山の上の人里までオメガループが連続する山中をゆく。
小学生の列車通学は珍しい。というより通学列車というものを見かけないのは、高校生くらいになると寄宿舎にでも入るのだろうか。
この子たちも先程の信号場からの乗客だから、やはり鉄道員の家族なのだろう。
しかし朝の列車で学校に行くは良いが、帰りの一本が信号場まで帰り着くのは夜8時過ぎになってしまう。
それまで待つのか、それとも職員用の裏列車でもあるのか。
昔の国鉄だって辺境の鉄道員用の配給列車があったのだから、ありそうな気もする。
何はともあれ、彼らの背中にも「ポケモン」は恐れ入る。
連結面はご覧の通り。
左右にちゃんとした幌は無いし、凄まじい振動もあってちょっと勇気がいるのはお判りいただけるだろう。
急曲線に車輪は悲鳴を上げ、列車は踏みしめるように勾配を登る。
此処が彼らの下車駅、標高580m。信号場から300m近く登って来た事になる。
女の子は概してシャイでなかなかカメラ目線をくれない。
「ミンガラーバ!」と声を掛けたら、寝そべっていたお腹の大きい犬だけが、「何や?」
とにかく野良犬が目立つ。 生類憐みのような宗教観もあるのか、いじめる事は無く共存している感じだが、
かといって手厚く面倒を見る程の余裕は人間にも無いから、ただ放っておかれ瘦せ細っていたりする。
それでも駅に居れば多少餌をくれる人もいるのだろう。
何処かの「アイドル駅猫」のように丸々太っていたりしないが、彼らもまた逞しく生きている。
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この線区もナロー感が凄いですね。PC枕木もあって、1067ミリ軌間でしょうに。
Wonder+Graphicsさま
ミャンマー国鉄は1000mmゲージなんですよ。
67mmの違いと言えばちょうどレールの頭位の幅でしょうか。見抜かれたならある意味凄いです。
旧宗主国のイギリスが決めたもので、まあ植民地鉄道の系譜なのでしょうが、
フィートモジュールではなく、なぜメーターモジュールなのか浅学故よく分かりません。
でもこの狭い線路を見れば何処か親しみも湧いてくるというものです。
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