北国の短い夏 兜沼 AM4:50

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宗谷本線 兜沼   1981年


1981年夏、初めての北海道。

とりあえず北へ、とサロベツ原野の真ん中まで来たものの特に当てもなく、

たまたま駅前に手頃な民宿があったので下車したもの。

もう夕刻で、同宿になったチャリンコ青年と夕飯を食べた後、疲れがピーク

に達していた風太郎はすぐ寝てしまった。

夏の北海道は白夜に近いから3時過ぎには明るくなる。異常に早い時間に

目を覚ました風太郎は、そっと民宿を抜け出して周囲の牧草地をウロウロ

する。せっかくだから北海道らしいシーナリーで撮りたいじゃないの。

朝露を踏んで小高い丘に登ると、まだ朝焼けの色が残る空の下、線路が

地平線まで伸びていた。

南側から突然列車が現れたので慌てて撮る。

まだ5時前だったと思う。冷気が少し忍び寄るような、北国の短い夏の朝。


追記

ところで、聡明な鉄ちゃんの皆さんは、「この急行編成は何か」と思われるだろう。

風太郎はこの写真を長くお蔵入りにした挙句、「これは宗谷だろー」と長く

信じていたのだが、この時間帯、しかも下り方向に「宗谷」が走る訳がない。

謎が深まるが、ハタと思い立ったのは、この時期、臨時夜行急行「利尻51号」

が走っていたこと。兜沼通過は4:50位だから風太郎の記憶とピタリ符合する。

もうひとつ謎なのはこの小1時間後に本家「利尻」が通過したはずだが、どこを

ひっくり返しても写真がない。撮った記憶もない。

急に眠気に襲われて寝てしまったのか。いかに「列車」そのものに興味が薄かった

とはいえ、これはあんまりである。


30年後の謎解きもまた愉しきかな。しかしさらに謎を深めてしまうのがこの

当時の風太郎の行動である。


HPはこちら
「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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