逃した魚は

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  「沈黙の冬 音威子府」より     北海道 音威子府村  2011年



朝6時19分、気温-20℃。

明日から3月というのに音威子府は真冬の只中にあった。川辺の木々は霧氷を纏って息を飲むように美しい。

日の出前だが既に明るく、天塩川の川面には乳白色の霧が流れ、朝焼けを映す川面と柔らかなコントラストを作っていた。

実は後方の山の中腹には宗谷本線の線路が通っており、この手の写真では人工物は極力隠したいから、川霧は好都合だったのだ。

しかしこのカットの直後、霧は少しづつ低くなり、線路敷の擁壁が見え始めた。


チッと舌打ちしてよそ見をしていると視界の隅に何やら動くものがある。白煙をもくもくと吹き上げる銀色の物体、キハ54だ!

この区間は平坦だし、ダブルエンジンはパワフルで呆然とする風太郎を尻目にあっという間に通過してしまった。

最高のシチュエーションと、噂には聞いていたがSLと見紛うような排気煙(蒸気?)を目の当たりにして、地団駄踏んだのは言うまでも無い。

寒さと霧氷の美しさに気をとられ、「鉄」の事をすっかり忘れていたのだ。


体長2m近くまでなるという怪魚「イトウ」も棲むとされる天塩川北部だけに、逃した魚は大きかったというところか。



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[ 2012/07/09 21:29 ] 音威子府 | TB(0) | CM(0)

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