道東紀行 その6  尺別の丘  前篇

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   根室本線  尺別  2012年2月  「おおぞら」



今回の撮影行、「鉄」に関しては明快なコンセプトを設定していて、大風景・大ロング・大俯瞰といった

「大」尽くしで臨む事。これは先般見た写真集「日本鉄道美景」の大風景に大いに刺激を受けたのがきっかけ。

大風景が撮れる場所と言えばお立ち台化しているのが普通で、必然的に「お立ち台めぐり」になる。

しかし、誰でも撮る場所で同じような写真を撮るのはつまらんし、「お立ち台写真」は順光ベタ光線で撮

られる事が多く、いい場所の割りに平板な印象を受けることも多い。

風太郎は逆光で撮る。車両が真っ黒につぶれても構わず、光と影を撮る。異論は受け付けない。



「冬の湿原号」の後、とって返して車を飛ばし、釧路市街を抜け、目指したのは白糠の先、「尺別の丘」。

「尺別の丘」は音別と尺別の間にある。風太郎は初めてだが、根室本線というより道東で最も有名な

お立ち台と言っても過言ではないだろう。眼下のパシクル湿原を大きく弧を描いて横切る線路と、

バックに広がる太平洋の海原。「おおぞら」など優等列車や貨物までバンバン来て「撮り物」が多いこと

も人気の秘密だろう。午前中は順光で大概の鉄ちゃんは午前だけ撮るが、

もろ逆光の午後~夕方に、風太郎はあえて執着する。



大俯瞰系のお立ち台は意外に「登り口」が分かりづらく、往生することもしばしばだが、「尺別の丘」は

その点でもハナマルだ。音別駅前から約2㎞ほど先、国道左側にある「斎場入口」の看板さえ見落とさなけ

れば楽勝である。行き止まりは斎場というか、「火葬場」ではないかと思ったが気にすることは無い。

そのすぐ脇の丘に登れば、そこは極楽浄土だ。



春から秋は熊笹が茂って結構なヤブコギとも聞くが、冬は雪に埋まっているから楽だ。5分も登れば丘の頂上

に着く。視界は360度、きらきら光る太平洋は何処までも雄大で思わず深呼吸したくなる。多少風が冷たい

のもなんのその、いつまでも居たくなってしまうような丘だ。

逆光に屋根をギラリと光らせた普通列車を撮る。貨物列車は時間も知らなかったが突然やってきたのをゲッツ。

レッドベアという奴だね。



当然日没までここにいるつもり。連日の好天で今日もいい夕日が沈みそうだ。

まだまだこれからだぜー。

(後編に続く)


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[ 2012/02/12 19:02 ] 最近の旅 北海道 | TB(0) | CM(4)

貨物列車

風太郎さま

レッドベアが牽く、逆光の貨物列車、ギラッと良い感じ!
海沿いに走る有名ポイントもこの近くでしたっけ?!
そこ行ってみたいんですよね・・・。
[ 2012/02/13 22:12 ] [ 編集 ]

狂電関人さま

海沿い区間は隣の古瀬~音別間ですよね。
そう、そこも行きたかったですが時間が無く。
車からチラと見ましたがいい感じでしたよ。
[ 2012/02/13 23:47 ] [ 編集 ]

遠征してますねえ。
2003年以来ごぶさたしてるポイントです。
その時に見つけたのですが、火葬場から尺別側に下った斜面に
粗末な墓標の並ぶ一角があるのです。
音別の丘にある墓苑とあまりに差のあり過ぎる・・・・。
どんな人々が葬られているのか。
いわくありげで気になってます。
鉄道ネタでなくて申し訳ない。
[ 2012/02/14 02:39 ] [ 編集 ]

墓石

Wonder+Graphicsさま

コメント有難うございます。

お墓、ありましたありました。
雪の中から墓石の一部が顔を出しているので、
よもやお墓の上を歩いている?とびっくりしました。

全貌が雪の下でよく分かりませんが、確かに気
になりますね。一応、お騒がせのお詫びと道中の
安全を祈って手を合わせておきました。

そうですか、尺別も行かれましたか。
丁寧な仕上げのモノクロームによる貴重なカット、
いつもため息まじりに拝見しています。
また遊びに行かせていただきます。
[ 2012/02/15 00:38 ] [ 編集 ]

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