大井川鐡道  その3 茶畑

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   大井川鐡道  田野口   2013年7月



沿線はとにかくお茶、お茶、お茶である。

国内生産量第一位の「静岡茶」の起源は800年位遡るらしいが、大井川鐵道沿線のいわゆる「川根茶」の栽培は

1700年代中頃から始まったとされる。適度な寒暖差と適度な日照、適度な湿度と、適度尽くしの必要条件は、

極めて微妙な香りや味という普通の農産物と異なる嗜好品ゆえの難しさがあるものと思うし、それらをクリア

した川根茶こそ最高のブランドと地元では胸を張るようだ。霜が降りると茶葉は一発でダメになるようで、

霜よけのプロペラの林立とモコモコとした畑は独特な景観を沿線に添えている。


基幹となる農産物、しかもある程度のブランド性をもつそれは、現金収入の確保をはじめ沿線経済を比較的

豊かに支えている事は確かで、ダムの物資輸送や原木輸送といった当初の目的を失った後も大井川鐵道が存続

しているのは「お茶」のお陰と言えなくもない。


電車は茶畑に埋もれるようにやって来る。近鉄・京阪・南海と関西系の特急車クラスを集めた陣容は、

ローカル線としてはどうにも違和感があるのは否めないのだが、良く見ると車体の傷みも目立つ。

旧型車は各地で吐き出されるし、補修よりも使い捨て感覚があるのだろうか。

SL「かわね路号」も汽笛を谷間に響かせて走る。煙はスカだが旧型客車で固めているのは良し。



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大井川鐡道  大和田    2013年7月



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[ 2013/07/21 14:33 ] 最近の旅 中部甲信越 | TB(0) | CM(8)

京阪旧3000系

風太郎さま

遂に本線運用を終えた京阪3000系。
京阪といえば、宇治線でこちらもお茶の産地。
3000系は宇治線に入線しないからやや無理な理屈ですが、
お茶畑に京阪3000系は合うと思います。
遠く東の別天地で働く大阪名門私鉄の名車達を
愛でない手はないですね!!
[ 2013/07/21 17:18 ] [ 編集 ]

京阪=宇治茶

狂電関人 さま

まあ京阪=宇治茶はちょっと思いましたが。
茶畑の緑に京阪・近鉄色は似合いますね。
[ 2013/07/21 20:46 ] [ 編集 ]

こんばんは。
茶畑の中を走る列車のイメージが湧きにくかったのですが、今日よくわかりました。
いいものですね。
川根茶は初めて聞きましたが、風太郎さんは飲まれました?
私はお酒の次にお茶が好きなので、とても興味深いです。^^
[ 2013/07/21 21:03 ] [ 編集 ]

川根茶

いろもりカラスさま

京都にも「宇治茶」があるので茶畑と電車の風景は見られるかと思います。
でもローカル色となるとやっぱりここでしょうね。

川根茶、飲みましたよー。
細かく言えばピンキリなのでしょうが、やっぱりお茶の味には極めてうるさい土地柄もあって、
まずいお茶に当たる事はありません。

特に甘党という訳でも無いのですが、あんこものとお茶のコラボは絶品です。
[ 2013/07/21 21:22 ] [ 編集 ]

茶畑

こんばんは。

悠々と流れる大井川と共に、大鐵で外せないのが茶畑。
あの段々茶畑は、日本全国の鉄道沿線を探しても珍しい風景ではないかと。
それをしっかり表現されている風太郎さま、流石です!!

電車は確かに昔の栄華が感じられない程くたびれていますよね。
でもそれが「味わいマシマシ」なんですよね。
南海車にいたっては「お化け電車」化してるような(笑)
あっ、お化け電車と言えば、昨年行った銚子電鉄のクリーム色のやつは
本当にそう思いましたよ。
[ 2013/07/21 22:18 ] [ 編集 ]

お化け電車

いぬばしり さま

大鐵沿線は茶畑ばかりのようで、スッキリ鉄道と絡められる場所がなかなか見つかりませんでした。

通い詰められているいぬばしり さんにお見せするのは恥ずかしいような写真ですが。。。

くたびれた車両は大好きなので全然構わないのですが、
昔の蒲原などは古いなりに手入れが行き届いている感じがしたもの。
このあたりが現代のローカル私鉄はちょっと違ってきてるのかなあと思ったもんですから。
[ 2013/07/21 23:21 ] [ 編集 ]

風太郎様

一枚目
茶畑 まるで整備された緑地のように整然としているのですね
綺麗な緑です
その緑の向こう 走行する列車
二色の色彩が緑に似合います

二枚目
曲線を描くSL「かわね路号」
初めて見ました
私にとっては レトロ感よりも
ミステリー映画に登場するかのような魅惑的な列車に見えます

昨日は 今日も公休日なので 宮崎駿監督作品
「 風立ちぬ 」観賞し 遅く帰宅しました
宮崎駿の映画にも登場しても 素敵な外観の列車だとも感じました

風太郎様の撮影意図とは異なっていますが
私の感想を素直に書かせて頂きました

[ 2013/07/22 08:51 ] [ 編集 ]

客車の夢

りら さま

そうですか、りらさんの世代ではこの客車は映画の中の大道具のようにも見えるんですね。

おじさんの世代では、この客車は地方に行けば通勤通学をはじめ、まさにゲタ代わり、

日常そのものの車両でした。

古くて汚くてギシギシいうのですが、そこに腰を下ろすと、旅に出た実感がじわりと滲み出たもの。

「風たちぬ」、まだ見ていませんが、永遠の少年が見果てぬ夢を追うような映画ではないでしょうか。

やっぱり男は幾つになっても昔見た夢を追うものです。
[ 2013/07/22 21:34 ] [ 編集 ]

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