵐が響く。改めて周囲を見渡せばこれは凄いぞ、超望遠・大艦巨砲の列。

カメラメーカーは「レンズ」の収益でメシが食えるらしいから、これは涙が出そうな景色だな。

中古レンズ市場の相場に影響を与えるだけのことはある。



「鶴軍団」の皆さん

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風太郎も負けじと撮るが、とにかく寒い。手許の寒暖計は-23℃のまま。

冬の北海道で氷点下はお約束だが、マイナス20℃を下回ると寒さの「格」が違うのだ。

素手で冷え切った三脚を握ったら指先が確実に凍傷になる。熱いヤカンに触れるのと同じことだ。

風太郎は厳冬の北海道撮影では毎回指先に軽い凍傷を負っているのだが、今回はさすがに反省して

指先だけを必要な時出せる「カメラマングローブ」を用意したのでその点は良いのだが、

カメラが大変な事になっている。吐く息が瞬時に凍ってボディが霜に覆われてしまうのだ。

特にファインダーを覗くと液晶部分が口許に来るのですぐに真っ白になる。これは困るから指先で

こすっても凍り付いているから簡単に取れない。リチウムバッテリーは意外な粘り腰で最後までヘタ

らなかったが、この「フリーズ状態」には参った。「鶴軍団」を見ればボディからレンズまですっぽり

キルティングで覆っている人が多い。防寒というより霜対策でもあるのね。これは盲点だったな。


哀れ「フリーズ状態」の風太郎のカメラ

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これだけ寒いのに川が凍結しないのが不思議だが、鶴ともやが作る幻想的な風景がここのキモなのだろう。

しかし300mmではやはり短く、ここまで。換算810mmが可能なV1もスタンバイしていたのだが、もやが多

すぎてピントボケボケになりそうであまり使えなかった。また鶴も寝覚めでくつろいでいるのか、

意外に動きが無いのだ。こっちの移動も利かないから、少しでも居場所を変えられるとフレームアウトし

てしまうし、クローズアップのチャンスに乏しい、という感もあった。気まぐれな鶴どもと、とことん心中

する覚悟が必要だな。

隣のオッチャン。500か600、F4クラスの巨砲を据えながら、あまりシャッターを切らずじっと鶴を凝視

している。暫くして突然カメラに手を掛けるとパラララッと猛烈な連写を浴びせる。見ればあれほど動かな

かった鶴が、優雅に羽を広げて踊っている。呆然と口を開ける風太郎を尻目に、

またパラララッとシャッターの嵐。鶴の動きを読み、事前に察知しているのだ。



鶴居村音羽橋。ここは素人が容易に近づけない、「サンクチュアリ」であったと実感。


恐れ入りました。


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[ 2012/02/10 21:45 ] 最近の旅 北海道 | TB(0) | CM(2)

鶴撮影軍団

風太郎さま

私も、流氷ツアーの際に鶴の名勝に寄りましたが、
そこからここまで一山ウン百万って感じでしたね!
普段は何撮ってる人達なんでしょうかね?!
あっ、鉄も一緒か!!(爆)
[ 2012/02/11 11:02 ] [ 編集 ]

鶴軍団

確かに春から秋は何を撮ってるのかと思いますけどね。

でも彼らの執念と撮影技術は凄いと思いますよ。

日本のアマチュアの撮影技術は世界一、と言われるのも納得。
[ 2012/02/11 11:44 ] [ 編集 ]

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