時間旅行

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  わたらせ渓谷鐡道 上神梅  2014年








風太郎がかつて旅を重ねた1980年代は、特に地方ローカル地域における交通体系として

鉄道の凋落が決定的になった時代であり、昔ながらの鉄道風景が急速に失われる途上でもあった。


しかし少ないながら列車の時間が迫れば、どこからともなく人影が駅に現れたし、古いながらも

よく手入れされた駅舎には暖かなストーブが燃え、寡黙な駅長が静かに事務を執っていた。


今寂しいのは、列車が来ても誰も乗らない、降りない事。

駅舎は暗く冷え冷えとした空気の中に沈んでいる事。

残された木製のベンチが、丸くなった角や滑らかな木肌でかつての賑わいを伝えるなら、

そこにかえって失ったものの多さに気付いたりする。


一度限りでいいから時計の針を戻せたら、の想いは年と共に折り重なっていくようだ。








© 2011 風太郎のPな日々 All rights reserved


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東南アジアで最も携帯が普及していない国と言われたミャンマーも、

一度火が付けば瞬く間にそれは拡がり、SNSは花盛りという。

当局の通信遮断も伝えられるが、絆への渇望まで断ち切る事は出来まい。


ミャンマーの軍事クーデターに抗議します。


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[ 2021/03/07 20:42 ] 日々雑感 | TB(0) | CM(0)

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