ミンガラーバ!  その10   マンダレイ急行③

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駅毎に見送りと別れの光景が繰り返されるのは何処の国も同じだが、別れたらなかなか会えない長距離列車ゆえでもある。


前にも書いた通り、このヤンゴン~マンダレイ間はミャンマーの大動脈である。

急行列車は夜行も含め三往復設定されていて、その他普通列車や区間列車も程々に。

しかし両都市間を飛行機ならターボプロップでも1時間半、併行している高速道利用なら自動車でも7~8時間。

鉄道の15時間は相手にならないレベルだ。

でも飛行機運賃はミャンマー人の月収が一発で飛ぶ値段だし、ガソリン代もリッター80円位と他のものに比べれば法外だから

乗合バスも結構なお値段で、庶民の足として価格面だけは圧倒的に優位にあるのだが。

日本の技術援助もあって路盤改良は進んでおりスピードアップはいずれ実現しようが、

今後も進むだろう高速道の拡充や自動車の庶民への普及があれば予断は許さない。

日本の鉄道全盛期を彷彿させるこの国も、「鉄道の衰退」は凄まじいスピードで追いつくのだろうか。






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これは線路で遊んでいるのではなく駅員である。

一応開襟シャツとスラックスの制服はあるらしいのだが、真面目に着ている人は多くない。

「腰巻」はロンジーといって男女共に極めて一般的な服装である。通風が良くこの国の気候には最適らしく。

鉄道係員といえば堅物の象徴のようなところがあるが、この緩さに一週間も居れば慣れる。

高く掲げているラケット状のものは「タブレットキャッチャー」で、通過列車に対してはこれを使うらしい。

腕木式信号機も普通に残っており、大きな駅の構内には所狭しとテコが並んだ信号所を見る事が出来る。





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コーンと車内に鐘が響いて、しずしずと入って来るのは仏像を抱えた男。

電池仕掛けなのか例によってLEDの後光がピカピカ点滅する。

これはお布施集めなのだが、僧衣を着ている訳でも無し、何者なんだろう。 ニセ坊主?

入れ代わり立ち代わりいろんな人がやってくるから飽きない。





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晴れて曇ってたまに雨が降って。 永遠のように続く轍の響き。

次第にこの国の緩やかな時間の流れが体に染み込んで来る。


また雨雲がやって来た。





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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2018/08/17 22:22 ] 海外写真 | TB(0) | CM(0)

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