道東紀行 その13   奥行臼

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  旧標津線 奥行臼駅   2012年2月



「オクユキウス」と読む。かつて標津線の駅があった。

ここに立ち寄ったのは、保存されているという奥行臼駅舎と別海村営軌道の車両等々を見るため。


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ここには、物資の輸送拠点となった「駅逓」の建物をはじめ、この地の開拓と交通の歴史を伝える

諸施設が保存されている。観光的にはオフシーズンだし、訪ねる人もまばらなのか、どの施設も雪

に埋もれて近づくのも容易で無いのは参ったが。

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  「駅逓」の建物

「駅逓」は鉄道の開通等で役目を終えた後、旅館として繁盛したようで、結構立派な建物。こういう

和洋折衷のような北海道建築は大好きなので中も見たかったが、人気なし。 旧標津線奥行臼駅もこ

じんまりとしたいい駅舎だね。地平線が霞むような根釧原野に佇むこの駅を、現役時代にじっくり見

たかった。


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   別海村営軌道の車両群


そして別海村営軌道の車両群。この地に散在した開拓農家に生活物資を届け、牛乳など生産物の出荷

に使われた特殊な軽便鉄道。昭和40年代半ばに廃止されてしまったが、風太郎の永遠の憧れなのだ。

DLや「自走客車」(ディーゼルカー)は冬籠りでカバーを掛けられているのは残念だったが、この

木造の貨車「ミルクゴンドラ」が見られたのは大満足。これは沿線の牧場を巡り、独特な形をした

牛乳缶を満載して運んだ独特な貨車。頼めば乗せてくれたらしい。こんなのに乗って新緑まぶしい

北海道の原野を地平線を眺めながらトロトロ行くなんざ、夢にも出て来そうだ。こういうのをホント

のトロッコ列車というのだ。いいなあ。


こんな牧歌的な施設群が北海道らしいシーナリーの中に散在して、風太郎的にはディズニーランド

並みのテーマパーク。

別海町。香川県並みの面積を誇る町で、農業・漁業等、そこそこ基盤が出来ているのか、まだ

余裕があるらしい。だからかも知れないが、こういった郷土の開拓の歴史を伝える文化財を大

事に保存する姿勢は頭が下がる。神社仏閣ばかりが文化財ではないぞ。もっとお金のあるとこ

ろが手厚い保存の手を差し伸べて然るべき、と思う。


次は雪の無い時に来るぞ。 (^_^;)

奥行臼をあとに、車はオホーツクをめざす。




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[ 2012/02/22 21:33 ] 最近の旅 北海道 | TB(0) | CM(2)

軽便鉄道

風太郎さま

北海道開拓の歴史を語るナローたち。
タイムマシンに乗って、その活躍時代を
覗きに行ってみたいものです!
[ 2012/02/23 07:16 ] [ 編集 ]

簡易軌道

狂電関人 さま

北海道の簡易軌道は、法的には正式な「地方鉄道」ではなく、
それ故閉塞などの概念が無くて、続行運転とか滅茶苦茶な運行だったとか。
また当時はあまりに情報が無くて、行ってみなければ
どんなゲテモノが走ってるかも分からなかったとか。

行きたかったなあ。
[ 2012/02/23 21:37 ] [ 編集 ]

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