ミンガラーバ!  その11   マンダレイ急行④

myanmar201807_30195_00001.jpg




憂いに沈んだ空の下。


半世紀に及んだ軍事独裁政権にあってお決まりの言論弾圧、人権抑圧に加え、

少数民族への迫害問題もあって、ミャンマーは国際社会からの批判と経済制裁に晒さられた結果、

国は疲弊し、農業以外のめぼしい産業も育たぬまま東南アジアの最貧国のひとつに数えられる事になる。


長らく政治犯の身分にあったアウンサンスーチーが率いるNLDが2015年の総選挙において政権を奪取した事により、

国際社会の信頼を回復し様々な経済援助も復活、ミャンマーは新しい時代を迎えている。

しかし未だ発言力の強い軍部に加え、ロヒンギャをはじめとする少数民族紛争はくすぶり続けて、道のりは険しい事に変わりは無い。





myanmar201807_30293_00001.jpg




貧しさの暗い淵も車窓に流れる。




myanmar201807_30445_00001take1b.jpg




もとより政治の責めは一介の庶民に帰するものでも無く、ただその日を生きる事が真実。




myanmar201807_30394_00001b.jpg




またスコールがやって来た。 激しい雨粒が屋根を打つ。




myanmar201807_30403_00001take1b.jpg


myanmar201807_30409_00001take1bマンダレー急行ヤメティン




夕暮れ迫る頃、雨の中を物売りらしい少女が一人立つ。

濡れたホームに裸足なのが気になった。

手を振ったら少し微笑んで指先だけで手を振り返した。


ヤンゴンを発ってから10時間余り。 マンダレイ急行は、夜へ。





HPはこちら  

「風太郎の1980年田舎列車の旅」

Copyright © 2014 風太郎のPな日々 All rights reserved


「ブログ村」に参加しました。ご訪問の際はポチしていただけると励みになります!
 ↓
にほんブログ村 鉄道ブログ ローカル線へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
[ 2018/08/19 19:22 ] 海外写真 | TB(0) | CM(4)

貧しさ

風太郎さま

今は最貧にさらされていても、子どもが沢山居ることの意味を考えなくては。

平和ボケして、個々人が私利私欲を貪った結果人口は頭でっかちになり
少子化してしまった国に未来は有るのか否か。
金だけばらまいて国際関係だと何も出来ない政治家はもう要らない。
本当の意味において、この地球上から飢餓や貧困を無くす、
技術力をもっと供出し、狭い国土だからこそ、地方分権が出来る国政を
始めなければ、経済的に政治的に日本は沈没すると、
このマンダレー急行を見て感じました。
[ 2018/08/20 06:23 ] [ 編集 ]

シリーズのタイトル

なにか聞き覚えがあるな、と気になっていたのですが、
そうか、開高健の「オーパ!」か。ようやく思い出しました。
たまたま語呂が似通っているだけですが。個人的には「フィッシュ・オン」の方が好みでした。

ミャンマーはM商事の商圏が強いところといわれてますね。それも日本勢の中で、ということに過ぎませんが。

ベトナムはこの地域の優等生で、高い教育水準が強みとなって、成長を果たしました。
スコールが来ると大きな町であっても一気に冠水する風景は、ミャンマーの現在・ベトナムの20年前。
この国はどんな歩みをたどるのか。
[ 2018/08/20 12:59 ] [ 編集 ]

この国のリアルを


狂電関人さま

ひとつの価値観に凝り固まった政治に独裁を長く許してしまえば何が起こるかは歴史が証明しています。
また一度許してしまえばそれに対抗する勢力も満足に育たず、結局現状の方がマシっぽいからという諦念が国を傾かせます。
それはかつてのミャンマー然り、昨今のニッポン然り。ミャンマーの政治もこれからが正念場なのでしょうね。
経済的に潤っていくのは確かなのでしょうがそれによる歪だってありますし、国を動かす人材は時間をかけて国民自身が育てなければと思います。
ミャンマー観光もこれから脚光を浴びてゆくのでしょうが、お仕着せの観光ツアーでは分からないこの国のリアルを見るべきですし、
魂を揺らすような旅はそういうかたちなんだろうと思うのです。
[ 2018/08/20 22:15 ] [ 編集 ]

優しい言葉が多いですね


マイオさま

「オーパ!」は確か「ああびっくり!」という意味でしたよね。

「ミンガラーバ!」はちょっと語尾のイントネーションが上がる感じで、
ミャンマー語はさっぱりながら響きが柔らかくて優しい言葉が多いなと思いました。
宗教的な教えもあるのかも知れませんが、本当に親切な人が多いですからこれから幸多かれと思いますね。

現状では貧しさばかりが目立つのですが、「先進諸国」から見れば「東南アジア最後の黄金郷」だとか。
随分持上げられたもんだなと思いますが、日本、中国、その他もろもろビジネス競争は熾烈になるのだろうと思います。
円借款とか結局カネを出してるのはというところもある訳ですから、日本には勝ってもらいたいですし、
戦争にビルマを巻きこんで、独立どころか国中を戦場にした償いがそういうかたちで実現したらと思うのです。
[ 2018/08/20 22:37 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://futaro1980.blog.fc2.com/tb.php/1575-b968f5cd