氷見の昭和

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  氷見昭和館   2013年8月



立山の麓から、今回のメインディッシュの「室堂」まで行こうとしたのだけれど、山の上は雨天のようで

急遽翌日に延期。行き当たりばったりだが、当日の天気を見て行き先を変えるフレキシブルさは長年の

写真道楽の癖ともいえる。富山の「下界」を巡る事にしたものの、猛暑の一日。日本海の向こうに立山連山が

望める雨晴海岸も行ったけれど、当然見えず。氷見の「道の駅」でたまたまパンフを見かけたので、

「氷見昭和館」なる施設に行く。



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ここは苦楽多みきよしさんなる個人オーナーが収集した「昭和グッズ」の数々を展示しているもので、

ご覧の通りのコレクションには圧倒される。駄菓子屋・文房具屋・本屋・カメラ屋・時計屋と店舗仕立ての

展示もあれば、琺瑯看板にミゼットのような車、バイクまで至れり尽くせり。もともと老舗旅館の娯楽室に

置いてあったというジュークボックスが自慢の逸品のようで、内部にセットされたシングルレコードが

純メカニックに移動してプレーヤーに掛かる。不動のものを3万円で買って自分で修理、完動品になった

今なら100万は下らん、との事。


風太郎のかつてのローカル線の旅は、まさにこれら昭和グッズが現役で生きていた時代。旅の思い出も

蘇って来て、こういう展示にはつい見入ってしまう。



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「初恋の味 カルピス」はレアもレア、超お宝との事。

かつてローカル線の線路際はこんな琺瑯看板で埋まっていた。いつのまにか、すっかり見なくなった風景。


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  オーナーの苦楽多さん



本業は「日本で二番目にうまい似顔絵師」との事だが、どうやってこれを集めたのか聞いたところ、

「情報と、まあ、カネだね」との事。廃業する店舗や、地方の民家の蔵開けで相当いろいろ出て来るそうだ。

話だしたら止まらない楽しくエネルギッシュな方。意外と言っては失礼だが思わぬところで楽しませて

いただいた。マスコミの紹介や口コミでだんだん有名になっているようだ。

施設は地元の町おこしの助成金のお陰で建ったとの事。行政による、つまらんハコモノ町おこしでは無く、

どうせ税金を使うならこういう楽しい趣味人を後押しした方が余程地元のためになる、と改めて。



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HPはこちら
「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2013/08/16 22:13 ] 最近の旅 中部甲信越 | TB(0) | CM(8)

風太郎様

楽しい 可愛い 大好きです
川越のお菓子横丁思い出しました
駄菓子屋さんの中に
一枚目のような光景が広がっていました

青梅に昭和のレトロ商品博物館があり
今回 風太郎様が撮影されたお写真に雰囲気が似ています
以前から 行ってみたいと思いながら行きそびれていました

苦楽多みきよしさんなる個人オーナーが収集した「昭和グッズ」とのこと
個人でこれだけのものを 集めるのは
相当の長い時間と情熱があってのことでしょう

「氷見昭和館」 旅の楽しい思い出の一つになりましたね


[ 2013/08/16 22:39 ] [ 編集 ]

時代のエネルギー

りら さま

おじさんの世代は、この展示品たちとまさに同じ時間を過ごしたので、
何か自分の歴史を振り返るような気がするのです。

日本がまだ貧しかった時代の品々ですが、少しでも上を求めて、
懸命に坂を駆けあがっていた時代のエネルギーを感じるのも惹かれる理由かも知れません。
豊かさと引き換えに大事なものを失くしているのにも気づかされます。

りらさんの世代ではどんな風に思われるのか、興味があります。


オーナーも魅力的な趣味人でした。道楽もここまで突き詰めれば、という事ですね。

[ 2013/08/16 23:08 ] [ 編集 ]

こんにちは

昭和の・・・と聞いて あるかな・・・と思い
スクロールして行ったら、ありました、あのカルピスの絵。これこれ。
カルピスと言えば、あの目が離せなくなる、おそらくはヒューマノイドと思われる、おしゃれでシンプルなあの方。
すばらしいです いつ見てもあのデザインの素晴らしさに感動です

昭和が過ぎて気が付いたらもう20年以上たつんですね
昭和を想うのには 夏が似合う気がします
「少年時代」の影響か、自分の子どものころの強い記憶が、夏休みの駄菓子屋さんにあるせいか・・・

サザエさんがカツオくんに宿題はどうしたと詰め寄るような夏休みの光景は 
昭和であろうと平成であろうとかわらないですが・・・(笑)

[ 2013/08/17 08:04 ] [ 編集 ]

氷見

風太郎さま

こんなのがあったんですね。
氷見へは、寝台特急北陸最後の冬に寒ブリをいただきに行っただけ。

富山湾越しの立山連峰にも会いに行かなきゃ。
[ 2013/08/17 08:47 ] [ 編集 ]

時折、博物館や資料館などでほんの一部を見かけることがありますが、これは凄い蒐集品ですね。
個人の蒐集とはまた驚きです。
戦中戦後を生きた私としてはまさにお宝の山に見えます。
[ 2013/08/17 16:25 ] [ 編集 ]

昭和の看板

Jamさま

カルピスの看板は有名なデザインの割に本当に入手が難しいそうで、
この壁の看板全部より高い、というのはオーナーの弁。
カルピスとは現液を水で薄めて作るもの、というのを今時の子供は
知っているのでしょうか。

私にとっての昭和は、やはり線路際の琺瑯看板でした。
あれは地域性もあって楽しかったです。北海道なら「北紡毛糸」でしょうか。
厳しい冬と暖かな毛糸のマフラーを想ったもの。


[ 2013/08/17 17:27 ] [ 編集 ]

氷見

狂電関人 さま

立山バックの氷見線、はやっぱり条件が揃わないと、というところでしょうか。

とにかく真夏の陽気の雨晴海岸でした。でも海はきれいに透き通っていましたね。

[ 2013/08/17 17:39 ] [ 編集 ]

モノ持ちの良さ

はせがわさま

こういった施設は公営民営含め各地に点在するようですが、これ程のボリュームはあまり見ません。
富山は持ち家率全国一、昔のモノを大事に保管しておく習慣もあるのでしょうか。
不用品の提供を呼び掛けると驚くほどのお宝が集まるそうです。

ある種の執念が必要で、個人だからこそ出来る事のような気がします。
[ 2013/08/17 17:44 ] [ 編集 ]

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