発車時刻表

宗谷本線 音威子府 時刻表  nx take1b

  宗谷本線 音威子府  1988年









いかに暇を持て余していたとはいえ、時刻表を撮るなどフイルムの無駄にしか思えないところもあったのだが。


1988年1月、天北線在りし頃の音威子府駅である。まだ開通以来の木造駅舎が建っていた。

気動車化される直前の「急行天北」の表示も見えれば、深夜発着する上下の「利尻」、

そしてなんと4時台発の天北線始発列車もまだあったんだなあと感慨深い。

厳寒の夜この待合室に居座り、下り利尻を撮った後、興浜北線に流れるこの始発列車に乗ったのはこの写真の4年前のことだ。


発着のランプの点灯も見れば、朝9時過ぎ位にこの写真を撮り、多分幌延行きの各駅停車に乗ったんじゃないかと思う。

ならば乗車中に撮った写真を見る限り、この日の宗谷地方は白い闇のような猛吹雪に閉ざされていたはずだ。


旅の情報が濃縮された「駅の時刻表」は、消えかけていた記憶の糸に繋がるものであれば、糸同士を再び結び合わせてもくれる。

フイルムの無駄じゃなかったと気付くには、その後流れた長き時間も必要だったようだ。









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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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風太郎様

フイルムの無駄じゃなかったと気付くには、その後流れた長き時間も必要だったようだ。・・・
それと同じようにその撮影に費やした時も大事な宝物でありそれは現在の風太郎様のお写真へと繋がっているのですよね

風太郎様の写真への鉄への情熱は青の時代と同じです
身体はその時代とは異なっても心は青春なのです
私は既にご存知のようにこの時代のお写真が大好きです
それは風太郎様のお写真だけではなくお写真含む原点だと思うからです
高価なフイルムを購入するためにどれだけ他ことを我慢我慢されたことでしょう
撮影に費やす時間でどれだけ遊びことを諦めたことでしょう
それでも撮影している時が最高の青春だったはずです
そんな風太郎様を私は羨望の目で見ています

[ 2019/06/15 05:40 ] [ 編集 ]

人生の滋味


りらさま

その時は気付かず、後になって気付く事の繰り返しが人生なのだろうと思います。
それを勿体ないと思う事も無くはありませんが、齢を重ねてからその価値に気付くのもまた人生の滋味ではないかと。
何の対価も評価も求めなかったのは、やはり純粋に好きだったからなのでしょう。
好きな事をするための我慢や犠牲は無かったと思います。


[ 2019/06/15 16:17 ] [ 編集 ]

遠いあの日の道標

手作り感たっぷりの「行先とのりば案内」が郷愁を誘いますね。おっと、のりばが切れてまっせ。
1988年となれば、JR誕生の翌年。どれもこれも、まだまだ国鉄のままですね。
改札案内にあっても、発車時刻表には函館と小石の行先はありません。
こあらまが蒸気を撮っていた頃、急行宗谷は函館発の山線経由の稚内行き。こいつで函館から徳満に向かいました。
天北線には音威子府発小石行きもありました。曲渕-小石間は、当時駅間最長区間だったのでよく覚えています。
最果て鈍行は下り仁木発、上り札幌着だった時代もありましたが、さすがに改札案内からは消えています。
昔のことを色々と思い起こさせてもらいました。確かに、時刻表が違った価値を持つには時間が必要です。
ただの発車時刻表ですが、その地を彷徨った者にとっては、思い出の詰まった一枚です。
[ 2019/06/16 21:21 ] [ 編集 ]

音威子府千夜一夜


こあらまさま

時刻表の歴史とかには疎いところがあって、自分の世代以外はよく知らんという所なのですが、
「宗谷」 は函館発だったんですか。山線経由となればそれこそ「樺太連絡急行」の血脈を引いていたという事になりますね。
長距離列車を大勢の鉄道員が緻密なバトンリレーで繋いでいた時代です。

天北線も廃止路線のうち最後まで優等列車が走っていた唯一の存在でした。
音威子府駅の3つあるホームは宗谷本線の上下と天北線で入り乱れつつ使い分けられていて、
当然お客さんは混乱しますから駅員が乗り場案内を手作りしたのでしょうね。
名物の駅そばはまだホームにあった頃です。待合室まで持ち込まれたそれのツユも香しく。
それこそ待合室のベンチで語る千夜一夜の物語になってしまいますね。
[ 2019/06/16 22:04 ] [ 編集 ]

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