わたらせ渓谷鐡道 上神梅 2014年
風太郎がかつて旅を重ねた1980年代は、特に地方ローカル地域における交通体系として
鉄道の凋落が決定的になった時代であり、昔ながらの鉄道風景が急速に失われる途上でもあった。
しかし少ないながら列車の時間が迫れば、どこからともなく人影が駅に現れたし、古いながらも
よく手入れされた駅舎には暖かなストーブが燃え、寡黙な駅長が静かに事務を執っていた。
今寂しいのは、列車が来ても誰も乗らない、降りない事。
駅舎は暗く冷え冷えとした空気の中に沈んでいる事。
残された木製のベンチが、丸くなった角や滑らかな木肌でかつての賑わいを伝えるなら、
そこにかえって失ったものの多さに気付いたりする。
一度限りでいいから時計の針を戻せたら、の想いは年と共に折り重なっていくようだ。
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