レール・オリエンテーリング

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   磐越西線  1982年



木製の垂直な背もたれは61系客車の特徴で、一応モケットが付いた35系客車に挟まれて

肩身が狭そうな感じがしたもの。


しかし本日のお題は、妻面に付いた「レール・オリエンテーリング」のポスターである。

これは当時「鉄」に関わった人なら鮮烈に記憶に残っているであろう「いい旅チャレンジ2万㎞」

のキャンペーン広告で、相当な大宣伝がなされていた。


「いい旅・・」は、宮脇俊三氏の国鉄全線完乗をテーマにした著作「時刻表2万キロ」に端を発した

今でいう乗り鉄ブームに便乗したもので、乗車路線の両端の駅で駅名標と共に写真を撮り、事務局に

送れば「認定」され、全線完乗認定を最高峰とするもの。1980年に始まり、1990年に終わったという。

完乗の高い壁となっていた、盲腸線を始めとする地方ローカル線がその間に軒並み消え、「完乗の偉さ」

が地盤沈下した事と無関係ではあるまい。


さてその広告であるが、写真に写っているポスターはビジュアル的にどう見ても成功とは言い難い。

カメラを抱えた鉄ヲタ少年が思い切りハジケている様は何とも痛く、モノクロだから分からないが

少年の服装はシャツが赤、ズボンが緑と、物凄いセンスである。「ゲロうっとおしい」と、当時の

風太郎の知る鉄ヲタ達には散々な評価を受けていた、有名な広告である。

(風太郎も含めそういう連中も世間からどう見えていたかは別として)


本来ならこの場所には黄ばんだ「日本国有鉄道路線図」がお似合いであり、それも珍しいものでは

なかったから、なぜわざわざこの痛い広告を写真に撮ったかは不明である。

まあこれもひとつの時代の記録。



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[ 2013/03/11 22:27 ] 昔の旅 東北の国鉄・JR | TB(0) | CM(2)

こちらでしたのね

こんばんは。

61系客車の背もたれがお題ではなく、
ポスターだったのですね(笑)

これ、私も何となく覚えています。
確かに派手な色使いでしたよね・・・

でも「時代」を描写する風太郎さまの姿勢は
やっぱり凄いです。
[ 2013/03/12 21:33 ] [ 編集 ]

その時代

いぬばしり さま

コメント有難うございます。

時代を写していたと気付くのは、それが「歴史」になってからの事で、
撮った時はごく平凡なローカル線の一風景でした。

本当に沢山貼ってありましたね。
「青春18きっぷ」もこのキャンペーンのために生まれたとか・・・。
乗り鉄派では無かったのでキャンペーンそのものに興味はありませんでしたが、
ポスターがどうであれ、トシをとると過去の事は皆懐かしく、美化されて目に映るものです。
[ 2013/03/12 22:12 ] [ 編集 ]

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